秘密~箱庭で濡れる~改訂版

焔 はる

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八章

夜の蝶は秘密を抱いて苗床となる①④

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下着を履いていないソコは、タイツを脱がせて開かせるとヒナが言っていたように少し赤くなり腫れている気がした。


左右に広げて剥き出しにして、ふにふにした柔らかな肉を割り、ふぅ・・・っと息をかけただけでクリトリスはヒクッ・・・と反応を示す。


「ぁ、ァ・・・」


「可愛い・・・赤くてぷっくりしてるね・・・」


ふぅ・・・


「んん・・・」


ふーーー・・・


「ぁ、ぅ・・・」


「・・・美比呂・・・息を吹きかけているだけだよ(笑)」


「んぅ・・・だって・・・ジンジンする・・・」


「ん・・・美比呂が啼く度にクリトリスが震えてる。可愛い・・・」


ふぅ・・・


「ひ、ぃん・・・っ」


「美比呂・・・触れてもいないのに蜜が零れてる・・・」


「あ、ぁ・・・っ・・・や、ぁん・・・」


「やあん、じゃない・・・ほんと、うちの嫁は淫乱だな・・・」


ふぅー・・・


「は、ぁ・・・っ・・・あ、ぁ・・・おと、ぅさ、・・・っ・・・ま・・・ぁ・・・」


「そうだ・・・俺は旦那じゃないんだ。それなのにこうして抵抗もせずに股を開いて甘い声を上げ、愛液を滴らせる・・・子を孕んでも尚、種が欲しいのか美比呂」


ぺろ・・・


「っっーー!あぅっ・・・んンッ」


ヒクつくクリトリスを尖らせた舌先で舐め上げただけで、昂っていた美比呂の身体は甘く絶頂を迎えた。


腰を揺らし、大きく足を開いて俺の眼前で晒した秘部をヒクつかせてトロリとした透明な蜜を滴らせる・・・淫乱な雌・・・。


「美比呂、誰がイッていいと言った?」


「あぅッ・・・!や、ぅッ、ぁっ・・・ごめ、なさっ・・・」


「こら。感じてたら仕置きにならないだろう。」


ぷっくりと勃起して顔を覗かせたクリトリスを摘まみ、上下に、前後に震わせて更に摘まみ上げた。


「あぅっっ・・・ごめなさ、・・・っ・・・ごめ、ん、なさ・・・ぃっ・・・」


「美比呂はイイコなはずだ。」


「うぅ・・・ん、ん・・・ごめんな、さぃ・・・っ・・・みひ、ろは・・・わる、ぃこです・・・っ」


「・・・そうか・・・俺は悲しいな・・・」


「ごめんなさぃ・・・っ・・・いいこ、にっ・・・なる、から・・・っ・・・」


「なるから?」


低音で囁く声に美比呂は弱い。


「っ・・・なり、ます・・・イイコに、なりま、す・・・っ」


「じゃあ美比呂・・・俺がいいと言うまでイかないで我慢出来るな?」


「はい・・・がまん、します・・・」


・・・キュッ・・・


「あぁッ・・・」


摘まんだクリトリスを揺らし、敏感な先端を指の腹で擦っているだけで、美比呂はたまらずに身体をくねらせて逃げようとするのを、自ら両足を抱えさせる。


「は・・・なんて格好だ美比呂。そんなひっくり返ったカエルのように無様な格好で股を開いて・・・」


「ごめ、なさ・・・ごめん、なさ・・・ぃ・・・ッみひろ・・・クリ、トリスで・・・きもち、よく・・・なっちゃうの・・・」


「そうだな。美比呂はクリトリスで感じる悪いコだな。」


「う、ぅ・・・」


「美比呂。1つチャンスをやろう。」


「・・・?チャンス・・・?」


「あぁ。美比呂は大好きなクリトリスを俺にどうしてもらいたい?・・・・・・とてもいやらしく言えたら、美比呂が望む通りにしてあげるよ。」


「・・・ぁ・・・ぁ・・・」


「ん・・・?」


クリトリスは摘まんだまま、俺の指先で転がして、子が宿るその場所を・・・まだ薄い腹の上からそっと撫でる・・・。


「ほら・・・旦那の子ではなく義父の子を孕んだ淫らなママは、どうしてほしいのか・・・言えるかな・・・?」


「・・・・・・おとう・・・さま・・・」


「なんだい?」


「・・・美比呂の・・・ッ・・・ぼ、っき、した・・・クリトリス・・・を、・・・ッ・・・舐めて・・・ください・・・」


「・・・どういう風に?」


「ぁ、あッ・・・か、ッ・・・噛んで・・・ッ・・・咥えて・・・ッ・・・はむ、はむして・・・舌を・・・押し付けてッ・・・グリグリッ・・・して・・・指でカリカリ引っ掻いて・・・お願い・・・お願いします・・・ぅ・・・」


「・・・いいよ・・・美比呂はそんなにクリトリスが好きか?」


「好き・・・だいすきぃッ・・・お義父様にッ・・・弄られてッ・・・ムズムズ・・・じん、ジンっ・・・するの・・・たまらないです・・・」


「ふふ・・・たまらない、か・・・いいよ、美比呂のクリトリス・・・たくさん苛めてあげようね・・・」





安心して嬉しそうに微笑み、コクン・・・と頷く。




けれどそれは、コン、と響いた硬い音に一瞬で強張り、ここが隔絶された室内ではなく、外から丸見えの場所であると思い出した美比呂の目には、白いスーツに身を包んだ夜の闇に浮かび上がる仮面の男の姿が飛び込んだ。




「!!っ・・・!」


「あぁ・・・お客さんだ。見覚えがあるだろう?ブーゲンビリアの宿泊客だよ。見るのは自由だからね。」


「そっ・・・そんなっ・・・」


美比呂は彼の正体を知らない。


念のため護衛として宿泊するように指示をした俺の忠実な部下で秘書の咲藤だ。


今ここにいるのも、美比呂の羞恥心を煽り、興奮を覚えさせる為に他ならない。




コン、コン。




ビクッと身体を強張らせる美比呂。


「大丈夫だよ、彼は入ってこない。でも・・・見たいんだ。美比呂の・・・スケベな姿を・・・」


「スッ・・・!」


「(笑)だから・・・たくさん見せつけてあげようじゃないか、触れられもしない可哀相な男にさ。」





咲藤に与えた指示はたった1つ。




観ていろ。




というコトだけ。




仮面の下から冷たく蔑むように。




美比呂に俺が抱いているのか見知らぬ男が触れ犯しているのかわからなくなるほど、視姦しろ、その指示を与えた。




他の男に観られて身体を熱くし、蜜を孕む身体に背徳感を覚えるよう、舐め回すように観る、それが今晩のあいつの仕事だ。








夜の蝶は秘密を抱いて苗床となる①④END
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