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ヒロイン、目覚める 前
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気付いた時、私は保健室のベッドの上だった。
「……?……」
わかったのはそれだけ。
何故、私はここにいるのか…?
「気が付かれましたか」
「えっ……」
見た事のない、だが見た感じいかにも高位の方付きの女官が私に語りかける。どうやらずっと横にいたようだ。
次いで、
「ああ目が覚めたのねメイデン嬢」
とカーテンの中に入ってきたのは保険医の先生だ。
「あの、私…?」
と説明を求める私に、
「んー…とりあえず診察させてもらうわね。顔色はちょっと悪いけど体温は正常、脈は異常なし。薬の後遺症も見られない、と。流石宮廷魔導師呼びつけてあらゆる回復魔法施しただけあるわね~」
うんうん、と感心する保険医の先生だったが、自分には訳がわからない。
「それでー…、貴女はどこまで覚えているのか訊いても良いかしら?」
「は、はい。ヴィオラ先生にお茶に誘われて、淹れて頂いたお茶を飲んで暫くしたら段々頭が重くなって……そういえば先生の腕の中のノエルが全然起きなくて、変だと思って先生に尋ねようと…ーあれ?」
そこから先の記憶がない。
「貴女、眠り薬を飲まされていたのよ」
保険医が真剣な顔で言う。
「え」
けど、あのお茶は先生が淹れてくれたもので、でも、そういえば私は意識を失う瞬間ノエルの眠り方が変だと感じて_…?
「まさか、ヴィオラ先生が、私に薬を?そんなー…」
一体、何の為に?
「男が女性を薬で昏倒させて自分だけの異空間に連れ込む目的なんてひとつでしょ」
アルフレッドの声がカーテンの向こうから聞こえた。声色から察するにかなり不機嫌だ。
「アルフレッド殿下とアルフォンス・レイド様が貴女を異空間に連れ込んだオルフェレウス・ヴィオラを捕縛して助け出して下さったのよ」
「?!」
ヴィオラ先生が?私を異空間に連れ込んだ?
「じゃあ、やっぱり…」
ノエルのあの眠りはー…、
「やっぱりって何?!」
声とともにアルフレッドが思わずカーテンの中に入ってきてしまう。
「殿下!」思わず窘めに入る保険医を振り切ってアルフレッドは私に詰め寄る。
「君は知ってたのか?あの男の企みを?知ってて野放しにしただけでなくあの男に勧められるまま眠り薬の入った茶を飲みその身を捧げたのか?!」
「っ!そんな筈ないでしょう!私はヴィオラ先生がそんな企みをしてたなんて一切気が付いていませんでした!」
「じゃあ今のやっぱりというのは何だ?!」
「ノエルの事です!」
「はっ…?」
ノエルだと?あの猫の?
「ノエルは魔力も強く、人への警戒心も強いはずなのにヴィオラ先生の腕の中で随分良く眠っていたから_…それが、変だとは思いましたけどミセス・ナタリーが探しているというなら早く連れて帰らなきゃって。でもあの子は目覚めた時に無意識に魔力を振り撒いてしまう事があるから私が連れ帰った方が良いだろうって…、でもヴィオラ先生がこの猫が起きるまでお茶でもどうですかってー…」
その後のアリスティアの説明も含め合点がいったアルフレッドが、
「……そう、わかった。奴の後始末はこちらでつける。君は早く準備して」
言い置いて出て行くのと同時に、
「はい、承りました」
と入ってきたのは先程付いていてくれた女官と、何故かその後ろにさらに三人の女官がいた。
「先ずは湯浴みからですね」
言いながらさっさと私を浴室へ引っ張っていく。
この学園の保健室は思わぬアクシデントで身体や衣服を汚ししまった生徒の為に浴室やランドリールームまであるのだ。
いや、それ以前に、
「あ、あの、湯浴みって?!」
わけがわからず叫ぶように訊くと、仕切りの向こうのアルフレッドにも聞こえたらしく、
「あ~…、だって君の制服あの変態にべたべた触られてたし?気持ち悪いだろうから女官に持ってこさせた寝間着に着替えさせてたんだけど、体調もう良いんでしょ?なら着替えなきゃね?あ 因みに着替えさせたのは女官で僕は一切触れてないから」
「…………」
そりゃそうだろう。
だが、何故湯浴みの必要が?
「奴の魔力残滓、残しておきたくないでしょ?」
正確には『奴の唾液塗れのままは嫌だろう?』だがそれは彼女には言えない事だ。
見つけた時には奴に身体中舐めまわされたあとだった事など知らせる必要はないし、そんなつもりは毛頭ない。
勿論女官に着替えさせる時にも拭かせてはいるがやはり湯浴みさせて一切合切落とすべきだろう、本人に自覚はなくとも。
「じゃあ、頼んだ」
そうカーテン越しに言って部屋を出ていった。
私は湯浴みというにはいささかやり過ぎレベルで女官達に身体を磨かれ、__まあそこまでは良いとして。
「あの、これは…?」
女官が手にしているのはどう見ても夜会服だ。
「こちらで用意させていただいたお召し替え用の衣装です」
何か問題でも?と有無を言わせないにこにこ顔がかえって怖い。
「部屋に戻れば着替えがありますので、あの」
「私どもが許可なく御令嬢の部屋に入る事は出来ません。ご衣裳についての説明は後ほど殿下より申し上げるので今はひとまずこちらをお召し下さいとの事です」
そうリーダー格の女官が言えばさあ!とばかりにマネキンに仕立てがかられ、いくらもしないうちに私は薄いブルーの夏用ドレスを着たどこぞの令嬢(実際そうなのだが)に仕立て上げられてしまう。
女官達の手際も驚きだが仕上がった自分を姿見で見てさらにびっくりだ。
__うわぁ!どっかのお姫様みたい。
容姿が美少女なのは自覚していたが、ここまでかっちり正装した事はなかったのでびっくりだ。
鏡の中の自分をまじまじと見つめる。
何しろ身に付けてる物ひとつひとつが高価だ。
横髪を一部掬い上げるようにして頭上に輝くのは小さなティアラ、首元には細いながらゴールドとダイヤのネックレス、何より素晴らしいのはこのドレスだ。
スカート部分に薄いブルーを重ねる事によって実際の色より濃く見せるのと同時に妖精の羽根を重ねたような錯覚を起こすかのように縫い合わされている。
胴の部分は同色の一枚布だがざっくり開いた肩から胸元を覆うレースが肌の余計な露出を防ぐのと同時に見事な華を添えている。あまりの見事さにそぅ、と胸元を飾るレースに触れてみる。
だが、触れた途端「え“」と固まる。
「コレって、まさかーー…?」
素材の正体に気付いて青くなる。
これって…あれよね?
あの〝王室御用達〟で庶民はおろか貴族でも滅多に使われないっていう高級素材幻の生地……。
全く出回ってないわけではないので店頭で見本生地を見たり触ったりした事は、ある。あるがそれを使ったドレスは見るのは初めてだ。
一部分だけとはいえこんな素材使ったドレス、着ていられるワケがない。
すぐに脱ぎたい。
「あ、あの、コレっ、」
上擦ったアリスティアの声はスルーされ、
「素晴らしいですわ!さ、殿下にお目見えしましょうね」
とさっさと姿見の前から連れ出され、
「殿下、御令嬢の支度が整いました」
の声に再度アルフレッドが入室して来た。
正装したアリスティアを目にした途端、アルフレッドは息を呑んで立ち尽くす事数秒。
「………………」
因みにアリスティアも固まっているのでこの数秒間室内には物音ひとつしない静寂が訪れた。
やがて女官リーダー(仮)が、
「アルフレッド殿下?何か問題がございますか?」
「いや、ない__素晴らしい出来だ」
「ありがとうございます。では、私達はこれで」
「えぇー?!」
と 突っ込む間も無く女官達は部屋を出て行った。
「……?……」
わかったのはそれだけ。
何故、私はここにいるのか…?
