秘密~箱庭で濡れる~改訂版

焔 はる

文字の大きさ
上 下
17 / 70
六章

狂い咲き四つ巴の雌雄~side by 智樹としのぶ⑤~

しおりを挟む
「・・・えらいね、ちゃんとその下着着けてきたんだね」



ブラインドが下ろされ、外は真っ暗、他の社員は退社して、本来ならタイムカードを切った私がここにいるのはおかしいこの状況・・・


二人で残るのは不自然だからと私は女子トイレに隠れて待つよう指示され、オフィスでの行為に味をしめた葛城さんの命令通りに待機、連絡を受けて戻ってきたのだ。



来客時に応対する広いテーブルに持ち上げられて座らされ、M字に開いた足の中心を眺める葛城さんは満足そうに舌なめずりをする。



「・・・ストッキングを白くして、触っただけでヌルヌルしてるんだからまぁ・・・悪くはなかったのかな・・・ふふ」



「~~ッ・・・」



葛城さんの自宅で昨日も弄ばれてグッタリした私を自宅に車で送り、車から降りる際に手渡されたのは、真っ直ぐな縦スジに添う部分に白いパールが付いた下着とも言えない物だった。



「うん・・・綺麗だよ、時乃さん・・・」



「ッ・・・や、め・・・ッ・・・」



「もういい加減俺が与える刺激に素直になってくれないかな、いつも何回もイッてるのに。」



「あれは・・・!・・・っく、ぅ・・・ふ、ぅ・・・」



「はいはい、どスケベな時乃さんはえっちなコトが好きすぎて身体が逆らえないんだもんね。それに・・・」



「んん”ッ・・・」



「パールでグリグリされてキモチイイんだからどうしようもないね。」



パールを転がしてクリトリスをグリグリと嬲り、私にこういうことを強いるようになってからも彼は挿入だけはしないでクリトリスを弄るだけ弄り回し、ナカを掻き混ぜて潮を噴かせ、私が智樹たちと会えないように身体中にキスマークを付けるだけ。


・・・一体どうしたいんだろう・・・


「あぅっ・・・ん、んンッ・・・」



「ほら、また愛液を零して・・・だらしないおまんこだね・・・」



「はぁ・・・ぁ、あ・・・んぅ・・・」



「パールもヌルヌル・・・おまんこはグチャグチャ・・・」



「ッ・・・アァッ・・・それッ・・・やだッ・・・」



「はいはい、やだって言いながらどうせ我慢できなくてイッちゃうんだから素直に咥え込みなよ」



葛城さんは取り出した太いバイブを慣らしてもいない私のソコに突き立て、一気に突き入れた。



「んぐッ・・・ぅ、ぁ、あ、は、ァ、あぐッ・・・」



「ありゃ、ちょっとキツかったかな。まぁいいや、動かしてるうちに馴染んで気持ちよくなるでしょ。君のココは・・・太いのが大好きみたいだからね」



どんな男にヤラれてるんだか、と蔑んだ目に怒りのような火を灯して、葛城さんはバイブのスイッチを入れ、グチャッグチャッと乱暴に抜き差しをする。



「は、っ、は、ァッ・・・ぁ、ぅ、ぅ、ん、っ・・・」



「ふは、ねぇ、苦しいかい?お腹のナカ掻き混ぜられて」



・・・こ、の・・・男・・・ッ



悔しくて、苦しくて、唇を噛んで睨みつけると、嬉しそうに笑って剥き出しにされた乳首に歯を立てられた。



「ッ・・・!」



「今日はいつもより強情だね。」



ギリッ



「ひッ・・・やァッ」



乳首を噛まれて吸われ、また噛まれて舐められる、胎内をめちゃくちゃに犯されて、自分のモノではないのに私がどこを攻めれば簡単に絶頂を迎えるのか掴んだ葛城さんは、お腹側の膣壁を圧迫するように擦って最奥をグリグリと突き上げた。



ピシャッ・・・


プシャッ・・・



「あはは、嫌がってもこんなに簡単に潮噴くんだから可愛いねぇ時乃さんは・・・苛め甲斐があるよ・・・」



「も、や、ァ・・・やめ・・・て・・・」



「やだよ。ずっとこうしてやりたいと思ってたんだから、こんな都合のいい状況手離すわけないでしょ。」







・・・だから君も愉しみなよ。






唇にかかかる吐息。


けれど彼はキスもしてこない。






「・・・ッ・・・な、にが・・・っ・・・した、い・・・ん、です、か・・・」



絞り出した声に彼は目を丸くして、



「何が?って・・・え、愉しみたいだけだよ?」



どうしよう、全く合わない噛み合わない・・・



「ほんとはさ、ちょっと好きだったんだ。でも、複数でヤるくらいセックスが好きならそっちで遊んであげようかなぁって。そしたらこんなにエロいんだもん、虐め甲斐あるし、ね。」



「・・・く・・・る、ってる・・・っ・・・」



「あははは、ふ~ん、俺が狂ってるっていうなら・・・」



「っ・・・んぐッ・・・は、ァ・・・あぁッーーッ」



「あ~いい声・・・こんなコトされてイッちゃって、4Pを愉しんじゃう時乃さんも大概狂ってる変態だと思うよ・・・?」





グリッとナカを押し上げられた瞬間乳首を噛まれ、悔しくて涙が流れるのに呆気なくイッてしまう私の身体・・・


私のことよりも、私が大好きな3人を馬鹿にされ嘲笑されたことが悔しくて悔しくて涙が出るのに、イッた私のナカをバイブで突き上げ続ける葛城さんはバイブの振動を最大まで強めた。




「ンぅッーーッは、っ、ぁッ、や、だぁッ・・・も、ぅッやぁッ・・・」




「ははは、かぁわい~、机までドロドロに汚してイッちゃうどスケベまんこなのに、変態の時乃さんが何を言ったところで俺にはなんの痛手にもならないよ。可哀そうな時乃さん・・・」




零れる涙を舌で舐め取られて振り払い、睨みつけた眼差しは冷え切っているのに妖しく笑みを浮かべていた。




「・・・いいね、反抗的なその目・・・堕としてやりたくなるよ・・・」



つ・・・と顎に添えられた指先に上向かせられ、唇を噛みしめて睨み続ける。



「・・・・・・なんか興を削がれた。今日はここまでにしてあげるよ」



「んぅッ」



突然興味をなくしたようにバイブを引っこ抜き、ぐちゃぐちゃに汚れたバイブを手に葛城さんは廊下に出ていった。


どんな感情の動きなのか理解はできないけれど、帰るなら今しかないと、私はバッグに忍ばせていた普通の下着に履き替えてパール付きの物は後で処分するためにビニール袋に入れてバッグに突っ込み身なりを整えてどうやら男子トイレに向かったらしい葛城さんと遭遇しないようにエレベーターへと早足で向かった。












そしてそのあと、バレずに1階に着いた事に安堵してここ数週間続くこの行為へのストレスと寝不足、食欲不振により眩暈に襲われながら外へ出ると、連絡を絶っていたうちの1人・・・スーツ姿の智樹がいた。





しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

処理中です...