秘密~箱庭で濡れる~改訂版

焔 はる

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八章

夜の蝶は秘密を抱いて苗床となる③⓪

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「んんッ・・・ぅ、ン・・・っ・・・ァ、あっ、い、け・・・ま、せん・・・っ・・・み、ひ・・・っ・・・ろさ、まっ・・・」



ジュルジュル、ジュプじゅぷと美比呂様の口内で啜られ、精を放った直後のソレには強すぎる刺激に、萎んで柔らかくなったペニスが再び鎌首をもたげていく。



「よかったわねぇユウキ、お優しい美比呂様にあなたのペニスを浄めて頂いて・・・」



美比呂様が僕のペニスを頬張り、硬さを取り戻してきたソレを口に含んだまま裏筋を舐め、鈴口に舌を捻じ込んで啜る様を、唇に指を咥えてうっとりと見つめるヒナさん。



「そ・・・っん、な・・・っ」



「んふ、ふ・・・ん・・・ほぉぃひぃ・・・・・・ふは・・・ユウキくんのおちんちん・・・お掃除しているだけなのにもうこんなに大きくなって・・・可愛い・・・」



ちゅぱ・・・と美比呂様の口から解放されたペニスにひんやりとした空気が触れたと思ったのは一瞬だけで、妖艶に微笑む美しい美比呂様の口が本当に美味しいものでも頬張るかのように僕のペニスをじゅぶっと深く飲み込んだ。



「ァ、ッん・・・っ・・・」



「もう・・・ユウキったら、そんなに可愛らしい声で啼けるなんて・・・」



「ん、んぅ・・・は、ァっ、ご、め・・・な、さ、ぃ、ッ」



僕は浴槽の縁を握り締めて美比呂様の口淫に必死に耐える。



それでもキモチよすぎる快感に声を抑えられず、喉まで深く飲み込んで「んぐ、んぐ」と絞り、繰り返し与えられる刺激に、



「ァ、あァっ、だ、め・・・っ・・・です・・・っ・・・出ちゃ、ぅ・・・ッッ」



「ん・・・」



美比呂様の頬に触れて、「やめて」と訴えても、僕を見上げる美比呂様にそんな気はさらさら無いようで、口をすぼめて引き抜き、緩めながら飲み込むごとにスピードを上げて僕を追い込んでいく。



「ぅ、んッ・・・は、っ・・・ァッ、あぅッ・・・や、ァッ・・・き、もち、ぃッ・・・」



我慢できなくなり、キモチイイと口から零すと、満足そうに眼を細めた美比呂様が嬉しそうに微笑んだ。



「ユウキ、美比呂様にちゃんとお伝えして。」



「く・・・ッ・・・ァ、ァんッ・・・あ、ぁ・・・きもちぃ・・・みひ、ろ、さま、の・・・おく、ち・・・がッ・・・ん、んン・・・僕の・・・ペニスを・・・」



「ふふ、そんな綺麗な言葉でまとめなくていいのよ、言ってみなさいユウキ」



『お客様』への言葉遣いとしてきっと相応しくない、けれどその言い方で感情を述べるようヒナさんは僕を煽ってくる。



「そん、なッ、あッもッ・・・みひろ、さま、のッ・・・くっ、く、ちで・・・ァっ、ん・・・舌でッ、俺の・・・ちん〇・・・ぐちゃ、グチャにッ、ぅァッ・・・あん・・・ッ・・・舐めて、絞り取られてッ・・・キモチ・・・いぃッァアッ、とけっ・・・ちゃぅ・・・ッ・・・ちん〇、とけちゃ、ぅゥッ・・・キモチィ・・・きもちぃィッ・・・」



「ふふふ、美比呂様のフェラチオにそんなに感じて・・・イイコね、ユウキ・・・」



「ひぁッ・・・!だめ・・・ッ・・・だめぇッ、ぐぷぐぷしな・・・っ・・・あぁっ、ん、んンっ、や、ァッ」



女性のお客様で僕のを咥えて自ら自慰を望む方もいらっしゃったが、僕が勃起したことはなかった。


いつも冷めた感情しか湧かず、勃たない僕の冷めた瞳がいいと悦ぶ方に見習いながらも指名を受けることはあっても、何度も勃起して咥えられて声を上げ、訪れようとする射精を堪えることになることなど、誰よりも僕が一番信じられなかった。



