徒然なる恋の話

焔 はる

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二.五夜 【想いはカタチを変えて】

2.5-19

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「っあっ・・・!やぁっ、ん、んん・・・なん、で・・・」

支えを失い、自分の体の重みそのままに、俺を深く飲み込んだ衝撃に椎娜の背中が弓なりにしなる。

はっ・・・はっ・・・と溺れたみたいに喘ぎながら、椎娜は「なんで??」と責めるように俺を見つめる。

その目が、『支えるって言ったのに』とか『ひどい』って明らかに抗議をしている。

自重がかかり、腰に力も入らず、上にも逃げられず、椎娜の1番深いその場所を俺は押し潰すように突き上げたまま・・・。

「ふふ、ごめん、椎梛かわいすぎ・・・」

もっと椎梛のナカ、入りたい。

そう耳元で今度は俺からの懇願・・・。

お尻を鷲掴みにして・・・

「ッッんんー!!っきゃぁぁっ・・・!」

椎娜の口からは、自分の体重が1点にかかり、胎内を突き上げられた悲鳴が漏れた。

「はっ、はっ、んぅッ・・・っく、る、し、・・・ふか、い、っ・・・よ、ぉ・・・おぅ、たぁ・・・」

涙が溢れる。

1番深い、としての場所をゴツ、ゴツ、と下から突き上げられる苦しさ。

それは、「俺の女」だと、主張し、己を刻みつける行為だった。


・・・椎娜にはもう俺だけでいいから。


過去に男が何人いたって、この椎娜を知らないんなら、いないも同然だ。

嫌な思いは俺が愛して塗り替えていけばいい。

お尻を鷲掴みにされながら、苦しいと喘ぐのに、揺すられ与え続けられる刺激は、段々と甘い快感へと変わり始める。

「あっ・・・んっ、んっ、ふ、ぅん・・・」

「しぃ、なっ・・・っくっ・・・」

「んんッ!あっ、あっ、やんッ・・・アッ・・・また、イッちゃっ・・・」

「っは・・・、イケよ、何度でもっ・・・」 

「あぁッんんッ・・・!」

「っく・・・!」

椎娜が2度目の絶頂を迎えたと同時に、俺は大好きな・・・愛しい椎娜のナカで熱を放った。

ドク・・・ドク・・・と鼓動を刻むように脈打ち、薄い膜越しであっても、キュウキュウと締め付ける椎娜のナカの余韻を味わうようにゆっくりと腰を打ち付けた。
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