上 下
35 / 70
八章

夜の蝶は秘密を抱いて苗床となる①⑧

しおりを挟む
ヒナさんが退出してからそれほど経たずに晃介さんは戻ってきた。


どこに行ってたの?と聞けば、オーナーと話をしていたとだけ教えてくれたが詳細は笑顔に濁されてしまった。




「美比呂、どうしたんだい?いつにも増してこう・・・淫らな顔をしているね」



「え・・・そん、なこと・・・」



どうしよう、1人でシたあとヒナさんともあんな・・・



「・・・いいよ、深くは追及しない。それに、俺に抱かれ、ここでも普段目にしない光景を目にして身体がいやらしく変わっていくのはとてもイイコトだ。」



ワインセラーから赤ワインを取り出し、グラスに注いで飲み干した晃介さんが、朝食を摂りに行こうか、と私の腰を抱き、「おっと、忘れ物をしてはいけない」と笑顔で私をトイレにいざなって、いつも通り私のアナルには慣れた大きさのリードチェーン突きプラグが挿入された。








薄い寝巻きから着替えさせてもらってもそれは寝巻きとさほど変わらない物で、なんならもっと透け感は増し、身体のラインに沿って流れる薄いピンクの布地がサラサラと肌を擽り、ツンと勃つ乳首も、妊娠してから濃くなった気がする乳輪もしっかりと浮き出てしまっている。



「あの、晃介さん・・・」



「なんだい?」



ご機嫌な晃介さんは握ったチェーンをユラユラと揺らし、腰に回した手をお腹へ伸ばして私を抱き寄せた。



「ん・・・」



「美比呂・・・なんだかいつもと違う香りがする・・・」



耳元に顔を寄せてクンクンと髪や首筋に鼻を埋め、低い声音と吐息が私の肌や耳をジンワリと侵していくから、晃介さんに躾けられた身体は条件反射のように反応して、女の甘い蜜を滴らせてしまう。



「さ、っき・・・ヒナさんがボディクリームを塗ってくれて・・・」



「あぁ、だからか。いつもより甘い香りがして、とても美味しそうな美比呂にこんなところで勃ちそうだよ」



宿泊客やノラの方々、誰が通るかわからない廊下で私を壁と自分との間に閉じ込めて、晃介さんは私の首筋に噛みついた。


「んんッ・・・」



ちゅ・・・と吸われ、きっとそこには赤い痕が刻まれたに違いない、晃介さの証が誰の目にも見える場所に・・・



「ぁッ、ん、んぅ・・・ッ、ふ、ぅぁッ・・・」



両手を頭上で固定されて逃げられない私の足を割り、ワンピースの裾を捲り上げて何も身に着けていないソコに直に触れる晃介さんの指が、すでに濡れているソコに音を立てて挿し込まれた。



「おやおや・・・もうこんなに濡れて・・・」



「っ・・・だ、っ・・・て・・・」



「だって、どうしたんだい?」



昨日から意識がある間はずっと晃介さんに抱かれ続けて、目が覚めても疼くソコをひとりで慰め、ヒナさんと女同士の淫らな行為も体験した私のソコは、お腹の深い場所に晃介さんの雄を欲しがり、切なくて、切なくて、苦しいと蜜を孕んでしまう。



「・・・ッ・・・ソコ、だけじゃ・・・いや、です・・・」



「ソコって?」



蜜を纏わせた指でクリトリスを挟み前後に揺らし、ソコなんてわかってるはずなのに晃介さんは私が我慢できなくていやらしい言葉で求めるのを望んでいる。



「美比呂、俺にちゃんと教えて?」



「ふ、ぅッ・・・ん、っ、んぁッぅ・・・」



にちゅ、にゅちゅ・・・ッ



どうすれば私がどんな風に反応して啼くのか私以上にわかっている晃介さんの指の動きに私は腰が砕けそうになって、股を割って足の間に差し入れられた晃介さんの太腿に座るように腰を落とした。



「ぁ、ァ・・・ほ、し・・・ぃ、ナカ、に、ッ・・・こう、すけ、さんの・・・」



「ふ・・・こんなところでおねだりなんて、はしたない嫁だな、美比呂。言いながら俺の足に股を擦りつけて勝手に感じてるじゃないか。」



「ぁ、ァぅ・・・ん、ん・・・ご、め・・・な、さ・・・」



両手を頭上で捕らわれたまま濡れたソコを擦りつけて腰を揺らし、早くナカに欲しいのに意地悪な言葉で焦らす晃介さんに「お願い、ほしいの」と視線で訴える。



「・・・美比呂、ちゃんと言いなさい」



熱を宿しているのに意地悪で冷たい瞳に背筋がゾクリと震え、腰は甘く疼いた。



「あぁッ・・・」



晃介さんはわざと足を動かして、私が押し付けているクリトリスをグリッと押し潰し、晃介さんのお腹に倒れ込むように顔をつけた私の髪を撫でながら掴んで後ろに引いて、どうしても言葉で求めさせようとする。



