6 / 6
6
しおりを挟む「美咲~」
「えり!おはよう」
「見たよ見たよ!今日は大好きな人と登校しちゃって!ハル先輩のファン達が騒いでたよ」
「ああ。やだなあ。絶対なんか言われてるよ」
「でも一緒に登校できて良かったじゃん」
全然良くないよ。
えりは中学校からの親友で、私がハル兄を好きな事を知っている。だからこの状況にわたしが喜んでいると思っている。昨日の事は2人に悪い様な気がして、流石にえりには言えなかった。
「まあね。でも先輩に目つけられたらやだな」
「あ~。それは確かに。ハル先輩イケメンで優しいからファン多いしね。まあでも美咲には可愛いから何も言えないんじゃない」
「そんな事いうのえりだけだよ」
「は?本当いつもいつも自覚無さすぎ。美咲一年生の中で可愛いって人気あるんだよ?」
「そんな事ある訳ないじゃん。仲良くしてくれるのえりだけだし~」
そう言って頬を膨らますと、えりは「はあ~」とわざとらしくため息をつくと私と一緒に席についた。
2
お気に入りに追加
61
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
貴方といると泣きそうです。
はるきりょう
恋愛
「I love youを訳すならなんて訳す?」
「…あなたといると泣きそうです?」
好き、なんて戯言がちょうどいい。そんな関係が楽だ。本気の言葉などいらない。寂しい時に、一緒に夜を過ごしてくれる人がいればいい。一番である必要なんてないのだから。
前書き編集
あなたの一番になれないことは分かっていました
りこりー
恋愛
公爵令嬢であるヘレナは、幼馴染であり従兄妹の王太子ランベルトにずっと恋心を抱いていた。
しかし、彼女は内気であるため、自分の気持ちを伝えることはできない。
自分が妹のような存在にしか思われていないことも分かっていた。
それでも、ヘレナはランベルトの傍に居られるだけで幸せだった。この時までは――。
ある日突然、ランベルトの婚約が決まった。
それと同時に、ヘレナは第二王子であるブルーノとの婚約が決まってしまう。
ヘレナの親友であるカタリーナはずっとブルーノのことが好きだった。
※R15は一応保険です。
※一部暴力的表現があります。
婚約者は私を愛していると言いますが、別の女のところに足しげく通うので、私は本当の愛を探します
早乙女 純
恋愛
私の婚約者であるアルベルトは、私に愛しているといつも言いますが、私以外の女の元に足しげく通います。そんな男なんて信用出来るはずもないので婚約を破棄して、私は新しいヒトを探します。
婚約者の王子が結婚している幼馴染を妊娠させる。婚約破棄になって別れたけど助けてと泣きついてきた。
window
恋愛
アルベルト王子とエレン公爵令嬢は居心地の良い恋人関係。婚約した時には二人は幸福感で笑顔が浮かんでいた。
どちらも死ぬほど愛している両想いで、心の底から好きな気持ちがあふれている。しかしアルベルトの様子が最近おかしい?何となくエレンは勘付く。
「僕は料理教室に通う。料理を作る素晴らしさに目覚めた!」
不意打ちのように彼からそんな信じられないことを言われた。最初は王子の彼が料理……?と驚いて紅茶を吹き出しそうになる。
実際のところはていのいい方便に過ぎない。彼は幼馴染で講師のクローディアとただならない関係を続けていた。エレンは彼女が既婚者だったことにも呆れてしまうのです……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる