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三夜【淡き水光】
3-2
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「・・・服、取って」
・・・なんで、頭からタオルケットかぶったままなの、てるてる坊主みたいだよ・・・
可愛いけど、言ったら拗ねてまたくるまってしまうんだろうな。
唇を噛み締めてニヤけそうになるのを堪えた。
ちょっとマジメにしよう。
可愛いお姫様のご機嫌をこれ以上損ねないように、俺は昨夜脱がしてラグに放ったキャミソールとショートパンツ、ではなく。
「?なんで桜太のTシャツ・・・?それに、おぱんつは・・・?」
あ、気づいちゃった。
「・・・・・・おぱんつは・・・汚しちゃったから違うのがいいでしょ?とりあえず、俺のTシャツなら下隠れるし。」
それ着て服取りに行きな、という意味だったのだけど・・・
昨夜の、何を、どの場面を思い出したのか、一瞬で顔は真っ赤に、唇をわなわなさせて、ひったくるようにTシャツを鷲掴んで頭から被った。
・・・え・・・
だから、ほんと、ねぇ・・・何を思い出したの・・・?
ちょっと、おねぇさん・・・
気になるから聞きたい、何が好きだった?とか、どこがよかった?とか抱きしめて逃がさないようにして聞きたい・・・!!
けど今はだめだ・・・
きっと今頃・・・
あ、ほら、来た。
・・・なんで、頭からタオルケットかぶったままなの、てるてる坊主みたいだよ・・・
可愛いけど、言ったら拗ねてまたくるまってしまうんだろうな。
唇を噛み締めてニヤけそうになるのを堪えた。
ちょっとマジメにしよう。
可愛いお姫様のご機嫌をこれ以上損ねないように、俺は昨夜脱がしてラグに放ったキャミソールとショートパンツ、ではなく。
「?なんで桜太のTシャツ・・・?それに、おぱんつは・・・?」
あ、気づいちゃった。
「・・・・・・おぱんつは・・・汚しちゃったから違うのがいいでしょ?とりあえず、俺のTシャツなら下隠れるし。」
それ着て服取りに行きな、という意味だったのだけど・・・
昨夜の、何を、どの場面を思い出したのか、一瞬で顔は真っ赤に、唇をわなわなさせて、ひったくるようにTシャツを鷲掴んで頭から被った。
・・・え・・・
だから、ほんと、ねぇ・・・何を思い出したの・・・?
ちょっと、おねぇさん・・・
気になるから聞きたい、何が好きだった?とか、どこがよかった?とか抱きしめて逃がさないようにして聞きたい・・・!!
けど今はだめだ・・・
きっと今頃・・・
あ、ほら、来た。
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