秘密~箱庭で濡れる~改訂版

焔 はる

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八章

夜の蝶は秘密を抱いて苗床となる④①

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「ぅ、ぁ・・・ァ・・・お、ねが・・・ぃ、しま、す・・・も、ぅ、っ・・・ぬ、いて・・・くださ、い・・・」



「・・・・・・なぜだ?お前の意思は関係ない。お前はかつてないほど俺を怒らせた。ならば、怒りを鎮められるよう俺を愉しませろ。」



グブッ

ずりゅッ

にちゅッ

にちゃッ



「ッッーー!ひ、ぅぐッ、かはッ、ぁ、あ”ァッ」



マダムからブーゲンビリアでNo1のドSのノラだと勧められた男のノラは、咲藤のちん〇に突き挿さるプラグを無遠慮に出し入れし、固定されて逃げ場などない咲藤が動く度に首輪に繋いだ鎖はガチャガチャと耳障りな音を立てる。



「ふは、なんだ、栓をしていても漏らしたみたいに垂れ流してだらしないな全く。」



「ぉ”、あ”ァ”、んぐぅッ・・・ひ、ひぐッ」



ぬち

ぬち

にちゅ

くちゅ

ぐちゅ

ズブッ

ジュブッ



「あァァッ・・・!ちん〇ッ、おか、ッ・・・しく、ッ・・・なるッ」



「可哀相になぁ、出したいのになぁ・・・(笑)」



マダムのお墨付きなだけあって、ドSのノラは顔色1つ変えずに咲藤を苛め続け、イキそうな気配を感じると絶妙なタイミングでソレを封じ、その度に咲藤は恨めしそうに呻いて唇を噛んだ。



「・・・出すことは許さん。」



「!?そん、な・・・ッ・・・あァ・・・おね、がいです・・・晃介さま・・・こう、すけさ、ま・・・ァ・・・」



ズグッ



「は、っ・・・あァッ」



動かされていたプラグはちん〇に深く刺さって栓をし、咲藤から離れたノラはアタッシュケースから真っ黒いディルドを取り出した。



「咲藤。何も俺も鬼じゃない。せっかくキレイにしたお前の穴も可愛がってやろうじゃないか。」



「ァ、あ・・・い、や、だ・・・それは・・・あ”ぁ”ぁ”ッぅッぅぅッ」



ローションを塗りたくった咲藤の穴にノラが指を突き刺した。



ぬぷ・・・



ぐぶ・・・



「おめでとう咲藤、よかったなぁ、俺の指を咥えられて・・・」



「ぁ、あ、ぁ・・・そん、な・・・俺、の・・・」



「いつもお前は入れるばかりで知らないのだろう?せっかくだ、ナカでイッてみたらいい。女のようにな・・・」



ナカの具合を確認しながら、余裕そうだと判断したのか、ノラは指を増やして咲藤を責め立てていく。



「ぉ、ぐッ、ぅ、あ”、は、ァ、ァぅッや、だ・・・ッ、い、やだッ・・・ッ?!」



「あぁ、イイトコロに当たったか。嫌だと言いながらも随分キモチよさそうじゃないか。男にしかない器官で味わってみればいい、射精できない絶頂をな・・・」



「そんッ、なッあッ・・・!は、グゥッ・・・うッ、ふ、ぶッぁッ、あ”ッん”あァッーー!」



前立腺を擦られ、ゴリゴリと捏ね回されて達した咲藤だが、栓をされたちん〇からは勿論射精は出来ず、快楽ともどかしさで気が狂いそうになっているのだろう。


雄たけびのような啼き声を上げて天井を仰ぎ、口からは涎を垂らして呼吸をしながら、勃ったままのちん〇をビクビクと震わせている。



「・・・・・・わぁ・・・あれは辛い・・・」



俺の横でシャンパングラスの縁に唇を当てて眺めていたユウキが気の毒そうに呟いた。



俺はマイクをミュートにし、ナッツを口に放り込んで赤ワインを啜った。



「そんなに辛いのか?」



笑いながらユウキに問えば、



「・・・えぇ・・・とても・・・それこそ、気が狂いそうになりますよ」



「・・・そうか(笑)それなら仕置きの甲斐があるな。」



肩を竦めたあと、ふ・・・と微笑んだユウキはチーズを咥えて足を組み直し、



「それに、あのノラは晃介様のお許しがない限り、ご命令通り『絶対』に射精させないでしょうから・・・お気の毒ですね」



自分の身に置き換えれば「気の毒」な案件でも、自分を物のように扱った相手であり、2人にどんなやり取りがあったのか知らないが、これ程冷めた目で咲藤を見るユウキからは本当に気の毒に思っているとは微塵も感じられなかった。



・・・言い換えれば「ざまぁみやがれ」、そちらの方が近い感情だろう。



俺はミュートを解除した。



「では咲藤、もっと俺を愉しませてくれるか?」



「・・・・・・?な、に、を・・・」



力なく、吐息に僅かに声が混じったような不安そうな声で答える咲藤の肛門からノラは指を引き抜き、用意していた極太の真っ黒いディルドをソコに宛がった。



「ぁ、ぁ・・・む、り・・・むり、です・・・ッ、裂けるッ・・・入る、わけ、なッあ”ぁ”ぁ”ぎッぃッッッッ」



ブジュルッッ!



「あはッ・・・すごい声・・・(笑)」



容赦なく突っ込まれたディルドを根元まで一気に飲み込んだ咲藤の叫びに、堪え切れなかったユウキが辛うじて口を押えて笑いを堪えた。



「・・・(笑)なんだ、入るじゃないか咲藤。」



「は、ァ、ぁ、ん、ぐ、ぅ・・・そんな・・・そん、なッ・・・いや、だ・・・ッ雌みたい、に・・・ッケツでなんて・・・ッ」



「なんの説得力もないな、そうだ、ちん〇がなくてもお前はケツの穴でイケるようになればいい。犯す事が出来ずとも、犯されてイケればなんの問題もないだろう?なぁ、咲藤。タチじゃなくてお前はネコになればいい。」







そう。




ネコ・・になればいい。




・・・・・・




ーーーーーーノラの、ネコに・・・。









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