4 / 12
ろくでなしの王子様より、友達といる方が楽しいです。
しおりを挟む
もうここに食事に来る事もないだろう。
思い起こせばフェリシナと知り合ってからというもの、共に食事をしてはいたが会話は単に執務の報告会だった。まだ婚約者にすぎず、王族でもない学生の私がなんで執務なんてやってんだっていうと「これも王妃教育の一環」という名目のもと、フェリシアが優秀すぎたからだ。
でももう、フェリシアはいない。
だから、私はやらないし我慢もしない。
サロンで出る食事は本格的なものだったがいかんせん景観が悪すぎたし、途中だったし、腹も立ってたので、私は学食に向かった。
そして驚いてるクラスメイトの女子に声をかけた。
「私もご一緒してよろしいかしら?」
と。
彼女たちは最初こそ固まっていたが、
「ええ、もちろん!」
と快諾してくれた。
「嬉しいですわ、フォルトナ様とご一緒出来るなんて」
「今日は殿下とご一緒だと思っておりました」
「えぇ。先程までサロンにいたのですけれど、居心地が悪くて出て来たところですの」
困ったように微笑みながら言うと、
「まぁ……」
と顔を見合わせてコメントに困ってるようだったので、
「だってあのお二方ときたらまるで私なんていないかのように振る舞うのですもの、当然ですわよねぇ?」
私が戯けて言うと、
「そ、そうですわよね……!」
「いくらなんでもアレは…、」
「いくら殿下といえどもーー」
皆様遠慮がちではあるけれど賛同してくれる。ーーだよねぇ、フェリシアは高嶺の花タイプの美人だけど高慢ちきな令嬢じゃないし引き換えフェリシナは同性に嫌われるタイプだもの、あざとすぎて。
「やはり食事は、美味しく食べられる方と一緒でないと」
と彼女らと頷きあって美味しく昼食を頂いた。
食事って、誰と食べるかも重要だよね?
そして放課後、私は帰路の馬車の中考える。
サロンでフェリシナがこれ見よがしに見せびらかしていたブローチのことだ。
婚約者でもない子爵令嬢に贈るには高価過ぎる。
王子の個人資産なら問題ないが、もし違うとしたらーー…これは、反撃材料になるんじゃない?
あのブローチの意匠には覚えがある。フェリシアにも馴染みの店のものだ。
「…………」
私は御者に声をかけた。
「どうしたんですかお嬢様?」
「寄って欲しいところがあるの」
私は店の名前を告げた。
「フェリシアお嬢様……!」
馴染みの店主は手放しで私を迎えたが、
「ーー訊きたい事があるの」
と人払いを命じるとその顔を青くした。
結果は、私の予想通りだった。
私はその結果を携えて「王城へ向かって」と御者に命じた。
そうして国王陛下並びに王妃殿下に一つの許可を取り付けた。
ついでに、「暫く王妃教育を休んで良い」とのお言葉も。
訪問の結果に満足した私は余程イイ顔で笑ってたらしい。
「嬉しそうですねお嬢様」
「ええ、とっても。そんなに顔に出てる?」
「はい、お嬢様のそんなに晴れやかな笑顔は久しぶりに拝見しましたよ」
「…………」
そりゃぁ、長年の王妃教育の末が政務助手扱いじゃあねぇ……笑顔もなくなるわ。
要するに王子はクズ野郎ってこと。学内では周りもだんだん呆れ始めていて私に同情的だし、だったらそれを味方につければいい。
父も王子に仕える兄達もバカ王子を止めるどころかフェリシアには、「殿下に誠心誠意お仕えするように」ってスタンスだからアテに出来ない。
母はよくわからないけどわかってるのはただ父に従順な人と言う事だけーーいずれにしろ、誰も私の中身が変わってることにも気づかないのだから放っておく事にした。
それから私は学園生活を謳歌した。
毎日友人達と語らいながらお昼をとり、放課後も残っておしゃべりしたり、街に寄って買い食いしたり。
今では買ったものを分けっこして食べるにも慣れた友人の一人が、
「フェリシア様とこんな風に過ごせるなんて、思ってもみませんでしたわ」
と言い出し、
「本当に!フォルトナ様は何をおいても完璧でいらっしゃったからーーあ いえ、もちろんそれは今もですけれど」
菓子を分け合いながらの気安い褒め言葉が嬉しい。
だが、それを打ち壊す声が割って入った。
「こんな所で遊びほうけているとは、良い身分だな」
見れば銀色の髪に薄青い瞳を冷たく細めた貴公子が数人の貴族子弟と連れ立って来ていた。
「まぁ。レナード様」
ソルシア公爵家の子息であるレナードはフェリシアには従兄弟に当たる。
子供の頃から仲は悪くなかった筈だがーー、
「最近お前が次期王太子妃の務めも果たさず遊び呆けていると聞いたが事実だったらしいな?」
務めーーねぇ?
