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五夜【甘い戯れと赦し】
5-10
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「・・・あ~~~~・・・好きすぎて苦しい、って嬉しすぎてニヤける・・・」
両手で顔を覆って天を仰ぎ、私を抱きしめる顔は言葉のままのニヤけ顔。
「・・・こんな甘えたで、俺を好き過ぎるなんて、可愛すぎて俺も困る・・・泣き虫も可愛い。」
「・・・自分で、自分の面倒くささをどうしたらいいかわかんない」
手に負えない感情を、子供みたいにぶつけても、嬉しそうに面白そうに笑っている。
「私本気で困ってるんだけど・・・」
泣きながら怒ってみても、桜太はさらに笑って、なんなら声に出して笑うし、私を抱きしめたままソファーに転がった。
「ふ、ははは・・・あはは・・・げほ・・・いや、面倒くささも、困ってるのも、そのまま俺に言えばいいんじゃない?」
「・・・へ?」
・・・解決したのか・・・?してないのかわからないけど、事も無げに桜太は言う。
ポカーンとしたら、鼻水が垂れた・・・
「・・・椎娜、鼻・・・(笑)」
それもティッシュで拭いてくれる。
「俺は嬉しいから、椎娜はそのまま俺に吐き出したらいいよ。」
さっきまでの焦りも、苦しさも、鼻水さえ拭かれたら、「なんか・・・どうでもいいのでは・・・?彼氏がいいよ、って言うなら、いいのでは・・・???」と、なんで悩んでいたかわからなくなって、いつの間にか涙は止まっていた。
両手で顔を覆って天を仰ぎ、私を抱きしめる顔は言葉のままのニヤけ顔。
「・・・こんな甘えたで、俺を好き過ぎるなんて、可愛すぎて俺も困る・・・泣き虫も可愛い。」
「・・・自分で、自分の面倒くささをどうしたらいいかわかんない」
手に負えない感情を、子供みたいにぶつけても、嬉しそうに面白そうに笑っている。
「私本気で困ってるんだけど・・・」
泣きながら怒ってみても、桜太はさらに笑って、なんなら声に出して笑うし、私を抱きしめたままソファーに転がった。
「ふ、ははは・・・あはは・・・げほ・・・いや、面倒くささも、困ってるのも、そのまま俺に言えばいいんじゃない?」
「・・・へ?」
・・・解決したのか・・・?してないのかわからないけど、事も無げに桜太は言う。
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「・・・椎娜、鼻・・・(笑)」
それもティッシュで拭いてくれる。
「俺は嬉しいから、椎娜はそのまま俺に吐き出したらいいよ。」
さっきまでの焦りも、苦しさも、鼻水さえ拭かれたら、「なんか・・・どうでもいいのでは・・・?彼氏がいいよ、って言うなら、いいのでは・・・???」と、なんで悩んでいたかわからなくなって、いつの間にか涙は止まっていた。
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