徒然なる恋の話

焔 はる

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一夜【 淡き光 】

1-10

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私の体を支えたまま、首、肩、胸、腹、へと口付け、脚を抱えるように持ち上げて開かせる。

「やっ・・・!ま、やだっ、やめ、てっ」

されたことなどなくとも、わかってしまったそれに、私はなんとか対抗する。
脚を閉じようともがき、体を捩り、起こそうとしても、この獣の前では無駄な足掻きだった。

桜太は、開いた脚の間で左右の太腿の内側に口付けて小さな痛みとともに、紅い花を散らす。

そして。

ぴちゃ・・・

「んんっー!」

熱く、柔らかなものが、桜太が弄び、濡れて解れたそこに触れた。
それが舌だとは、考えなくても分かり、恥ずかしさと、与えられる温かな刺激に頭と体が付いていけなくなりそうだった。

「おぅた、やだ、よぅ・・・なん、で舐め・・・」

「椎梛の味・・・これもされたことないんだろ」

「っ!」

視線を合わせたまま桜太は続ける。

「椎梛の味・・・。すごく興奮する」

「っっ!!な、なん、でっ・・・ぁんっ・・・そ、いぅこ、とっ・・・ぁぁっ」


「何年越しだと思ってるの。気づいてくれない椎娜への思い。こんなんじゃ全然足りないよ・・・」

じゅるっ、と音を立てて、桜太は蜜が溢れ続けるソコを吸い上げた。

ちゅぷ、じゅぷ、と音を鳴らしながら、舌を出し入れする。

「ん・・・どんどん溢れてくる。舐められるの好き?」

「なっ・・・んな、わかんなっ・・・」

「ふぅん、ま、いいけど。俺は好きだから。椎梛の味も。」

「っッ!味、とかっ・・・やぁ、ッん、ぅ、言わなっ・・・」

「ずっと可愛がってたいんだけど、俺もそろそろ限界なんだよね・・・」

「・・・?」

桜太は私の膝に口づけてから抱えていた脚を下ろし、下着の上からでも質量を主張する自身の熱の塊を解放した。

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