徒然なる恋の話

二.五夜 【想いはカタチを変えて】

2.5-12

椎娜のナカがさっきまでよりも解れて幾分柔らかくなってきたので、そのまま奥へと侵入する。

椎娜は、

「ん、んん･･･ぜ、んぶ、はぃっ、た･･･？」

と、浅くなる呼吸を整えながら聞いてくるが、ごめん･･･残念だけど･･･

「･･･まだ、半分くらい」

「っ･･･やぁっ･･･おっ、きぃよぅ･･･も、はいんな、いっ･･･」

やだやだ、と甘い声を響かせて椎娜は泣きそうになる。

ごめん･･･ほんと･･･ 

だってまだ半分なんだよ･･･

チラっと、繋がったソコを見れば、まだ全然入り切っていない俺と、濡れてはいたけどギッチリとキツく拡がる秘部がある。

･･･視覚的にこれは物凄くクル・・。

長年片思いの幼馴染み。

その壁をぶっ壊して、やっと、やっと触れることが出来た。

やっと、ナカに入れた･･･。

ごめん、と思うのに、耐えながら俺を受け入れてくれている事が嬉しくて、感動すら覚える。

震えながら俺の腕を掴み、おっきぃ、もう入んないって･･･

可愛すぎるだろ･･･

危うく更なる昂りで大きく・・・・なる所だった俺自身を、冷静に冷静に宥め、折り合いを付けながら、

「ごめんね、泣かないで･･･ちょっと馴染ませようか･･･」

と、押し進めるのを中断して、椎娜に覆い被さるように髪や頬を撫でた。

額に、瞼に、唇に、顔中に唇を寄せる。

ごめん･･･

椎娜のことが、可愛くて可愛くて、愛しくて仕方がないんだよ･･･

痛みに耐える姿も、俺がその原因だというのが嬉しいし、やだやだと言うのに、手で押し退けたり、逃げようとはしないから、体が全然拒否していないのも分かる。

ナカへの侵入を中断してキスをする時に、頬を擦り寄せて唇を求めるように顎を上げたり。

どれもこれもが、どこもかしこもが、可愛くて仕方がない。