秘密~箱庭で濡れる~改訂版

焔 はる

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八章

夜の蝶は秘密を抱いて苗床となる③⑤

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「あら美比呂様・・・掻き出しても掻き出してもナカからこんなに溢れてきて・・・これは・・・ふふ、晃介様のモノか、ユウキのか・・・どちらのでしょうね」



「あッ、ぁ、んぅ・・・」



ヒナさんの指が私のナカを深く掻き混ぜる度に、ジュク、ぐちゅ、と粘つく音が生まれ、ヒナさんによって乱される私を行為を終えた晃介さんとユウキくんが下ろしていた。



「可愛らしい声を上げていらっしゃるのに物足りなさそうにモジモジして・・・」



「!んっ、ぁッ、あッぅ・・・!」



「こら、ヒナ」



「・・・申し訳ありません、悔しくてつい・・・」



苦笑いをする晃介さんに窘められたヒナさんは、指を4本に増やして私のナカに突っ込み、クリトリスにギリッと噛みついたのだ。



「何もお前が美比呂を犯したいというのなら、ある・・だろう?お前にも・・・」



え・・・?



「・・・晃介様・・・それは・・・」



「いいじゃないか、美比呂はヒナのことも気に入っているようだ。お前もそうなんだろう?」



「・・・でも・・・」



2人の会話の意図が読めず、膣壁をざり、ざりとゆっくり擦る指を感じながら私はぼんやりと晃介さんを見上げ、視線を交えた晃介さんの手に支えられながら起き上がると、



「え・・・?あ、え、え・・・???」



晃介さんの手が添えられ導かれた私の手が辿り着いたのは、黒いストッキングの足を這い上がった先の、



「・・・・・・え??あ、え、え???な、ん・・・え??」



「ふふふ、驚くのも無理はない。ヒナはね・・・特別なんだよ。」



混乱した頭は理解できない。



だって・・・なんで・・・??



美しいヒナさんの身体の中心・・・スカートを押し上げるソレは・・・



「え・・・??ひ、な、さん・・・」



「・・・怖いですか・・・?美比呂様・・・」



ヒナさんのスカートを捲り上げるように内から押し上げているのは、紛れもない・・・男性器だった。



「・・・・・・聞いた事はあるだろう?ヒナは女性としての身体に、男性器を持つ両性具有の身体なんだよ。」



勃起して立ち上がるのは、何度も目にした男性のソレ・・・



怖いですか?と私に問うヒナさんは、先ほどまでの自信に満ちたノラの姿ではなく、怯えを宿した瞳で私を見つめていた。



「・・・出来損ないなんです、女性としての機能も、男性としての機能も、どちらも完璧に有していて、妊娠する事も、孕ませることもできるなんて・・・研究対象としての価値しかないんです(笑)」



可笑しそうに、自嘲して笑うヒナさんの肩に晃介さんが触れた。



「・・・そうじゃない、それはギフトだよ、ヒナ。」



晃介さんがユウキくんに目配せをしてヒナさんを抱き上げてベッドに運び、ユウキくんが私を抱き上げてベッドへ運んでヒナさんの前に私を降ろした。



「ヒナさん・・・」



「・・・美比呂様・・・」



指を絡めて握り合い、どちらともなく唇を重ねた。



ちゅく・・・



ちゅく・・・



甘い唾液が混ざり合い、舌先を触れ合わせて撫で合うように擦っているうちに私の中心は心地よさに痺れ始める。



「ん、ふ・・・ぅ・・・は、ァ・・・ひ、なさ、ん・・・」



私の髪に指を撫でたヒナさんが、ゆっくり私を押し倒してベッドに沈めた。



そのまま両手の指を絡めてベッドに縫い付けるように押し付け、身体を割り込ませた私の中心に滾るソレを押し当てて擦り、にっちゅ、ヌッチュと水音は増し、苦し気に私を見下ろす美しいヒナさんしか私は見えなくなっていった。



「ぁ、あッ・・・ん、ぁ・・・」



「美比呂、様・・・すごい、こんなに濡れて・・・」



「だって・・・ヒナさんの・・・ッ・・・おちん、ちんッ・・・ソコばっか、り・・・ッ」



クリトリスを潰しながらコリコリと擦り、気まぐれに蜜壺に捻じ込ませようとクプクプと入り口に食い込ませるから、期待させながら、勿体つけながら与えてもらえなくて私は切ないソコをヒナさんのおちんちんを求めて、みっともないくらいに愛液を溢れさせてしまう。



「嬉しい・・・美比呂様、ヒナのペニスが欲しくてそんなにおまんこを擦りつけて下さるのですね・・・」



「ッあンッ・・・ん、ぁ、ぅ・・・ッ」



グブッ、と深く沈んでもそれはきっと先っぽだけで、すぐに引き抜かれてしまって私の一番深い場所は欲しくて欲しくてさらに涙を流す。



「あら・・・またそんなに蜜を零して・・・」



チュク


ちゅく


くちゅ・・・



「ふ、ぅ、ん・・・ね、ぇ・・・ヒナ、さん・・・おねが、い・・・」



「・・・・・・美比呂様・・・欲しいですか?ヒナの・・・ちん〇・・・」



「ぁ、ァ・・・あん・・・ほし、ぃ・・・」



ほら、ほら・・・と、ヒナさんは私に言わせようと、おちんちんの先っぽを少し捻じ込んでは引き抜き、食い込ませては腰を引いて私の言葉を促した。



「・・・美比呂様・・・ヒナ、まだ女性に出したことはないんです・・・だから、このまま美比呂様のおまんこに挿れたら、美比呂様のナカをヒナの精液でいっぱいにするまで抜きませんよ?それでも欲しいですか?」



「ッ・・・」



「・・・ふふ、心配する必要はなかったようですね」



妖艶な笑みを浮かべて私に口づけるヒナさんの口から吐き出された卑猥な言葉の数々に、ブーゲンビリアで淫らな行為の次々を経験した私の身体は誤魔化しようのないくらい切なく疼いて、子を宿しても尚、雄を求める淫猥な身体は甘い痛みすら伴って悦びの蜜を零していた。
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