徒然なる恋の話

焔 はる

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二夜【新たなる福音】

2-3

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「どうしよう・・・椎娜、指、止まっちゃったよ・・・?ほら、キモチよくなりたかったらおねだり、して?」

「っ・・・おぅた・・・なんで・・・」

埋め込まれたまま、沈黙を続ける桜太の指。

存在感はあるのに、トロトロに蜜を溢れさせるソコに刺激を与えてはくれない。

「やだ、ぁ・・・して・・・してほしぃ、よぅ・・・」

「・・・可愛い。」

ちゅ。

唇が重なる。

桜太の舌が唇をなぞり、こじ開けるように歯列を割り、私の舌を探し当てて絡め取る。

ザラザラとした舌が、側面を撫で、舌を下から持ち上げるように舐める。

混じり合った2人の唾液は、私が飲み込めなかった分が唇の端を伝い流れ出た。

それを桜太が舌で掬いながら、頬、顎、首へと唇を落としていった。


「おぅ、た・・・おねが・・・シて・・・」

私は堪らず、動かしてくれない桜太の指に向かって腰を動かしていた。

ちゅぶ、ちゅぷ・・・

「し・・・っ、ちょ・・・もぉ・・・我慢できなかったの?俺の指使って、1人で気持ちよくなっちゃうなんて・・・やらしくて、本当に可愛い・・・」

じゅぶっ!!ぐじゅっじゅぶっ!

「ふっ、ぅぅんっ・・・!あっんぁッ・・・」

桜太はスピードを上げて、私の中を掻き混ぜる。

追い立てるように、追い詰めるように、桜太の指が与える的確な快感に翻弄されるしかなかった。

「ぅぁっ・・・ぁっ、あっ、ゃぁっ」

「あ、椎娜が好きなとこ・・・ん~でも、こっち、してあげようか・・・」

私のお腹側、天井部に位置するソコを指先をくいっと曲げて抉り、桜太は、

「椎娜のナカ、俺の指だとすぐ届いちゃうね。こんな奥なのに。」

こりっ・・・

「!ンンッ・・・」

体がびくっと跳ねる。

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