徒然なる恋の話

焔 はる

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二夜【新たなる福音】

2-2

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「ぁっ・・・」

「どうしたの?」

小さく漏れた声を桜太は聞き逃さず、更に追い詰める。

桜太に脚を擦り寄せた時、桜太の次の行動に期待し求めた体は、潤った蜜を泉から溢れさせていた。
それを感づかれないように、脚を閉じようとする。

「・・・」

「やっ、まっ、てっ・・・」

桜太は何も言わずに。

「あっ・・・」

溢れた蜜を指に絡め、柔らかな縦筋を撫で上げた。

くぷ・・・くちゅ、くちゅ

秘裂を指で押し開き、力を入れず、濡れた指先を滑らせるだけで、卑猥な音は部屋に響いた。

「くす・・・椎娜、もぅ、ぬれぬれじゃん。」

ちゅぷっ。ちゅぷ。

入り口を浅く出し入れされる指先に焦れったさを感じ、私の腰は無意識に桜太の指を求めてその動きを追っていた。

「あっ、んぅ・・・っ」

「・・・やらしぃなぁ。腰揺らしちゃって・・・欲しいの?俺の指。気持ちよくなりたかったら・・・可愛くお強請り、して?」

耳元に唇を寄せ、囁かれる言葉は、耳から脳へとじんわりと響き、胸はゆうべの交わりを思い出して熱くなった。

その熱は私の中心へと下り、桜太の指先だけを含んだ秘裂をキュッと締め付けてしまう。

恥ずかしいほどに蜜が溢れたソコは、桜太の指をなんなく受け入れていた。

「椎娜のナカ、柔らかいままだよ。一気に2本、指入っちゃった。ほら・・・お強請りしてくれないの・・・?聞きたいなぁ・・・」

再び耳元で囁く、低く甘い声音。

ずるい・・・

桜太はゆるゆると、ゆーっくりと抽挿をする。

それはとてももどかしくて、疼くように腰を揺らしてしまう。

桜太が指を挿し入れる時には押しつけるように腰を突き出し、指が引き抜かれる時には、指がナカのイイトコロを擦るように腰を引く。

ぐちゅっ・・・ぬちゅっ・・・

「ん・・・あ・・・」

「椎娜・・・すごくいやらしい・・・」

そう言うと、桜太は指を止めてしまう。

え・・・

なん、で・・・


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