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二.五夜 【想いはカタチを変えて】
2.5-8
しおりを挟む俺を見つめる不安そうな椎娜。
額にキスをして、怖くないよ、と言葉を降らす。
緩急をつけながら抽挿して、見つけた椎娜のイイトコロに的確に刺激を与える。
指を抜き挿しする度に、グチュグチュと音を立てて愛液は滴り、下着はビショビショになっていった。
彼氏から「不感症」と言われた、と以前椎娜から聞いていた。
『反応がつまらない』
『なんで濡れないんだ』
『感じろよ』
『俺が下手だって言いたいのか』
そんな言葉をぶつけられるうちに、感じているフリを当たり前にするようになった、と。
・・・それって、男がただ単にヘタクソで、独りよがりなセックスをしてだだけじゃねぇの・・・?
俺の下で、俺が与える刺激が快感に変わっているのは明らかで、椎娜はこんなにも蜜を溢れさせている。
「しーちゃん・・・ココ、こんな風にされたことないの?」
指は止めずに椎娜のナカを掻き混ぜながら聞くと、「わからない、知らない」と、椎娜は辛うじて言葉を紡ぐ。
・・・んだよ・・・
そこまでクソみてぇな男ばかりだったのかと、しかもそれに気づけなかった自分に怒りが湧き上がる。
ほんと・・・
もっと早くこうしてりゃよかったんだ・・・
好きな思いは変わらずにあったのに・・・。
グチュッ・・・!!!!
俺は、椎娜のナカに刻まれた全ての感覚を上書きするよう指の動きを激しくした。
腕を纏めていた俺の左手が緩み、椎娜は自由になった左手で俺の頬に触れた。
力を入れたら折れそうな細い椎娜の指と、俺の左手が絡んだまま繋がれる。
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