「異な事を仰います、殿方には友人と気晴らしする権利があって私達女性にはないとでも仰るのですか?ーー現にレナード様もこうして友人と連れ立っていらしてるのに?」
「っ…、私とお前では、立場が違うだろうっ!」
「違いませんわ」
「何だと?」
王太子といいこいつといい、女性をなんだと思っているのか。
「私も貴方もそして殿下も、同じ今は学園の一生徒でしてよ?学生でいられる時はあと僅か、その間に友人たちと交流を持つことに何の問題がありまして?」
「程度というものがあるだろう、「現に、」?!」
言い募ろうするレナードの言を遮って私は続ける。
「殿下は一生徒である立場を随分楽しんでおられるのではなくて?」
王太子とフェリシナの事は既に学園中に知れ渡っている。本人達が隠す気がないのだから当たり前だ。
レナードにもフェリシアの恣意は伝わったのだろう、急に勢いをなくして、
「……殿下には殿下の考えがおありなのだ」
と小さく呟くに留めたが、
「私にも私の考えがありますわ」
「お前っ……?!」
「女には考える頭などないと思って侮っているとそのうち痛い目を見ることになりましてよ?」
フェリシアにとってこいつは幼馴染、会話の気安さからもそれはわかるがいかんせんこいつも頭が固い。
が、仲は悪くなかったはずだ、入学してからも。
「見た限りでは皆様も目的は同じ最近評判のこの店のスイーツを味わいにいらしたのでしょう?よろしかったらご一緒しませんこと?」
「何だと?」
「同じ学友同士ではありませんか」
「それは、そうだがー…、」
従姉妹からの急な提案に戸惑うレナードだったが背後にいた友人達が色めき立ったのがわかったのでそのまま共に茶と菓子を楽しんだ。
思い起こせばフェリシナと知り合ってからというもの、共に食事をしてはいたが会話は単に執務の報告会だった。まだ婚約者にすぎず、王族でもない学生の私がなんで執務なんてやってんだっていうと「これも王妃教育の一環」という名目のもと、フェリシアが優秀すぎたからだ。
でももう、フェリシアはいない。
だから、私はやらないし我慢もしない。
サロンで出る食事は本格的なものだったがいかんせん景観が悪すぎたし、途中だったし、腹も立ってたので、私は学食に向かった。
そして驚いてるクラスメイトの女子に声をかけた。
「私もご一緒してよろしいかしら?」
と。
彼女たちは最初こそ固まっていたが、
「ええ、もちろん!」
と快諾してくれた。
「嬉しいですわ、フォルトナ様とご一緒出来るなんて」
「今日は殿下とご一緒だと思っておりました」
「えぇ。先程までサロンにいたのですけれど、居心地が悪くて出て来たところですの」
困ったように微笑みながら言うと、
「まぁ……」
と顔を見合わせてコメントに困ってるようだったので、
「だってあのお二方ときたらまるで私なんていないかのように振る舞うのですもの、当然ですわよねぇ?」
私が戯けて言うと、
「そ、そうですわよね……!」
「いくらなんでもアレは…、」
「いくら殿下といえどもーー」
皆様遠慮がちではあるけれど賛同してくれる。ーーだよねぇ、フェリシアは高嶺の花タイプの美人だけど高慢ちきな令嬢じゃないし引き換えフェリシナは同性に嫌われるタイプだもの、あざとすぎて。
「やはり食事は、美味しく食べられる方と一緒でないと」
と彼女らと頷きあって美味しく昼食を頂いた。
食事って、誰と食べるかも重要だよね?