「美比呂、言えるはずだよ。美比呂が大好きなものはなんだい?」



「っ・・・ぁ・・・ぁ・・・ッ、おと、ぅさま、の・・・ペニス、です・・・」



「うん、それで?どうされたいんだい?」



ゴリッ・・・



「ひ、っ・・・ん・・・」



「啼いてないで言葉で答えなさい、美比呂」



「ァ、あァ・・・は、ぅ・・・ァ・・・っ・・・おとう、さ、ま、の・・・っ・・・ペニス、で・・・っ・・・美比呂の・・・おま、んこ・・・っ・・・ぐちゃ、ぐちゃ、にっ・・・された、いっ・・・」



言葉にすればどうしようもなく卑猥で、汚くて淫らで、命令されて言わされることに私の身体は更なる熱を孕み蜜を溢れさせた。



「あぁ・・・よく言えたね・・・そんなに泣くほど欲しかったのかい?俺のちん〇が」



「ん、ン・・・ほし・・・ほし、ぃ、です・・・っ・・・」



髪を掴んでいた手が離れ、乱れた髪を優しく梳きながら顎に触れて上を向かせ、そっとひとつ口付けをくれる。



欲しくて欲しくて、吸い付くように舌を求めて、胎内に晃介さんが入ってきた時の動きのように唇全部を使って晃介さんの舌をジュブジュブと出し入れをした。



「は、ァ・・・あ・・・ん、ん・・・」



「・・・ほんと、いつの間にそんなねだり方覚えたんだろうね」



髪を撫でる手は慈しむよう温かいのに、私を見下ろす瞳はこれから雌を食べる雄のソレで、スラックスの前を寛げた晃介さんが取り出したモノが、薄い布地に押し当てられて胸を滑った。



「ぁ、あァ・・・晃介、さん・・・っ」



私の手首ほどもある肉棒は赤黒く硬くなり、先端から流れる透明な蜜を私で拭っているようで、乳首をコリコリと擦って弄りながら私の口元に差し出されたのを、ぽっかりと開けた唇でニュプっと頬張った。



「んぐ、ふ、ぅ、ん”、ん、ぅ・・・、ぅ・・・ん・・・」



じゅぶ


ぐぷ


じゅる・・・



「ふふ、そんなに美味しそうにちん〇をしゃぶって・・・美比呂は『口』にイレられるなら上の口でも下の口でもかまわないのか?(笑)」



「んん・・・っふ・・・ぅ・・・ち、が・・・」



「でも好きなんだろう?コレに『口』を犯されるのが・・・」



じゅぼッ



「ッッぐ・・・ァ、あ”、ぅ、ん”」



私の頭を掴んだ晃介さんが、口内を好きに突き上げてソコがまるで本当に下の口であるかのように腰を動かす。



「ふ・・・ごめんよ、苦しかったかい?俺をほしがる美比呂が可愛らしくてつい、上の口も犯したくなってしまったよ」



「ァ・・・ぁ・・・」



唾液と晃介さんの蜜に濡れたペニスをズルッと引き抜き、晃介さんのカタチに口を開けた私を嬉しそうに見下ろして腕を解放すると、私をくるりと反転させて壁に手を着かせた。



「ほら、美比呂・・・お前が大好きなモノだよ・・・」



捲りあげられてアナルプラグもおしりも丸見えにされた私は、晃介さんにおしりを突き出し、早く欲しいと蜜を零して泣くソコをヒクつかせて懇願する。



「あ・・・ぁ・・・おね、が・・・い・・・します・・・ナカを・・・突いて・・・」



「・・・いいよ・・・見えるように拡げなさい、美比呂の雌の穴を。」



「ァ・・・ァァ・・・見えちゃ、ゥ・・・ッ」



「うん・・・丸見えだよ、濡れた赤い粘膜が雄を欲しがって泣いてるのがよく見える・・・」



くぷ・・・と宛がわれた先っぽが、にちゅにちゅと入り口で遊ぶように蜜を纏い、



「美比呂・・・自分でイレてごらん・・・」



「ッ!・・・そ、んな・・・ァ、あッ・・・」



ぐッ・・・ジュッ



「ひぅッ・・・あ”、あッ・・・か、た、ぃ、ッ・・・ァ、あッあァッ」



赦された・・・その瞬間私は欲しくて欲しくてたまらなかったソレにお尻を押し付け、グズグズに蕩けた粘膜で最奥まで一気に飲み込んだ。




しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

双葉病院小児病棟

moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。 病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。 この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。 すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。 メンタル面のケアも大事になってくる。 当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。 親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。 【集中して治療をして早く治す】 それがこの病院のモットーです。 ※この物語はフィクションです。 実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

自習室の机の下で。

カゲ
恋愛
とある自習室の机の下での話。

大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。 でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。 けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。 同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。 そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?

処理中です...