徒然なる恋の話

焔 はる

文字の大きさ
上 下
7 / 617
一夜【 淡き光 】

1-7

しおりを挟む
ちゅぷ

ちゅぷ

「んっ、ぁぅ・・・」

潤いすぎたソコは、桜太の指先が秘裂をなぞるように行ったり来たり、滑る動きに合わせて水音を響かせる。

「ねぇ、しーちゃんはどっちが好き?こっちと」

そう言って、溢れた蜜を掬い、触れた小さな突起。

指先で押し上げ、爪でカリッと引っ掻く。

その瞬間、爪先から背中を強い快感が走った。

「やっんッ・・・!」

「そっか、こっちも好きなんだね。じゃあこっちは?」

快感を与えられるほどに潤い続けるソコへ、指先が押し当てられ、圧迫感と共に、骨張った指がナカへと押し入れられる。

「んぅぅぅっ・・・!」

辛うじて声を堪える。

「はぁ・・・ぁぅ・・・やぁっ、ぬい、て・・・」

「どうして?こんなに濡れて、待ってたんでしょ?」

私を見下ろしながら、反応を愉しんでいる。

自分が与えた刺激に私がどう反応するのかを。

「んー、しーちゃんのイイトコロ、どこかな・・・」

指をゆっくり引き抜き、深く挿し入れる。

「ぁっ・・・!やぁっ・・・」

体の奥深い場所を指で探られ、ビクン!と腰が浮く。

なに・・・?

今のなに・・・?

私は不安になり、桜太を見上げる。

自然と零れた涙を、桜太は唇で拭った。

「ごめんね、いきなり奥、当たっちゃったね。コリコリしてる、ココ・・・入り口。けど、そうじゃない、イイトコロもゆっくり探してあげたいんだけどな・・・」

そして再び、ナカを探りながら引き抜き、ある一点で指をクイッと曲げた。

「ここかな」

「ッ!?あァッ・・・!やぁッ・・・ふ、ぁ、なに・・・?いやっ・・・おぅた、ぁ・・・こわいっ・・・」

涙が零れる。

こんな感覚知らない。

腰が溶けるような、熱くじんわりとする駆け抜ける快感・・・知らない・・・

腰から全身に広がる、こんな感覚知らない。

「あ・・・しーちゃんのイイトコロ見つけた。」

桜太は悪戯が成功した子供みたいに無邪気に嬉しそうに笑い、額にキスをする。

「こわくないよ、キモチよくなって。」

「あっあっ・・・んゃぅ・・・おぅたぁっ・・・!」

桜太の指は、深く浅く私のナカを指で引いて沈めて掻き混ぜ、桜太の言う「イイトコロ」に的確に刺激を与える。

「や、ぁッ・・・んぅっ、はぁ、あぁッ・・・だ、めっ・・・っ」

「しーちゃん、もしかして、ココ、こんな風にされたこと、ないの?」

私の反応を愉しんでいた桜太から、ふと笑みが消え、気付いたように聞く。

指の動きは止めずに。

「ん、ンッ・・・あっ・・・ん・・・な、いぃ・・・こん、なのっ・・・知らな、いっ・・・」

私は辛うじて答える。
それは、ただ事実・・を答えただけ。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

憧れの先輩とイケナイ状況に!?

暗黒神ゼブラ
恋愛
今日私は憧れの先輩とご飯を食べに行くことになっちゃった!?

お父さんのお嫁さんに私はなる

色部耀
恋愛
お父さんのお嫁さんになるという約束……。私は今夜それを叶える――。

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

処理中です...