そして放課後、私は帰路の馬車の中考える。
サロンでフェリシナがこれ見よがしに見せびらかしていたブローチのことだ。
婚約者でもない子爵令嬢に贈るには高価過ぎる。
王子の個人資産なら問題ないが、もし違うとしたらーー…これは、反撃材料になるんじゃない?
あのブローチの意匠には覚えがある。フェリシアにも馴染みの店のものだ。
「…………」
私は御者に声をかけた。
「どうしたんですかお嬢様?」
「寄って欲しいところがあるの」
私は店の名前を告げた。
「フェリシアお嬢様……!」
馴染みの店主は手放しで私を迎えたが、
「ーー訊きたい事があるの」
と人払いを命じるとその顔を青くした。
結果は、私の予想通りだった。
私はその結果を携えて「王城へ向かって」と御者に命じた。
そうして国王陛下並びに王妃殿下に一つの許可を取り付けた。
ついでに、「暫く王妃教育を休んで良い」とのお言葉も。
訪問の結果に満足した私は余程イイ顔で笑ってたらしい。
「嬉しそうですねお嬢様」
「ええ、とっても。そんなに顔に出てる?」
「はい、お嬢様のそんなに晴れやかな笑顔は久しぶりに拝見しましたよ」
「…………」
そりゃぁ、長年の王妃教育の末が政務助手扱いじゃあねぇ……笑顔もなくなるわ。
要するに王子はクズ野郎ってこと。学内では周りもだんだん呆れ始めていて私に同情的だし、だったらそれを味方につければいい。
父も王子に仕える兄達もバカ王子を止めるどころかフェリシアには、「殿下に誠心誠意お仕えするように」ってスタンスだからアテに出来ない。
母はよくわからないけどわかってるのはただ父に従順な人と言う事だけーーいずれにしろ、誰も私の中身が変わってることにも気づかないのだから放っておく事にした。
それから私は学園生活を謳歌した。
毎日友人達と語らいながらお昼をとり、放課後も残っておしゃべりしたり、街に寄って買い食いしたり。
今では買ったものを分けっこして食べるにも慣れた友人の一人が、
「フェリシア様とこんな風に過ごせるなんて、思ってもみませんでしたわ」
と言い出し、
「本当に!フォルトナ様は何をおいても完璧でいらっしゃったからーーあ いえ、もちろんそれは今もですけれど」
菓子を分け合いながらの気安い褒め言葉が嬉しい。
だが、それを打ち壊す声が割って入った。
「こんな所で遊びほうけているとは、良い身分だな」
見れば銀色の髪に薄青い瞳を冷たく細めた貴公子が数人の貴族子弟と連れ立って来ていた。
「まぁ。レナード様」
ソルシア公爵家の子息であるレナードはフェリシアには従兄弟に当たる。
子供の頃から仲は悪くなかった筈だがーー、
「最近お前が次期王太子妃の務めも果たさず遊び呆けていると聞いたが事実だったらしいな?」
務めーーねぇ?
