徒然なる恋の話

三夜【淡き水光】

3-32

柔らかな恥丘にも、何度も唇で軽く触れたり、甘噛みを繰り返す。

｢んン･･････くすぐったい･･･｣

椎娜の手が俺の頭を押す。

けれどその声は甘さを含み、見上げれば熱を宿した瞳と視線がぶつかる。


｢･･･ここ、薄いね･･･｣

｢･･･やだ？｣

｢ううん･･･舐めやすくて、可愛い･･･｣

｢･･･ばか｣

デリケートな場所を覆う茂みものがなく、指で触れて舌を這わせれば、身体のどこよりも柔らかい感触を直に感じる。

椎娜は少しだけ不安そうに聞き返したが、全て見えてしまういやらしさも、唇で食んだ感触も、興奮材料にしかならない。


｢･･･濡れてるのも丸見え･･･｣


･･･でも、ヒクついて蜜を垂らすソコには触れない。


恥丘から縁取るように唇を押し当てても、ソコには触れない･･･。


｢っ･･･ねぇ、なんで･･･？？｣


･･･ほら。


｢なんでって･･･？｣


気づかないふり。


｢～～っ･･･周り・・ばっかり･･･｣


もどかしくて、触れてほしくて･･･

ナカに入れてほしいんだろうな･･･



･･････わかってるよ。



｢周り触っちゃだめなの･･･？｣

｢･･･だめじゃ、ないけど･･･ちゃんと、シて･･･｣



･････････あぁぁ～～～～

･･････可愛い･･････

唇尖らせて、｢ちゃんとシて｣、って･･･

･･･もどかしさに大層ご不満なんですね･･･



椎娜は足の間にある俺の顔に、太腿を擦り寄せた。

それを捕まえ、唇を押し当てて強く吸った。


｢んっ･･･ゃ、ぁ、･･･付けないで、って言ったのに･･･｣

｢･･･見えなければいいんでしょ？｣

｢･･････へんなところはいやって言った｣

｢･･･なんで？見る度に濡れちゃうから･･･？｣

言葉遊びをしながら、ちゅ、ちゅ･･･と唇を押し当て、小さな紅い花をいくつも散らした。

｢･･････思い出しちゃうから･･････｣

｢俺に抱かれた事？｣

｢ん･･･｣

｢･･････じゃあ、もっとつけないと。｣

｢！！なん、でっ･･･んんッ･･･！！｣


蜜の滴るソコをひと撫でし、蜜を纏った２本の指をグジュ･･･と水音を立てて突っ込んだ。