短編:エロスに溺れる

焔 はる

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一章

欲しがりな君にプレゼントを。~淫らに染まる花②~

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くちゅくちゅと響く水音はあまりにもオフィスに不釣り合いで、いくら「誰も来ない」と海馬さんが言おうが、私は気が気ではなかった。


「あんまり動くなよ、パソコンが倒れる」


それならそんなの、こんなトコでしないでほしいっ、それは海馬さんが私を机に座らせ、制服のスカートを捲り上げて下着と黒のストッキングの上からソコをジュルジュルと舐め、指を押し付けて縦スジを刺激するうちに蜜が溢れ、男性経験のない私は恥ずかしさに逃げたくて腰が引けてしまっているから。


「・・・1日仕事した後の、蒸れた女の匂いがする・・・」


「!そんな事、言わないで下さいっ・・・」


~~~うぅっ・・・当たり前じゃない・・・っ


シャワーも浴びてないし、それなのにそんな事っ・・・


「何を怒っている、堪らない匂いだと言ってるんだ。雄が欲しくて俺に群がる飢えた雌どもより余程その気にさせてくれる・・・」


「っんぁっぅ・・・」


海馬さんの唾液と私のナカから溢れる体液でグジュグジュと音を立てるソコに鼻を押し当て、パクッと口で覆い、ジュルルルッと濁った音を響かせて海馬さんは水分を啜り取って飲み干した。


「・・・お前、いくつだ?」


「・・・・・・?・・・22、ですけど・・・」


「・・・男は?」


「え・・・?初めて、です・・・」


私の答えに一瞬「?」の海馬さんが、ふッと微笑み、


「・・・今、男はいるのかと聞いたんだが・・・」


「!!~~じゃあそう言って下さいよ・・・!」



あ~~~ッ恥ずかしいッでも今のは海馬さんが悪い!


海馬さんの質問が意地悪だったと思う!!(泣)



「まぁいい、それなら俺らしくもなく優しく抱いてやろう。処女だからと痛がらせない。初めから快楽を与えてやる。だから・・・」


開かれた足の間に立ち上がった海馬さんが私の腕を首に回させ、


「ん・・・ふ、ァ・・・」


「・・・口を開けて・・・そう、舌を出せ・・・・・・いいこだ・・・」


仕事を教えるよりも淫らな調教師の方が向いているのでは?と思うほど、重なり指示を与えられるまま舌を絡めては舐められ、空いた空間に入り込んだ海馬さんの舌が私の舌の裏も舐めて唾液を啜った。


「ふ、ぅ、ぅん・・・っ」


「・・・・・・浅見、俺の女になれ。」


「・・・?っ・・・んっ、やっぅ・・・」


「は・・・着やせするんだな・・・」


外されたボタン。


確かにそうかもしれないけれど、黒いブラに包まれたFカップの胸が露わにされてしまった。


男性に触れられた事もなければ、感度や手触りなんてのもわからないけれど、どうやら海馬さんにとっては悪いものではなかったらしく、いつの間にか外されて緩み、スペースが出来たブラはずらされ、海馬さんの骨ばった細くて長い指が私の胸を包みこんでいた。


「ぁ、あ・・・っ・・・」


「胸も初めてか?」


コクン・・・と頷き、ハタチを超えて男性経験もないし、本当はキスだって・・・今日、海馬さんが初めてだった・・・。


「・・・ふぅん・・・?大事に育てられてきたんだな・・・綺麗な胸だ・・・」


「っあぁっ・・・や、んっ・・・な、っ・・・ァッ・・・」


口を寄せ、胸の丸みを手のひらで受け止めながら海馬さんは先端を舐め始めていた。


指で擦って摘まみ、クリクリと捻っては撫でる・・・そして、ツンと尖って主張し始めた乳首を咥えてちゅぷちゅぷと唾液にまみれさせて舌で転がしていった。


「・・・乳首、可愛いな・・・」


「や、ァッ・・・」


「教えてやろう、「や」じゃない、お前はキモチイイという事を知っていく。身体が震え、反応するのなら「キモチイイ」と言え」


カリッと噛まれた乳首に電流が走ったように身体が跳ねた。


「・・・ほら、浅見、なんて言うんだ?」


「・・・ァ・・・あァ・・・海馬さん・・・乳首、ぴり、っ・・・て、した・・・」


「・・・・・・可愛いが・・・そうじゃない」


愉しそうに笑う海馬さんが頬を撫でてくれた。


「あ、ぁ・・・きもち、ぃ・・・?」


「そうだ。素直にキモチイイという事を身体で覚えろ。・・・悪いようにはしない・・・。」


・・・・・・そう言って、職場では見た事もないほど楽しそうな悪い笑みを浮かべる海馬さんは、事務所を訪れるファンの奥様方が皆うっとりする綺麗な手で私の胸を揉み、乳首を摘まんで擦って捻り、撫でて感度を上げ、触れられていなくてもジンジンして敏感になっているのに、突然キュっと捻ったりする。


