徒然なる恋の話

焔 はる

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二.五夜 【想いはカタチを変えて】

2.5-6

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わざと音がするように指を動かす。

ちゅぷちゅぷと音を立てる度に、抵抗が薄れて、椎娜の口からは甘い声が漏れ始める。

溢れ続ける蜜を掬って、剥き出しにした小さい突起を指で押し上げて爪でカリっと引っ掻く。

瞬間、甘い嬌声と共に、快感が強かったのか椎娜の体が跳ねる。

・・・そっか・・・

じゃあ、こっちは・・・?

快感を与えれば与えるほど、トロリとした蜜を溢れさせるそこに中指を押し当て、一気に挿し入れた。

・・・ん・・・

せま・・・

指をきゅうっと締め付ける、熱い椎娜のナカ。

入れたのは指でしかないのに、俺は腰に疼きを感じた。


あ~~・・・・・・やば・・・・・・

トロットロすぎだろ・・・


椎娜に彼氏がいたのと同じように、俺も何人か彼女はいた。

椎娜の代わりにしていたわけではなく、その度、大切にしようとして付き合った。

けれど、付き合って暫くすると結婚を匂わす【彼女】との未来は描けず、【幼馴染みの椎娜】の方が大切だと再認識して別れてからは、悪い言い方だが、椎娜以外の女とは彼女として付き合う事はなく、体の付き合いとして割り切れる女とセフレとして関係を持った。

椎娜にぶつけないよう、【幼馴染み】を壊さないよう、欲と熱を他の女を代替にしていた
俺のそんな汚さ椎娜は知らない。


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