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私と私
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「毎日の日々が楽しいと人は言う
毎日の日々が辛いと人は言うけれど
私はどっちの人だろう?
楽しいのか辛いのか...
毎日誰かと笑ってる
今日もかわらない笑顔で
貴方はだれ?
私と同じ顔をしている
だけど私は双子ではないし
貴方が今の私だって言うの?
じゃぁその張り詰めた笑顔は何?
その笑顔の裏には何があるの?
悲しみ?苦しみ?欲望?嫉妬?
私に貴方の全てを教えて?
貴方の笑顔の裏にあるものを...ねぇ、見せて?」
『あぁ、毎日疲れる
あはは...また笑ってしまった
この話の面白いところって何?
今日もいつもと変わらない笑顔
貴方はだれ?
そんな目で私を見ないで
私に双子はいない...
私の本当の姿なの?
私の塗り固めた笑顔の裏にあるものなの?
私は貴方に全てを教えてみたい
あぁ、私を見ないで』
『私は何も信じない
表では楽しく見せていても裏で言われているのを知っている
だけど私は気付いてないフリをするの』
「貴方は本当にバカだね
貴方は逃げているだけ
人を信じるのが恐い...だから逃げているだけ...」
『ちがう、私は逃げていない!』
「いや、貴方は逃げているだけ」
『うるさい!貴方は私なんでしょ?
じゃぁ、否定しないで!』
「そう、私は貴方らしい
貴方の心の奥にある本当の私らいしよ」
『そんなのない!私は皆と楽しく居たいの!
少しぐらいガマンが必要なの!』
「ちがう、ガマンなんてしていたら楽しいなんて思えない
いつか貴方が壊れてしまう」
『別にいい!私はただ毎日同じように過ぎていくだけでいいの!
それ以上望んでしまったらダメなのを知ってるから...』
「ダメじゃない!人間はガマンをしたら簡単にボロボロになってしまう
貴方にはそうなって欲しくないの貴方は私だから...
人はなんでも溜め込んでしまう
人はすぐ弱気になってしまう
人はすぐ逃げようとしてしまう
人は楽な方に行こうとする
人は...人は...こんなに弱い生き物なの...」
「でもね、たまに面白い人もいるの
壁にぶつかった時、自分が辛くなった時笑っている人がいるの
自分から苦しい方に行こうとする人
何度でも諦めない人...
こんな人達はとても魅力のある人生を送っているの」
『でも...!そういう人生を歩めるのは本当に一握り程度しかいないの!
私がそんな人になれるなんて思ってない!』
「ふふっ...ふふふっ......」
『何で笑うの!』
「だって貴方は逃げたの、言い訳を言って楽な方へ行ったの、なれないって弱気になったの、ずっと自分の思いを溜め込んでいたのよ
こんなにも当てはまっている」
『えっ、だって、それは...』
「ほら、また言い訳をしようとしてる」
「ねぇ、貴方は何を考えているの?
どうせ私は主人公みたいなキラキラした人のクラスメイトの1人だから私には魅力のある人生は歩めないとでも?」
『だってそうでしょ!私なんてクラスメイトの1人だよ?そんな私に何が出来るのよ...
私は可愛くなんてないしキラキラなんてしてないもん...』
「ちがう、貴方は可愛くなろうとしていないしキラキラした人になろうとしていない
自分をかえようとしていないのよ」
『そんなの自分がかわった所で何もおきないのを知っているから!』
「それじゃぁ、貴方はどういう未来を描きたいの?
どういう未来がいいの?」
『私は...マンガのようにキラキラした主人公みたいな人生は少し憧れるけど望まない
ただ毎日が楽しくて心が安らぐ場所で人生を歩みたい......と思ってる』
「うん、いい未来じゃない
貴方が望んでいる未来の物語の主人公は誰が何と言おうが貴方しかいないのよ
皆は貴方が思っていた様にキラキラした人生を歩んでいる人が主人公だと思ってる
けれど、貴方の人生の物語は貴方しか歩むことが出来ない
周りから見たら貴方はクラスメイトの1人と思われているかもしれない
だけどそんな風に自分を思うのは自分に失礼じゃない?
貴方が自分のことをそう思わなければ貴方も魅力のある人生を歩めるんじゃない?