「ァ・・・あ、ぁ・・・海馬さん・・・かい、ばさ、ん・・・」


「どうした?」


「・・・ちく、び・・・じんじん、しま、す・・・」


「・・・あぁ・・・お前のピンク色でデカめの乳輪にちょんて乗っかる小さくて可愛い乳首か?」


「っ・・・なん、でっ・・・そんなこと細かにっ・・・」


「だって間違えられないだろ?本人確認は必須だからな。」


「っ・・・そん、なっ・・・今は関係なっあッんんっ・・・」


「・・・浅見?俺が言う事は絶対だ。逆らうな。いいな?」


痛む程摘ままれた乳首・・・唇が触れる程近づいて顎を掴む指先がNOという選択肢は私にはないと告げている。


「・・・・・・わかったら口づけを。」


「・・・ぁ・・・ぁ・・・は・・・ぁ・・・」


こんな・・・ひどい・・・捕らわれて自由なんてない、それなのに、広げられたままの私の中心はきゅんと疼き、トロリとした蜜を零すのが私にはわかった。


・・・・・・ちゅ・・・。


わたしは海馬さんの腕に掴まり首を伸ばして口付けた。


「・・・いやらしい事をしている時は名前で呼べ。」


「・・・・・・名前・・・」


「わかるか?」


わかるけれど、先輩であり、上司である海馬さんを名前で呼ぶなんて考えた事もなくて、私は口にする事を躊躇っていた。


けれどそれを読んだ海馬さんがとんでもない事を言い出す。


「・・・芹葉。」


「ちょッ・・・急に・・・っ」


「芹葉だろ?俺は何度も呼んでたよ、妄想の中で何度もお前を組み敷いて抱いていた。こうして触れて眺めれば、妄想より遥かに滑らかなしっとりとした肌と、もっちりとした豊かな胸・・・白い肌に色の薄い乳輪は大きめで、乳首は大人の女とは思えないほど小さくて控えめ・・・だが、俺がたくさん弄ってやるうちにすぐに反応を示すいやらしい乳首になるだろう。俺は・・・芹葉、何度もお前を抱いて、自分のを握り、扱いていたよ。」


首筋にかかかる熱い吐息・・・


「・・・芹葉、俺の名前を呼べ・・・」


「・・・っ・・・うぅ・・・・・・な、ぉ・・・と・・・さん・・・んン・・・っ」


ちゅぅっ・・・と首筋に与えられる甘い痛み・・・


ゾワゾワとして腰が浮き、私は無意識に下腹部を尚人さんに押し当てて、擦りつけていた。


どうして・・・?


もどかしくて、寂しいような、苦しいような痛みに似た感覚がお腹の奥からじんわりと全身に広がっていった。


脳の奥が熱くて目が潤み、首筋に顔を埋めて何度も甘く熱い痛みを落としながら痕を残す尚人さんの背中に私は手を滑らせた。



「・・・芹葉・・・首筋がキモチイイのか?腰をすり寄せているぞ」


意地悪に笑う尚人さん。


「ぁ、ァ・・・ぁ・・・ごめんなさい・・・」


首元から顔を上げた尚人さんが、職場であられもなく乱された、いや、自分で乱した女に視線を這わせてふっと微笑んだ。


「・・・可愛いよ、芹葉・・・」


巻き髪を指に絡めてキスをして、顔を上げさせた顎の下にも、ちゅっ・・・と長めに口付け、ちりっとした痛みを刻んだ。



「いつも、奥様方の反感を買わないように目立たないようにしている芹葉が、デスクの上でブラウスをはだけさせ、ブラも外され胸を露わに、たくさんのキスマークを刻まれて、俺に下半身を摺り寄せている・・・」


「っ・・・ぜ、んぶっ・・・なお、とさんのせいっ・・・」


「そうだ。俺が・・・お前をこんな風にしたんだ。」


当たり前だろう、とニヒルに笑い、ストッキングと下着をいっぺんに取り去ってしまう。



「・・・慣れたら、ココをこんな風にした時にはストッキングを破り、下着をずらして挿入してやろう。だが、今はまだ、俺が与える快楽に身を委ねているがいい・・・芹葉・・・。」



「あっ・・・あッ、や、だっ・・・尚人、さんっ見ちゃ、やぁっ・・・」



足が閉じないように抑えつけ、開いて剥き出しにした中心に顔を寄せ、じっくりと眺める尚人さん・・・


遮る物がなくなり、ひんやりとした空気と、尚人さんの熱い吐息がかかり、意識しなくてもヒクヒクと蠢いてしまうのを、人生で初めてソコを見られている恥ずかしさと、海馬尚人という、モデルばりにカッコイイ人に見られている羞恥心で私の心は死にそうになっていた。









番外編②:欲しがりな君にプレゼントを。END

ーーーーーーーーーーー

③へ続きます。

尚人と芹葉のストーリーは、完結→出逢いと日常、という逆パターンなストーリー展開です。

男性経験なしの芹葉を、ドSな尚人がどちゃくそ可愛がり調教します。
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