「気が付かれましたか」
「えっ……」
見た事のない、だが見た感じいかにも高位の方付きの女官が私に語りかける。どうやらずっと横にいたようだ。
次いで、
「ああ目が覚めたのねメイデン嬢」
とカーテンの中に入ってきたのは保険医の先生だ。
「あの、私…?」
と説明を求める私に、
「んー…とりあえず診察させてもらうわね。顔色はちょっと悪いけど体温は正常、脈は異常なし。薬の後遺症も見られない、と。流石宮廷魔導師呼びつけてあらゆる回復魔法施しただけあるわね~」
うんうん、と感心する保険医の先生だったが、自分には訳がわからない。
「それでー…、貴女はどこまで覚えているのか訊いても良いかしら?」
「は、はい。ヴィオラ先生にお茶に誘われて、淹れて頂いたお茶を飲んで暫くしたら段々頭が重くなって……そういえば先生の腕の中のノエルが全然起きなくて、変だと思って先生に尋ねようと…ーあれ?」
そこから先の記憶がない。
「貴女、眠り薬を飲まされていたのよ」
保険医が真剣な顔で言う。
「え」
けど、あのお茶は先生が淹れてくれたもので、でも、そういえば私は意識を失う瞬間ノエルの眠り方が変だと感じて_…?
「まさか、ヴィオラ先生が、私に薬を?そんなー…」
一体、何の為に?
「男が女性を薬で昏倒させて自分だけの異空間に連れ込む目的なんてひとつでしょ」
アルフレッドの声がカーテンの向こうから聞こえた。声色から察するにかなり不機嫌だ。
「アルフレッド殿下とアルフォンス・レイド様が貴女を異空間に連れ込んだオルフェレウス・ヴィオラを捕縛して助け出して下さったのよ」
「?!」
ヴィオラ先生が?私を異空間に連れ込んだ?
「じゃあ、やっぱり…」
ノエルのあの眠りはー…、
「やっぱりって何?!」
声とともにアルフレッドが思わずカーテンの中に入ってきてしまう。
「殿下!」思わず窘めに入る保険医を振り切ってアルフレッドは私に詰め寄る。
「君は知ってたのか?あの男の企みを?知ってて野放しにしただけでなくあの男に勧められるまま眠り薬の入った茶を飲みその身を捧げたのか?!」
「っ!そんな筈ないでしょう!私はヴィオラ先生がそんな企みをしてたなんて一切気が付いていませんでした!」
「じゃあ今のやっぱりというのは何だ?!」
「ノエルの事です!」
「はっ…?」
ノエルだと?あの猫の?
「ノエルは魔力も強く、人への警戒心も強いはずなのにヴィオラ先生の腕の中で随分良く眠っていたから_…それが、変だとは思いましたけどミセス・ナタリーが探しているというなら早く連れて帰らなきゃって。でもあの子は目覚めた時に無意識に魔力を振り撒いてしまう事があるから私が連れ帰った方が良いだろうって…、でもヴィオラ先生がこの猫が起きるまでお茶でもどうですかってー…」
その後のアリスティアの説明も含め合点がいったアルフレッドが、
「……そう、わかった。奴の後始末はこちらでつける。君は早く準備して」
言い置いて出て行くのと同時に、
「はい、承りました」
と入ってきたのは先程付いていてくれた女官と、何故かその後ろにさらに三人の女官がいた。
「先ずは湯浴みからですね」
言いながらさっさと私を浴室へ引っ張っていく。
この学園の保健室は思わぬアクシデントで身体や衣服を汚ししまった生徒の為に浴室やランドリールームまであるのだ。
いや、それ以前に、
「あ、あの、湯浴みって?!」
わけがわからず叫ぶように訊くと、仕切りの向こうのアルフレッドにも聞こえたらしく、
「あ~…、だって君の制服あの変態にべたべた触られてたし?気持ち悪いだろうから女官に持ってこさせた寝間着に着替えさせてたんだけど、体調もう良いんでしょ?なら着替えなきゃね?あ 因みに着替えさせたのは女官で僕は一切触れてないから」
「…………」
そりゃそうだろう。
だが、何故湯浴みの必要が?