「異な事を仰います、殿方には友人と気晴らしする権利があって私達女性にはないとでも仰るのですか?ーー現にレナード様もこうして友人と連れ立っていらしてるのに?」
「っ…、私とお前では、立場が違うだろうっ!」
「違いませんわ」
「何だと?」
王太子といいこいつといい、女性をなんだと思っているのか。
「私も貴方もそして殿下も、同じ今は学園の一生徒でしてよ?学生でいられる時はあと僅か、その間に友人たちと交流を持つことに何の問題がありまして?」
「程度というものがあるだろう、「現に、」?!」
言い募ろうするレナードの言を遮って私は続ける。
「殿下は一生徒である立場を随分楽しんでおられるのではなくて?」
王太子とフェリシナの事は既に学園中に知れ渡っている。本人達が隠す気がないのだから当たり前だ。
レナードにもフェリシアの恣意は伝わったのだろう、急に勢いをなくして、
「……殿下には殿下の考えがおありなのだ」
と小さく呟くに留めたが、
「私にも私の考えがありますわ」
「お前っ……?!」
「女には考える頭などないと思って侮っているとそのうち痛い目を見ることになりましてよ?」
フェリシアにとってこいつは幼馴染、会話の気安さからもそれはわかるがいかんせんこいつも頭が固い。
が、仲は悪くなかったはずだ、入学してからも。
「見た限りでは皆様も目的は同じ最近評判のこの店のスイーツを味わいにいらしたのでしょう?よろしかったらご一緒しませんこと?」
「何だと?」
「同じ学友同士ではありませんか」
「それは、そうだがー…、」
従姉妹からの急な提案に戸惑うレナードだったが背後にいた友人達が色めき立ったのがわかったのでそのまま共に茶と菓子を楽しんだ。
175
お気に入りに追加
263
あなたにおすすめの小説
お姉様は嘘つきです! ~信じてくれない毒親に期待するのをやめて、私は新しい場所で生きていく! と思ったら、黒の王太子様がお呼びです?
朱音ゆうひ
恋愛
男爵家の令嬢アリシアは、姉ルーミアに「悪魔憑き」のレッテルをはられて家を追い出されようとしていた。
何を言っても信じてくれない毒親には、もう期待しない。私は家族のいない新しい場所で生きていく!
と思ったら、黒の王太子様からの招待状が届いたのだけど?
別サイトにも投稿してます(https://ncode.syosetu.com/n0606ip/)
【完結・7話】召喚命令があったので、ちょっと出て失踪しました。妹に命令される人生は終わり。
BBやっこ
恋愛
タブロッセ伯爵家でユイスティーナは、奥様とお嬢様の言いなり。その通り。姉でありながら母は使用人の仕事をしていたために、「言うことを聞くように」と幼い私に約束させました。
しかしそれは、伯爵家が傾く前のこと。格式も高く矜持もあった家が、機能しなくなっていく様をみていた古参組の使用人は嘆いています。そんな使用人達に教育された私は、別の屋敷で過ごし働いていましたが15歳になりました。そろそろ伯爵家を出ますね。
その矢先に、残念な妹が伯爵様の指示で訪れました。どうしたのでしょうねえ。
【完結】忌み子と呼ばれた公爵令嬢
美原風香
恋愛
「ティアフレア・ローズ・フィーン嬢に使節団への同行を命じる」
かつて、忌み子と呼ばれた公爵令嬢がいた。
誰からも嫌われ、疎まれ、生まれてきたことすら祝福されなかった1人の令嬢が、王国から追放され帝国に行った。
そこで彼女はある1人の人物と出会う。
彼のおかげで冷え切った心は温められて、彼女は生まれて初めて心の底から笑みを浮かべた。
ーー蜂蜜みたい。
これは金色の瞳に魅せられた令嬢が幸せになる、そんなお話。
【完結】妹のせいで貧乏くじを引いてますが、幸せになります
禅
恋愛
