徒然なる恋の話

焔 はる

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二.五夜 【想いはカタチを変えて】

2.5-14

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「少しだけ、動くね・・・」

押し進めるのではなく、きゅうっと俺を締め付ける、触れている肉壁を揺する。

これならきっと、挿入より痛まずに感じるようになるはずだ。

「あっんっ、んっ・・・ふぅ、っくっ・・・」

さっきまでの苦痛に歪んだ表情から、与えられる刺激を気持ちよさと感じ、色のある表情に変わる。

思わず漏れる声も吐息も、甘さと艶を含み始めた。

「痛く、ない?」

と問えば、

「ん・・・へ、いき・・・」

小さく息を吐きながら俺を見上げる。

ゆるゆると揺らして振動として刺激を繰り返すうちに、そこは新たな蜜を生み、溢れさせた。

ぱちゅ・・・

くちゅ・・・

身体が感じるほどに、潤滑液として蜜は溢れ、痛みは減って繋がったソコからは水音が響き始めた。

・・・気づいてないかもしれないけど・・・

椎娜は、俺が抑えていなくても自分から足を開き、角度や腰の位置を調節して、更に奥深くへと求めていた。


可愛い・・・

でも言ったら恥ずかしがって怒っちゃうかな・・・

もっと見ていたいしな・・・

俺が内心で葛藤しているのも知らず・・・


「大丈夫だから・・・もっと、きて・・・」


椎娜は腕を伸ばし、首に縋るように巻き付けてきた。

「っ・・・だから・・・そう言うこと言ったらダメだってば・・・人の気も知らないで・・・」


あ~~~~・・・・・・っ

もう、ほんっっとに・・・・・・
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