私は貴方の心から貴方の人生を見守っているわ」
『うん、ありがとね私
そして、さよなら私』
「えぇ、さよなら私」
「『貴方(私)の全てを見せて(見て)』」
毎日の日々が辛いと人は言うけれど
私はどっちの人だろう?
楽しいのか辛いのか...
毎日誰かと笑ってる
今日もかわらない笑顔で
貴方はだれ?
私と同じ顔をしている
だけど私は双子ではないし
貴方が今の私だって言うの?
じゃぁその張り詰めた笑顔は何?
その笑顔の裏には何があるの?
悲しみ?苦しみ?欲望?嫉妬?
私に貴方の全てを教えて?
貴方の笑顔の裏にあるものを...ねぇ、見せて?」
『あぁ、毎日疲れる
あはは...また笑ってしまった
この話の面白いところって何?
今日もいつもと変わらない笑顔
貴方はだれ?
そんな目で私を見ないで
私に双子はいない...
私の本当の姿なの?
私の塗り固めた笑顔の裏にあるものなの?
私は貴方に全てを教えてみたい
あぁ、私を見ないで』
『私は何も信じない
表では楽しく見せていても裏で言われているのを知っている
だけど私は気付いてないフリをするの』
「貴方は本当にバカだね
貴方は逃げているだけ
人を信じるのが恐い...だから逃げているだけ...」
『ちがう、私は逃げていない!』
「いや、貴方は逃げているだけ」
『うるさい!貴方は私なんでしょ?
じゃぁ、否定しないで!』
「そう、私は貴方らしい
貴方の心の奥にある本当の私らいしよ」
『そんなのない!私は皆と楽しく居たいの!
少しぐらいガマンが必要なの!』
「ちがう、ガマンなんてしていたら楽しいなんて思えない
いつか貴方が壊れてしまう」
『別にいい!私はただ毎日同じように過ぎていくだけでいいの!
それ以上望んでしまったらダメなのを知ってるから...』
「ダメじゃない!人間はガマンをしたら簡単にボロボロになってしまう
貴方にはそうなって欲しくないの貴方は私だから...
人はなんでも溜め込んでしまう
人はすぐ弱気になってしまう
人はすぐ逃げようとしてしまう
人は楽な方に行こうとする
人は...人は...こんなに弱い生き物なの...」
「でもね、たまに面白い人もいるの
壁にぶつかった時、自分が辛くなった時笑っている人がいるの
自分から苦しい方に行こうとする人
何度でも諦めない人...
こんな人達はとても魅力のある人生を送っているの」
『でも...!そういう人生を歩めるのは本当に一握り程度しかいないの!
私がそんな人になれるなんて思ってない!』
「ふふっ...ふふふっ......」
『何で笑うの!』
「だって貴方は逃げたの、言い訳を言って楽な方へ行ったの、なれないって弱気になったの、ずっと自分の思いを溜め込んでいたのよ
こんなにも当てはまっている」
『えっ、だって、それは...』
「ほら、また言い訳をしようとしてる」
「ねぇ、貴方は何を考えているの?
どうせ私は主人公みたいなキラキラした人のクラスメイトの1人だから私には魅力のある人生は歩めないとでも?」
『だってそうでしょ!私なんてクラスメイトの1人だよ?そんな私に何が出来るのよ...
私は可愛くなんてないしキラキラなんてしてないもん...』
「ちがう、貴方は可愛くなろうとしていないしキラキラした人になろうとしていない
自分をかえようとしていないのよ」
『そんなの自分がかわった所で何もおきないのを知っているから!』
「それじゃぁ、貴方はどういう未来を描きたいの?
どういう未来がいいの?」
『私は...マンガのようにキラキラした主人公みたいな人生は少し憧れるけど望まない
ただ毎日が楽しくて心が安らぐ場所で人生を歩みたい......と思ってる』
「うん、いい未来じゃない
貴方が望んでいる未来の物語の主人公は誰が何と言おうが貴方しかいないのよ
皆は貴方が思っていた様にキラキラした人生を歩んでいる人が主人公だと思ってる
けれど、貴方の人生の物語は貴方しか歩むことが出来ない
周りから見たら貴方はクラスメイトの1人と思われているかもしれない
だけどそんな風に自分を思うのは自分に失礼じゃない?
貴方が自分のことをそう思わなければ貴方も魅力のある人生を歩めるんじゃない?
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『うん、ありがとね私
そして、さよなら私』
「えぇ、さよなら私」
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