秘密~箱庭で濡れる~改訂版

焔 はる

文字の大きさ
上 下
2 / 70
五章

運命~溺愛ペットとメロメロ飼い主①

しおりを挟む
「じゃあ行ってくるね。」


「にゃあ」


「ふふ、茉央、ちゃんとイイコにしてるんだよ。」


「はぁい、行ってらっしゃい、ご主人」


仕事に行くご主人、『月島 誠人つきしま まこと』は41歳。

私、『有沢 茉央ありさわ まお』32歳の飼い主でご主人様。


結婚なんて関係ではなくて、精神を病み、仕事を失った私をBARで拾ってくれた人。


ご主人とペット。


その関係は、「お金があっても使い道がないから、可愛いペットが欲しいんだ」という誠人さんの言葉から始まった。

私の前のペットさんとの関係を解消したばかりで、寂しがり依存型のご主人がたまたま見つけたのが私。


『行く場所がないなら俺の所においで。生活は保障する、その代わり、俺を癒して。』というのが私とご主人の約束。


仕事も行かなくていいよ、家にいて。

メールをしたら返してほしい、自分が出かける時と帰ってきたら、「にゃあ」と出迎えて、あと・・・体調が悪い時や生理の時以外は1日中、ナカにバイブを入れて過ごす事。


レザーの首輪は私には合わず、飼われて数日着けたら擦れて赤くなったので、今は赤いリボンに鈴付きの<首輪>がご主人のモノだという証。



チリンっ・・・



動く度に私の存在をご主人に伝える鈴を、ダイニングでPCに向かうご主人が嬉しそうに見つめるから、すり寄って甘えて膝に乗ると、「どうしたの?」と目を細めてキスをしてくれる。


「・・・来てほしかったのかなって・・・」


「・・・ふふ、茉央、イイコ・・・」


「ん・・・ん・・・ぁ・・・」



そのまま、ご主人の気持ちに気づけたご褒美に私は腰が立たなくなるまで貫かれ、乳首を吸われて痺れを残され、ベッドに運ばれて意識を手離すまで胎内に精を注がれる。

それがご主人である誠人さんとペットの私の日常。


いつでも君のナカに入りたいから、そう言ってご主人は経口避妊薬のお金をくれる。


使った事はなかったけれど、婦人科で説明を聞き処方されたら、生理前の不快感やメンタルの不調(PMS)、生理痛も緩和され私にはイイコト尽くしだった。


ご主人様さまさまというわけである。




ご主人の言いつけ通り、胎内に挿入した大人のオモチャ。

何種類か試して私に一番フィットするバイブを毎朝ご主人が入れてくれる。

昨晩も何回も注がれた精を掻き出されもせず、「俺のっていうマーキング」とオモチャで封印され、私のナカを満たすたっぷりのご主人の精液。



それを零さずに大事にお腹に抱き、私は1日をご主人の匂いに包まれた部屋で過ごす。



「ぁ・・・」


ご主人のシャツを羽織っていた私の、左右の乳首には赤い糸にくくり付けられた小さな鈴が揺れている。

それがたまにサラっとしたシャツに擦れたり、鈴が引っ張られて1人で淫らに声を漏らす。


お仕事中のご主人にもそれは報告してもOKで、私は出かけたばかりのご主人に写真付きで報告のメールをする。





『見て、ご主人、乳首がツンてしてて、敏感だよ』


Re:
『ほんとだ。鈴を鳴らしてえっちなおっぱいだね・・・ゆうべも可愛がりすぎたから痛くはない?』


『ん。痛くないよ。ジンジンして、ご主人のこと考えてる。』


Re:Re:


