徒然なる恋の話

焔 はる

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四夜【藍の深淵】

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会えない3日間が、寂しくなかったという椎娜の言葉に一瞬、聞いた俺が寂しくなり、若干のショックを受けた。

まぁ・・・そういうところはドライかな、と思ってはいたけど、実際に聞いてしまうと、結構ショックというか、寂しいというか・・・。

けれどそれはすぐに、「寂しくなかったけど、逢いたかった」と言葉が加えられた。


・・・ずるい・・・


・・・それはずるい・・・


・・・・・・もう、むり・・・天使・・・


いや、俺、ほんとにやばい。


「ぎゅっとして」って・・・


「離れて」と言った口が、自分から「ぎゅっとして」なんて・・・

・・・きっと、椎娜だから可愛くて赦せるって、椎娜基準になっている。


いや・・・はぁ・・・つら・・・


好きがつらい・・・


自分の心も体も許してくれると、甘えた・・・・になることもわかった。

それをつい口にしたら、「だめ?」と聞かれたけど、ダメなわけないだろ・・・!

もう、むしろ甘えたを全開放希望だし、塩対応の合間、甘えたの合間の塩、どちらも可愛くて、やばい性癖が目覚めそうだ。


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