「奴の魔力残滓、残しておきたくないでしょ?」
正確には『奴の唾液塗れのままは嫌だろう?』だがそれは彼女には言えない事だ。
見つけた時には奴に身体中舐めまわされたあとだった事など知らせる必要はないし、そんなつもりは毛頭ない。
勿論女官に着替えさせる時にも拭かせてはいるがやはり湯浴みさせて一切合切落とすべきだろう、本人に自覚はなくとも。
「じゃあ、頼んだ」
そうカーテン越しに言って部屋を出ていった。
私は湯浴みというにはいささかやり過ぎレベルで女官達に身体を磨かれ、__まあそこまでは良いとして。
「あの、これは…?」
女官が手にしているのはどう見ても夜会服だ。
「こちらで用意させていただいたお召し替え用の衣装です」
何か問題でも?と有無を言わせないにこにこ顔がかえって怖い。
「部屋に戻れば着替えがありますので、あの」
「私どもが許可なく御令嬢の部屋に入る事は出来ません。ご衣裳についての説明は後ほど殿下より申し上げるので今はひとまずこちらをお召し下さいとの事です」
そうリーダー格の女官が言えばさあ!とばかりにマネキンに仕立てがかられ、いくらもしないうちに私は薄いブルーの夏用ドレスを着たどこぞの令嬢(実際そうなのだが)に仕立て上げられてしまう。
女官達の手際も驚きだが仕上がった自分を姿見で見てさらにびっくりだ。
__うわぁ!どっかのお姫様みたい。
容姿が美少女なのは自覚していたが、ここまでかっちり正装した事はなかったのでびっくりだ。
鏡の中の自分をまじまじと見つめる。
何しろ身に付けてる物ひとつひとつが高価だ。
横髪を一部掬い上げるようにして頭上に輝くのは小さなティアラ、首元には細いながらゴールドとダイヤのネックレス、何より素晴らしいのはこのドレスだ。
スカート部分に薄いブルーを重ねる事によって実際の色より濃く見せるのと同時に妖精の羽根を重ねたような錯覚を起こすかのように縫い合わされている。
胴の部分は同色の一枚布だがざっくり開いた肩から胸元を覆うレースが肌の余計な露出を防ぐのと同時に見事な華を添えている。あまりの見事さにそぅ、と胸元を飾るレースに触れてみる。
だが、触れた途端「え“」と固まる。
「コレって、まさかーー…?」
素材の正体に気付いて青くなる。
これって…あれよね?
あの〝王室御用達〟で庶民はおろか貴族でも滅多に使われないっていう高級素材幻の生地……。
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一部分だけとはいえこんな素材使ったドレス、着ていられるワケがない。
すぐに脱ぎたい。
「あ、あの、コレっ、」
上擦ったアリスティアの声はスルーされ、
「素晴らしいですわ!さ、殿下にお目見えしましょうね」
とさっさと姿見の前から連れ出され、
「殿下、御令嬢の支度が整いました」
の声に再度アルフレッドが入室して来た。
正装したアリスティアを目にした途端、アルフレッドは息を呑んで立ち尽くす事数秒。
「………………」
因みにアリスティアも固まっているのでこの数秒間室内には物音ひとつしない静寂が訪れた。
やがて女官リーダー(仮)が、
「アルフレッド殿下?何か問題がございますか?」
「いや、ない__素晴らしい出来だ」
「ありがとうございます。では、私達はこれで」
「えぇー?!」
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