秘密~箱庭で濡れる~改訂版

焔 はる

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六章

狂い咲き四つ巴の雌雄~side by 智樹②~

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しのぶの指先を握って、久希にバックから乗りかかるように突っ込まれて犯されるミナミは、苦しそうに顔を後ろに向けて久希と舌を絡めている。


「ん、ぐ、ぅ、あ"、あッ、ァッ」


「ミナミ、ほら、舌出してろよ」


「ん”ぅッ・・・ふ、ァ・・・あ”・・・」


突き出された舌からは唾液が伝って糸を引きシーツに落ちた。

犬のように舌を出したままのミナミは、種付けする気満々の雄犬を受け入れる雌犬のように、久希の抽挿に合わせて腰を動かし、だらしない顔で喘いでいる。



見下ろす俺の視線の先では、どれだけ揺らそうが、突き上げようが、安心しきったように眠っているしのぶ。

覆い被さり、胸と胸がぴったりと重なって、俺はわずかに開いている唇に舌を差し入れた。

無反応のしのぶのナカを切っ先で突いて、クチュクチュと小さく聴こえる音は隣で淫らに快楽を貪るミナミの濁音交じりの矯正に掻き消されるが、俺はそろそろ目を覚まして可愛い声を聴かせてほしいとしのぶを揺さぶっていく。


唾液を流し込みながら、熱い肉を抉り、引き抜いてズブズブと入れてクッ・・・と腰を密着させてクリトリスを擦っていると、


「・・・ん、ん・・・」


もぞもぞと動き始めるしのぶ。

でもまだ目を覚ますほどではないようだ。

口内に溜まった俺の唾液を飲み干して、響く喉の音に、体内からもしのぶを染めているような興奮を覚えて、俺はスパートをかける。



「ッ、は・・・は・・・し、の、ぶ・・・ッ・・・」


熱く蕩けて俺に絡みつき、ねっとりと纏わりつく雌に、避妊薬の効果で妊娠はしないとわかっているのに、俺はしのぶを孕ませたくて、2回目の射精を子宮に叩きつけた。


腰から砕けそうな快感に何も考えられず、しのぶのナカに吐き出していく。


「・・・ん・・・ぁ・・・と、も・・・?」


「し、のぶ・・・やっと起きた・・・(笑)」



まだ俺が全てを出し切っていないのに目を覚ましたしのぶが、ぼやりとした目を開け、自分が置かれている状況を整理しようとしている。


「・・・・・・・・・あ・・・もぉ・・・ともちゃん・・・」


「ごめん、我慢できなかった。」


「ふふ・・・」


事態を把握したしのぶは、仕方ないなぁと笑って俺に両手を伸ばす。


「ね、ぎゅってしたい・・・」


寝起きで覚醒していないしのぶの可愛さに、バレないように胸きゅん。

だってこんな、4Pが当たり前の関係で胸きゅんとか・・・はず・・・


「いいよ、でも待って、綺麗にするから。」


「ん」



一度両手をひっこめたしのぶが、眠そうに欠伸をして目を擦っている。



・・・はぁ・・・可愛い・・・



こんな関係なのに、しのぶに結構マジな自分に最近は驚いている。


グジュ・・・


引き抜いたソレが、栓の役割をしていたのに、なくなった途端ドロッと溢れ出す2人分の混ざり合った体液。



「あ・・・零れた・・・ともちゃんの精液・・・」


「あ~・・・かわいそ・・・ナカ寂しいか?」


「ん・・・さみしい・・・」



あ~~~~かぁぁわぃぃぃぃぃぃッ



「またイレて、出してやるから」


「ん・・・」



しのぶのお腹を撫でて、相変わらず四つん這いで下品に快楽を貪るミナミの顔の前に膝立ちになった。



「ぁ、あ”、ん”、ぐ、ぅぁッ、な、んん”ッ」



「舐めろ。綺麗にして、ミナミ。俺としのぶのでぐちゃぐちゃのちん〇、掃除しろよ。」



髪を撫でて顔を上げさせ、白濁にまみれた赤黒い肉塊を口元に寄せる。


雄と雌の交尾後の性器。


どんな匂いがするのか、嗅ぎたいとも俺は思わないが、ミナミは恍惚の表情で見つめ、鼻を寄せて吸い込んだあと、ふっと微笑み、赤い口紅が中途半端に取れた唇にソレを含んだ。



