徒然なる恋の話

焔 はる

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二.五夜 【想いはカタチを変えて】

2.5-5

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呼吸を整えながらも、俺から目をそらさない椎娜。

何を考えてるのか問えば、「幼馴染みなのに・・・」、と言う。

・・・そうだね。

たぶん、お互いに、他の誰にも「替えられない」存在だったんだよね・・・

・・・ごめんね・・・

・・・椎娜の気持ちを無視したけど・・・俺はもう、俺が椎娜を本当に大切にするって、幸せにしたいって決めたからさ・・・。

椎娜の両手を左手で纏めてベッドに縫い止める。

「男と女だから。」

そう言葉にしてゆっくりとキスをすれば、抵抗することなく、椎娜は俺を受け入れてくれた。

お互いを確かめるように。

唇を押し当て、離して、唇を舐めて、再び重ねて、下唇を食んで、求めるように漏れた吐息に、少し開かれた椎娜の唇を割り舌を入れた。

互いの呼吸を感じながら、与えるだけじゃなくて椎娜から求めるようにキスを続ける。

右手で椎娜の足を割り、膝頭から白く柔らかな太腿を撫でて、ショートパンツと下着ごと少し隙間を作り、太腿の内側のくぼみ、薄い皮膚に触れた。

指を進め、少し驚いた。

・・・指先には触れる毛の感覚がほとんどなく、愛液を零すそこに辿り着いてしまう。

濡れてる・・・

椎娜は、やだ、さわらないで、と足を閉じようと抵抗をする。

けれど・・・。

逃してなんてやらない。

だって、俺が椎娜のココ・・、こんなふうにしたんでしょ・・・?

好きな女をこんな風にしたのが自分なんて、嬉しさしかないし、興奮する。

抵抗するのを無視して、体を割入れて足を開かせ、無防備に晒される濡れる場所に中指を這わせて撫でる。

ぴちゃ・・・

水音が、2人だけの部屋に響いた。

隠せてなどいないのに、椎娜は顔を背けて隠れようとする。 

耳まで真っ赤にして、めげずに頑張って足を閉じようとするが、俺の体を挟んでいるだけ。

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