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八章
夜の蝶は秘密を抱いて苗床となる②⑨
しおりを挟む「ぁ、ァ・・・っ、みひ、ろ・・・さ、ま・・・っ」
にちゅ
くちゅ・・・
僕のソレを握り、上下に扱きながら絶妙な力加減で緩急を付け、先走りで濡れ始めた亀頭を美比呂様の手のひらが押し潰すように捏ね繰り回し、親指と人差し指で作った輪っかにカリ首を引っ掻けて擦ったり、裏筋を撫でては2つの玉をやわやわと揉みしだいた。
「・・・ユウキ、美比呂様の手技はそんなにキモチイイの?もう腰が砕けそうになっているじゃない」
呆れと愉快さを含んだヒナさんの声が、美比呂様の手の中で腰を揺らしそうになる僕の意識を一瞬だけ現実に引き戻した。
「ふふ、そんなにキモチイイの?ユウキくん。でもお尻の穴はまだ緩めちゃだめよ?」
「ぁッ、ぅぅッ・・・ん、ンぅッ」
「まだ見習いといってもちゃんとお客様を悦ばせることができているのだから立派なものよ、ユウキ。」
悦ばせると言っても、この状況は美比呂様が僕の身体を好きにして、それに僕が感じてしまっているというただただ情けないだけの状況だ。
くぷ、くぷ・・・
「ふ、ぅゥ・・・ッ」
亀頭より小さな指で作った輪っかが、カリ首までを何度もくぐっては戻され、圧迫感と共にグリッグリッと刺激を与えられて僕はあられもない声を上げそうになるのを唇を噛んで堪えていた。
「あ・・・ねぇヒナさん、ユウキくんにもう少しお薬入れてあげた方がいいと思うの。」
「なんてお優しい・・・ノラへの労わり、感謝致します美比呂様。すぐに準備させて頂きますね。」
・・・え・・・
それは今は、だめだ・・・
「・・・ね、ユウキくん、お腹のナカ、ちゃんと綺麗にしてあげるからね。」
背中にチュ、と触れた唇の感触。
ぐちゅグチュと僕のペニスは美比呂様の手の中で弄り回され、逃れることはできずに快楽を与え続けられる。
「美比呂様、準備ができました。」
「ありがとうヒナさん、私手が塞がっているからヒナさんがユウキくんに入れて上げてくれる?」
「かしこまりました。」
背後で交わされる言葉は、2人の悦びと戯れを纏った遊びのようで、僕はきっと今、お客様を愉しませるという意味では立派にノラの仕事をしているのだろう。
ツプ・・・
「ぁ・・・ゥ・・・」
意識して締めていなければ先に注入されたモノが溢れそうなところに更に追加される液体。
「んンゥッ・・・」
浣腸器の先を飲み込み、
「鎮痛作用のある薬も入っているから痛みは和らいできているはずよ。」
「は、ァ・・・あ・・・ん・・・」
「ふふ、お腹のナカが満たされてきてキモチイイのね・・・可愛い・・・ユウキくん・・・」
ゆっくりと注がれる液体が腹を満たし、ペニスは美比呂様の手で扱かれ、2つの快感に僕の身体は小さく震えた。
「美比呂様、せっかくですから追加のお薬も頂戴したいのですが・・・」
「そうね、せっかくですもの」
「「ふふふ・・・」」
・・・淫らで美しい2人の女性は捕まえた獲物を愛で、可愛がることを愉しむように、僕を快楽に堕としていった。
「ぁ、ァ、うぁ・・・も、はい、ら・・・な・・・ッ」
100ccの浣腸器で8本目を数えた頃になっても、「まだよ、まだ我慢して」と美比呂様は僕のペニスをくちゅくちゅ、ニチュにちゅと可愛がりながら決してイカせてはくれず、ガクガク震える膝で僕はなんとか浴槽の縁に掴まっていた。
「やん・・・引き締まったお腹なのに、すこ~しポッコリしてる・・・たくさんお薬飲んだものね、ユウキくん・・・」
「ゥ、ぁ・・・ふ、ぅ・・・ッ・・・は、ァ・・・ぁァ・・・おね、が・・・ぃ・・・しま、・・・す・・・ッ・・・だし、たぃ・・・ッ・・・」
ちゅく
チュク・・・
にゅぷ
にゅちゅ・・・
「ひぅッ・・・は、ァ・・・や、だっ・・・出る・・・ッ・・・出ちゃぅ・・・ッ」
前を早いスピードで扱かれ、我慢し続けた僕はいよいよ限界へと追い立てられていく。
もう無理・・・ッ
キモチぃ・・・
きもちよすぎて、もう我慢なんて・・・できない・・・ッ
「そうね、そろそろお薬も浸透したでしょうし・・・でもユウキくん、どっちが出ちゃいそうなの・・・?」
「ッ・・・」
どっちなんて・・・両方に決まってるのに僕にSっ気を出して弄ぶことに愉しみを見出した美比呂様はどうしても僕の口から言わせたいようで、催促するようにうなじや背中に何度も口づける。
「ど、っちも・・・両方・・・っ・・・出ちゃ、い、ま・・・っ・・・す・・・」
「どっちもって??」
「・・・っ・・・みひ、ろさま・・・ァっ」
「ふふふふ、ごめんね、ユウキくん・・・ユウキくんが可愛くて意地悪しちゃった」
半泣きになりそうな僕の懇願に、美比呂様はようやく「いいわよ、ちゃんと我慢出来て偉かったわね」と褒めて下さり、
「・・・可愛くイクところ、私に見せて・・・」
と、僕のペニスをぎゅっと握り、大きなストロークで扱き上げた。
「ぅ、あァッ・・・は、ァン・・・ッ、く、ンぅ・・・ふ、ゥ、ァ、あァッッーーッ」
その瞬間、身体中の熱が集まったのではないかと思えるほどの精を僕は美比呂様の手の中に弾けさせ、相当量の液体を注入されたアナルは、汚く卑猥な水音を立てて飛沫を噴き出していた。
ビシャーーーッッ
ブシュッ
ビジャッ
「ァ・・・あァ・・・っ・・・ふ、ゥ・・・ん・・・」
「すごい・・・こんなにたくさん・・・」
自分にかかることも厭わずに、美比呂様は僕のアナルから噴きだす飛沫に感嘆の声をあげている。
にっちゅ二ッチュとユルユル扱いて最後の一滴まで絞り出そうとする美比呂様の手の中で、治まりを見せ始める僕のペニスだったが、
「・・・イイコね、ユウキくん・・・」
「っ・・・!?美比呂・・・さ、ま・・・っ?!」
そっと促されて浴槽の縁に座らせた僕の足の間に膝を着いた美比呂様が、しぼみ始めたソレを握りながら僕を見上げた。
「・・・・・・イイコにはちゃんとご褒美をあげなきゃ・・・」
やはり美しい人だ・・・と美比呂様を見下ろし、嬉しそうに微笑んだ美比呂様と視線を交わしながらプックリとした形の良い唇が、『あ~・・・ん。』と開いたと思った瞬間、僕の中心に顔を埋めた美比呂様が躊躇なくソレを口に含んでいた。
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