「美味いか?お前が大好きなしのぶを犯したちん〇、2回出したけどまだイケるし、次はどうやってしのぶの事犯そうかな・・・」


「んーっんんっ」


「なんだよ(笑)、全然わかんねぇから(笑)」


「ん”ん”っッ!」


きっと、抗議しながらも久希の事は締め付けているミナミのま〇こ。


その証拠にミナミをガンガン突いている久希が「勘弁しろよ」と、俺を笑って睨んでいた。


「ほら、早く、ミナミ。しのぶが俺の事待ってんだよ。がんばれって。」


「んぐぅッぶ、はッ、え”ッ・・・ぉ、あ”ッ・・・」


ミナミの後頭部を抑えて喉まで突っ込み、大きなストロークで出し入れすると、涙目で鼻水を垂らしてミナミは嗚咽を漏らし始めた。

イラマをして喜ぶのはミナミ、意地悪しながら可愛がってやると喜ぶのはしのぶ。


「あ~ミ―ちゃんキモチよさそぉ・・・乱暴なの、ミーちゃん大好きだもんね。」




起き上がってソファーに座り、スパークリングワインをラッパ飲みしているしのぶが、性癖の違う親友の痴態を楽しそうに眺めていた。



ガウンを羽織っても男女共用のガウンはしのぶには大きく、ダボっとしてるのが可愛くて、俺のはミナミの口内で勢いを増す。



「んぶッ・・・ぬ、ぅ、っぐ、は、ぁ・・・あ”、あ”ッ」


「ほら、ミナミ、全然足りねぇからもっとがんばれよ、舌も喉も使えって。」


「ミーちゃんがんばれぇ~」



自分は観客なしのぶが愉しそうに応援してる。



「しのぶ、俺は?俺の事も応援してよ」



「え~ともきも・・・?う~ん・・・・・・ともちゃん、はやく戻ってきて構ってよ・・・一緒に飲も?」



あ~ばか、可愛いわ。



「OK~、待ってろ。」


「!!んぐッ、ァ、お”ぁッ・・・」



女性器を犯している時とは違うのに、濁った汚い音はドMのミナミの口から生まれ、俺はなんの遠慮も配慮もなく、そのナカへ3度目の精を放った。

ミナミは苦しそうに喉の奥へ流れ込む精液を飲み込み、喉からは、


ゴク・・・ゴキュ・・・と嚥下する音が響く。



「あ~きもちぃ・・・」


でも、しのぶのナカで出す方が最高・・・


それはきっと好きな女だからで・・・



「ミナミ、絞り出して飲み込んだら全部舐めて綺麗にしろよ」



俺は、早くしのぶのところに行きたくて、さっさとしろとミナミを促した。



「ッ、・・・げ、ほ・・・ぅ、ァ・・・ほ、んと・・・さい、てぇ・・・」


じゅぼッ・・・とミナミの口から抜き出たちん〇に手を添えて、俺を睨みながらミナミは悪態をつくが、


「あ?なんだよ、最低って・・・上も下も犯されて悦んでんのミナミじゃん。俺の咥えてる間に、お前は1回はイッてるはずだ。わかってんだからな、このメス犬。しのぶの愛液舐めさせてやったんだから感謝しろよ。」


悔しそうなミナミ。

でもお前のド変態、淫乱な性癖なんて知ってだよ。


「それに好きだろ?こういうの。」


「・・・好き」


「素直でよろしい。ほら・・・最後のお前の役目・・・できるな?ミナミ・・・ちゃん?」


「・・・できるわよ・・・」



従順なメス犬ミナミ。



愛犬のしのぶとは可愛がり方が違って当たり前だ。



ミナミが綺麗にし終わり、俺は待たせてしまったしのぶの横に腰を下ろした。



ベッドの上では仰向けに返されたミナミが、俺のを舐めてどうだったとか、何感じてんだと久希から尋問され、犯され続けている。



「おかえり」


「ただいま」



親友とはいえ、違う女にちん〇を咥えさせて戻ってきた俺に平然と「おかえり」というしのぶ。


けれど・・・


「ねぇ、ともちゃん・・・」


「ん・・・?」


二の腕に触れた、ひんやりとした小さなしのぶの手が俺を近づける。


口に含んでいたスパークリングワインが、触れた唇の隙間から流し込まれて、俺の喉を潤していった。





~狂い咲き四つ巴の雌雄~side by 智樹②~END




ーーーーーーーーーーーーー

智樹side、もう少し続きます。



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