すぼめた唇でカリ首をぐぷぐぷとされると、肉質な唇がコリコリとソレを刺激して、美比呂様の唾液と僕の先走りで口内は更に潤い、淫らな水音がバスルームに響き渡った。



「やぁッ・・・出るッ・・・出ちゃぅッ・・・」



「出ちゃう、じゃわからないわ。ちゃんと言いなさいユウキ」



「ッぅ・・・ァ・・・あ、ンぅ・・・ッふ、ゥん、く、は・・・や、だ・・・ッ・・・み・・・ひろ・・・さま、の口に、射精しちゃ、ゥッ・・・きもちよく、ッて・・・射精、しちゃぅ・・・ッ」



「・・・でもユウキ、あなたはどうしたいの?美比呂様はお優しいから、あなたが本当に望めばおやめくださるわ。お客様である美比呂様の美しいお口で可愛がられて本当はどうなの?」



・・・本当は・・・



・・・・・・本当は・・・・・・


・・・僕は・・・



「ァ・・・あァッ・・・ッキモチ、ィ・・・嬉しぃ・・・ッみひろ、さまの・・・口を・・・俺の精液で・・・穢したいッ・・・出し、た、ッ・・・ィッ・・・だって・・・ッ・・・美比呂様が・・・ッ・・・女の身体は・・・ッ・・・きもち、ぃ、って・・・俺に・・・教えた、んだ・・・ッ・・・あ、あッ・・・ンッ、ん、ぅ、んぅッ」



「そうね、ちゃんと言えてイイコね、ユウキ・・・」



力を込めないように堪えながら、触れた美比呂様の頬を指で撫で、唾液が溢れて濡れた唇を指で拭った。



「じゃあ、お願いしなさい。美比呂様にどうして欲しいのか、あなたはどうしたいのか。」



「ぁ、あ、あァ・・・ッイカ、せて・・・美比呂、さま・・・ッ・・・美比呂、さまの・・・口、で・・・ッ・・・イキ、たぃ・・・美比呂、さまの・・・ッ、口に、出した、ぃッ・・・ァッ、あァッ・・・は、ァ、あァァーーーッッ!」



僕の願いを聞き届けてくれた美比呂様の口に僕は熱く滾る白濁を叩きつけた。



射精の波に合わせて美比呂様はソレを飲み下し、「ん”、ん・・・」と喉を上下させながら瞳を閉じて体内に取り込み、精を取り込むことが当たり前だというように美味しそうにうっとりとした表情で顔を上下させながら美比呂様は僕のペニスを頬張っている。



「・・・ふふ・・・ユウキくんのおちんちん美味しかった・・・ごちそうさま」



白濁にまみれたペニスを綺麗に舐め上げて口を離した美比呂様が立ち上がり、脱力して放心状態の僕の両頬を手のひらで包んだ。



「あ・・・ァ・・・ぼ、く・・・」



とんでもないことをしてしまったのでは・・・



お客様で、妊婦でもある美比呂様にこんな・・・



「どうしたの?そんなに不安そうな顔をして。」



不思議そうにキョトンとした美比呂様が僕の顔を覗き込み、そっと頭を撫でている。



「ッ・・・だ、って・・・僕・・・こんな・・・ごめ、んなさ・・・ぃ・・・」



「??どうして??あなたはとてもイイコだったわ、こんなにも私を愉しませてくれた。何も謝ることはないわ。」



・・・ちゅ。



重ねられた唇に目を見開く。



「・・・さ、今度はちゃんと身体を綺麗にしましょ。」



ニッコリ微笑む美比呂様に手を引かれ立ち上がった僕は、ヒナさんと共に美比呂様の身体を清め、自らの身体を綺麗にして身支度を整えた。




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