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三夜【淡き水光】
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「はいはい。変なとこがどこなのかは、また教えてよ、「ココはダメ」って・・・俺に抱かれながら。」
「~~!!もう!!」
あ~~可愛い。
可愛いくて辛い・・・。
腕の中から逃げてしまった椎娜は、着替えを持って戻ってくると、バスタオルを俺に押し付けて、「シャワー浴びてくるから、桜太は後から使って。絶対来ないでよ。」と念を押して風呂場に行った。
・・・・・・ほんっっ・・・と、なんなんだろう、可愛すぎて俺は馬鹿になったんじゃないだろうか。
シャワーから戻ってきた椎娜は。
「・・・・・・・・・いっぱいついてた」
髪をタオルで拭きながら、ボソッとぶつけてきた。
「なにが??」
「・・・・・・・・・赤いやつ・・・」
「・・・どんなとこについてた?」
ベッドに座ったまま、足の間に椎娜の手を引いて、タオルを奪い、両手を包んで指先に唇で触れた。
「・・・・・・・・・いろんなとこ」
・・・・・・見たくせに。
どこについてるか、身体中探したくせに。
昨夜、どんなことをしたか、どんなことをされたか、俺がどんな風に椎娜に触れて、自分がどんな風に感じたか、頭に蘇ったはすだ。
「・・・いろんなとこ、ね・・・。俺が大好きなとこだよ。」
立ち上がって頭を撫で、バスタオルを手にして椎娜から離れた。
色んなとこ・・・
身体中にあったはずだ。
白い肌のあちこちに。
腕を上げた胸の横に。
左右の胸に、鳩尾に、
脇腹に、下腹部に、
足の付け根に、
足を広げた左右の柔らかい皮膚に、
鏡に映さないと見えないうなじに、
背中中に、肩甲骨に、
腰にも、おしりにも、
太腿の裏にも。
どこを見ても目に入るはず。
触れた場所すべて、愛した場所すべて、
俺が大好きなとこ。
それは暗に、「すべて大好きだよ」ということ。
「~~!!もう!!」
あ~~可愛い。
可愛いくて辛い・・・。
腕の中から逃げてしまった椎娜は、着替えを持って戻ってくると、バスタオルを俺に押し付けて、「シャワー浴びてくるから、桜太は後から使って。絶対来ないでよ。」と念を押して風呂場に行った。
・・・・・・ほんっっ・・・と、なんなんだろう、可愛すぎて俺は馬鹿になったんじゃないだろうか。
シャワーから戻ってきた椎娜は。
「・・・・・・・・・いっぱいついてた」
髪をタオルで拭きながら、ボソッとぶつけてきた。
「なにが??」
「・・・・・・・・・赤いやつ・・・」
「・・・どんなとこについてた?」
ベッドに座ったまま、足の間に椎娜の手を引いて、タオルを奪い、両手を包んで指先に唇で触れた。
「・・・・・・・・・いろんなとこ」
・・・・・・見たくせに。
どこについてるか、身体中探したくせに。
昨夜、どんなことをしたか、どんなことをされたか、俺がどんな風に椎娜に触れて、自分がどんな風に感じたか、頭に蘇ったはすだ。
「・・・いろんなとこ、ね・・・。俺が大好きなとこだよ。」
立ち上がって頭を撫で、バスタオルを手にして椎娜から離れた。
色んなとこ・・・
身体中にあったはずだ。
白い肌のあちこちに。
腕を上げた胸の横に。
左右の胸に、鳩尾に、
脇腹に、下腹部に、
足の付け根に、
足を広げた左右の柔らかい皮膚に、
鏡に映さないと見えないうなじに、
背中中に、肩甲骨に、
腰にも、おしりにも、
太腿の裏にも。
どこを見ても目に入るはず。
触れた場所すべて、愛した場所すべて、
俺が大好きなとこ。
それは暗に、「すべて大好きだよ」ということ。
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