『可愛い事言ってくれる。指で弄ってごらん、俺がいつもシているみたいに。』





そんな風に、離れていても繋がっている、ご主人とペット。







「ただいま、茉央、イイコにしていたかい?」


「にゃあ~ん」


「おいで、茉央」


飛びつくように抱き着いた私は、抱き上げてくれたご主人の腰にしっかりと足を回す。


「ん、ふふ、ま、ぉ、こら、ぁ・・・ん・・・も、う・・・」


待ちきれずにぶつけるようにキスをして、貪るように舌を絡めるのを困ったなぁと笑うご主人が好き。


ひとしきり舐めて啜って、見つめ合って唇を離した私たちは、


「・・・ただいま、茉央」


「にゃあ、おかえり、ご主人」


髪を撫でて、背中を抱いて、靴を脱いで廊下を進むご主人に抱っこされたまま、私はリクライニングチェアに下ろされ、ジャケットを脱いで手を洗うご主人をイイコにして待機。


髪を掻き上げてワイシャツの袖を捲り、ネクタイを緩め、緩めたネクタイで私の手を縛ってしまう。



「・・・ココも、イイコにしてた?」


オモチャを入れたままのソコを確認するのが帰宅後のご主人の日課。


纏められてしまった手をお腹の上に置き、私を見下して影を落とす186cmの大きな身体に「してたよ」と告げる。


「じゃあ、見てみるね、茉央のおまんこ、言いつけを守っていたか、見てあげる。」


そう言って、ご主人のワイシャツを羽織った以外は何も身に着けていない私の身体に、大きくて節が目立つのにカタチの綺麗な指が触れ、膝を外側に開いていく。


それだけで、塞がれているソコは蜜を生むようにナカを熱くして、熱は身体全体に浸透してくようだった。


「もう、そんな物欲しい目で見ないの。」


自分ではいつも通り見上げていただけなのに、そう言われてしまうと、この後の事を期待しているのが丸わかりのようで恥ずかしくなってしまう。


ご主人は、私が本当に嫌な事はしない。


彼氏、彼女、夫に妻、セフレ、それとも違う、1対1の、ご主人様とペットの関係。


甘くて、甘くて、淫らでいやらしく、癒しているのか癒されているのか、ご主人のする事は、全てがキモチイイことだ。


「だって・・・ナカ、ご主人の・・・」


「うん、見てあげるね・・・」


「や、ぅ、んっ・・・」


「・・・すごいね・・・ドロドロだ・・・でも、本当にシてない?俺の、少ないような・・・」


1日オモチャを咥え込んだソコは、オモチャのカタチにピッタリとなり、引き抜かれる時には肉を引きずり出すような快楽に腰が引けてしまう。


「ん・・・トイレ・・・の時に・・・」


「あぁ、トイレの時は抜いていいよ、って言ってたからね。零れちゃったの?」


オモチャを引き抜かれたソコからは圧迫感が消え、喪失感にヒクヒクと蠢き精を零す膣口をご主人が熱を帯びた瞳で見下ろしている。


「ん・・・出ちゃった・・・ごめんなさい・・・」


「いいよ、ちゃんとごめんなさい出来てえらいね、茉央」


「ん・・・ふふ・・・ご主人・・・」


「なぁに?」


「もっと・・・撫でて・・・?」


「・・・・・・もう・・・可愛い、俺の茉央ペット




ジュブジュブと濁った音が響き、パックリと口を開けるヴァギナを指で弄りながら、ご主人の太くて硬いソレを口に含んで大きく出し入れを繰り返す。


「茉央・・・そんなに咥えて・・・シャワーも浴びてないのに、嫌じゃないの?」


髪を撫でるご主人の手が、本当にペットを可愛がり、撫でるように優しい。


「ん、んん、っ・・・っぷ、は・・・や、じゃにゃ、ぃ・・・ご主人、の、味・・・」


「・・・ふ・・・変態・・・」


「・・・ご、しゅじ、ん・・・の、ペニス・・・茉央の・・・」


「そうだね、茉央のペニスだよ。」


「ん、ん、んむ・・・ちゅ・・・ちゅ、ぅ・・・ふふ、お、っき、ぃ・・・」


「そんなに美味しそうにして・・・」


「やぁ、ん、びくってしたぁ・・・」


「茉央が可愛くて反応しちゃったんだよ、ねぇ、茉央・・・」


「う・・・?」


ぷは、っとご主人のペニスから口を離した私の唇をなぞり、次の行動を促すご主人の瞳。


聴かずともわかる、皆まで言われなくてもわかる、ご主人の望み。


私はリクライニングチェアを倒し、仰向けになって足を開き、もうグズグズなソコに指を滑らせながらムニュっと開いて見せた。






②へ続きます。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。

海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。 ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。 「案外、本当に君以外いないかも」 「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」 「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」 そのドクターの甘さは手加減を知らない。 【登場人物】 末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。   恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる? 田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い? 【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

処理中です...