妹が関わるとロクなことがないアリーシャ。そのため、学校生活も後ろ指をさされる生活。
せめて普通に許嫁と結婚を……と思っていたら、父の失態で祖父より年上の男爵と結婚させられることに。そして、許嫁はふわカワな妹を選ぶ始末。
普通に幸せになりたかっただけなのに、どうしてこんなことに……
唯一の味方は学友のシーナのみ。
アリーシャは幸せをつかめるのか。
※小説家になろうにも投稿中
義母たちの策略で悪役令嬢にされたばかりか、家ごと乗っ取られて奴隷にされた私、神様に拾われました。
しろいるか
恋愛
子爵家の経済支援も含めて婚約した私。でも、気付けばあれこれ難癖をつけられ、悪役令嬢のレッテルを貼られてしまい、婚約破棄。あげく、実家をすべて乗っ取られてしまう。家族は処刑され、私は義母や義妹の奴隷にまで貶められた。そんなある日、伯爵家との婚約が決まったのを機に、不要となった私は神様の生け贄に捧げられてしまう。
でもそこで出会った神様は、とても優しくて──。
どん底まで落とされた少女がただ幸せになって、義母たちが自滅していく物語。
【完結】真実の愛のキスで呪い解いたの私ですけど、婚約破棄の上断罪されて処刑されました。時間が戻ったので全力で逃げます。
かのん
恋愛
真実の愛のキスで、婚約者の王子の呪いを解いたエレナ。
けれど、何故か王子は別の女性が呪いを解いたと勘違い。そしてあれよあれよという間にエレナは見知らぬ罪を着せられて処刑されてしまう。
「ぎゃあぁぁぁぁ!」 これは。処刑台にて首チョンパされた瞬間、王子にキスした時間が巻き戻った少女が、全力で王子から逃げた物語。
ゆるふわ設定です。ご容赦ください。全16話。本日より毎日更新です。短めのお話ですので、気楽に頭ふわっと読んでもらえると嬉しいです。※王子とは結ばれません。 作者かのん
.+:。 ヾ(◎´∀`◎)ノ 。:+.ホットランキング8位→3位にあがりました!ひゃっほーー!!!ありがとうございます!
【完結】野蛮な辺境の令嬢ですので。
❄️冬は つとめて
恋愛
その日は国王主催の舞踏会で、アルテミスは兄のエスコートで会場入りをした。兄が離れたその隙に、とんでもない事が起こるとは彼女は思いもよらなかった。
それは、婚約破棄&女の戦い?
私、侯爵令嬢ですが、家族から疎まれ、皇太子妃になる予定が、国難を救うとかの理由で、野蛮な他国に嫁ぐことになりました。でも、結果オーライです
もぐすけ
恋愛
カトリーヌは王国有数の貴族であるアードレー侯爵家の長女で、十七歳で学園を卒業したあと、皇太子妃になる予定だった。
ところが、幼少時にアードレー家の跡継ぎだった兄を自分のせいで事故死させてしまってから、運命が暗転する。両親から疎まれ、妹と使用人から虐められる日々を過ごすことになったのだ。
十二歳で全寮制の学園に入ってからは勉学に集中できる生活を過ごせるようになるが、カトリーヌは兄を事故死させた自分を許すことが出来ず、時間を惜しんで自己研磨を続ける。王妃になって世のため人のために尽くすことが、兄への一番の償いと信じていたためだった。
しかし、妹のシャルロットと王国の皇太子の策略で、カトリーヌは王国の皇太子妃ではなく、戦争好きの野蛮人の国の皇太子妃として嫁がされてしまう。
だが、野蛮だと思われていた国は、実は合理性を追求して日進月歩する文明国で、そこの皇太子のヒューイは、頭脳明晰で行動力がある超美形の男子だった。
カトリーヌはヒューイと出会い、兄の呪縛から少しずつ解き放され、遂にはヒューイを深く愛するようになる。
一方、妹のシャルロットは王国の王妃になるが、思い描いていた生活とは異なり、王国もアードレー家も力を失って行く……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる