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4 まだまだ小手調べでしてよ?だってただの時間稼ぎですから
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翌朝、公爵邸に大きな悲鳴が響き渡った。
公爵夫人の部屋からだった。
お付きのメイドたちが駆けつけてみると、公爵夫人のベッドの上に何故かロザリンダがいて叫んでいた。
「お、お嬢さま……?」
「どうしてお嬢様がこちらに?お部屋で見張られ「しっ!」、あ いえ療養されてるはずじゃ__」
「わ私はロザリンダじゃないわ!目が覚めたらこうなってたのよ!」
確かにベッドの上のロザリンダはいつも公爵夫人が着ているネグリジェを着ているが、どう見てもロザリンダだ。
「お嬢様、冗談はおやめください。それに奥様はどちらに?」
「本当よ!私はヒルダ・ラクシエル公爵夫人!あなたあれだけ私の側近く仕えていてわからないの?!モイラ!!」
いつも夫人の一番側近くに仕えているメイド頭のモイラは目を眇め、
「公爵さまをお呼びして」
と背後のメイドに命じた。
やがてやって来た公爵は妻のベッドで寝巻き姿で泣き喚く娘の姿を見て仰天した。
「これは一体、」
「あなた!!」
寝巻き姿の娘が縋ってきたので、
「やめなさい。昨日目覚めるなり暴言を放った挙句に今度は気が触れたふりか?ロザリンダ」
と急いで身を引いた。
「あなた?!まさか__本当にわからないの?」
「わかるも何も、ヒルダのフリなどしたところでお前とジルデ公との婚姻はなくならんぞ?」
「婚、姻……?」
ざぁっとヒルダが青褪めたところで、クスクスと涼やかな笑い声が響いた。
あまりに場にそぐわない声に夫人の部屋にいた全員が声のした方に振り向くと、そこには地味な部屋着姿でも華やぎを放ち、艶やかに微笑むロザリンダの姿があった。
その背後には、ロザリンダの部屋を見張らせていたはずの者たちが困惑した顔で並んでいた。
「お嬢様が、二人……?」
「いや、お嬢様は部屋から一歩も……」
と騒めく家人たちをよそに、
「可哀想なお母様。ちょっと認識阻害がかかっただけで腹心のメイドたちはおろか夫である公爵様にも気付いてもらえないなんて」
「ま、魔法……?」
呆然と涙を流すヒルダに漸く合点がいった公爵は、
「お前の仕業かっ?!すぐに魔法を解け!!」
「嫌ですわ」
「なっ……?!」
「あなたがたは一切私を助けてはくれなかった。辛い妃教育に泣いていた時も、王太子の浮気に心を痛めていた時も、あの馬鹿太子にハゲデブジジイに売られそうになった時でさえ、いっ時たりとも私の味方ではなかった。なのになんで無条件で解いてもらえるなんて思っているのかしら?おめでたい頭ですこと」
ロザリンダの言っている内容は辛辣だが事実であるので、公爵夫妻は一瞬言葉に詰まった。
「ロ、ロザリンダ……?お母様が悪かったわ、だからお願いよ、ね?」
状況を理解した夫人は急いで下手に出るが、ロザリンダの姿をしたサツキはどこ吹く風だ。
「面白いですわねぇ、認識阻害ってただの幻影魔法ですから相手のことをしっかりわかってる人がみればわかる魔法ですのに。長い付き合いなら尚更__なのにお父様はわからなかったのですね?」
「……っ……」
これは本当だ。
ちょっとした仕草や口調は変えられないし、似せるにもそれらしい振る舞いができなければすぐに見破られる。
夫人にロザリンダそっくりの立ち居振る舞いなどできるわけがないから、元々夫人に近い人こそすぐ気付いて当然なのだ。
「__何が望みだ」
素早く取引に持ち込む所は公爵らしいが、信用できない相手との取引ほど危ないものはない。
「う~ん、特に何も?」
とサツキは可愛らしく首を傾げた。
「何だとっ?お前は目的もなくこんな騒ぎを起こしたのか?!」
「騒いでるのはそちらだけですわ。だって私には関係ありませんもの、公爵夫人が間違われて連れて行かれて別人だと泣いても喚いても信じてもらえなくってジルデ公の元へ嫁がされたとしても、王家のすることに公爵家は否を唱えないのでしょう?」
「なっ……?!」
「ひっ……!」
公爵は妻が、夫人は自分が次々と知らない男たち陵辱される未来を想像したのだろう。
「馬鹿な……!ヒルダはもう子供を望めるような年齢ではない!」
(問題そこかよ?)
「ロザリンダ!!母親になんてこと「これも貴族の務めよ。殿下は王族の色をお持ちだけどナタリア嬢は違う。お二人が結婚しても王家の色が生まれるとは限らないわ。だからこそ、貴女が必要なの」、を……?」
「貴女が私に仰ったではありませんか、まさか自分はできないとでも?貴族の務めなのでしょう?それに私を産んだ方ですもの、本人が違う色といえど生まれる子が青銀の可能性は大いにありますわ!」
ロザリンダは真っ青な二人を前に艶やかに笑う。
ロザリンダの色は母方の祖母の隔世遺伝だ。両親の色を受け継いだのは兄弟で、ロザリンダだけが祖母の色を受け継いだ。
「あ、ああ、そ、そんな……」
自分が聖母のような顔で娘に語った台詞をそのまま返されてヒルダは途方に暮れた。
「お前は母親を身代わりにするつもりか」
「娘を下衆に売り渡した人に言われたくありませんわ。そんなに珍しい魔法ではありませんから私の気が向くか、信用のおける魔法使いが見つかるまで精々頑張って王家からの使者を追い払うんですね」
目を剥いた公爵の横で夫人は卒倒した。
それに目もくれず踵を返す娘に公爵が怒鳴る。
「くっ……!こんなことをして後悔するぞロザリンダ!!」
「後悔ならとっくにしてますわ。こんな家、もっと早くに捨てて逃げるべきでした。そうそうお父様、」
「何だっ?」
「マーガレットとマーブル」
娘の言い放った言葉に、強気だった公爵の顔が凍りつく。
「どうしてそれを__」
「可愛いらしい方たちですね。以前住んでる場所をたまたま見つけてしまいましたの。ゆめゆめ変な気を起こされませんよう__でないと、あの方たちにも認識阻害の魔法がかかってしまうかも?」
「マーガレットはまだ十歳だぞ!!」
「まあお若くて結構ではありませんか。娘さんがまだ十歳なら母親も充分……」
「やめろ!!」
「それを言う権利はあなたにはありません。小さな幸せを望むなら、公爵位など返上なさい。私の未来を全て塗り潰しておきながら自分は全てを取ろうなんて図々しい。サリナもすぐ私の元に戻して下さいね?でないとマーブルを私のメイドに迎えてジルデ公の元へのお供にしちゃうかもしれませんよ~?あ、それならマーガレットの方がいいかもしれませんね!庶子とはいえ公爵の娘なのは同じ……」
「やめろと言ってるだろう!」
「__は?私に命令する権利がまだあると思ってます?」
「っ、サリナは、すぐに呼び戻す」
「懲罰房で酷い目に合わせてた間の給金と治療費もちゃんと払ってくださいね。それから私の部屋の周りの監視もすぐ退かせてくださいませ、目障りですわ」
「!」
そこまで全て知られているとは思わなかった公爵は唸るが、
「お返事は?」
とロザリンダに追撃されて轟沈した。
「……わかった」
それを聞いたサツキは冷めた目を公爵に向け、部屋を出て行った。
マーブルは公爵の平民の愛人、マーガレットは二人の間にできた娘だ。
公爵が二人に比較的治安の良い下町に小さな家を与え住まわせているということを、サツキはゲーム知識で知っていた。
あの二人に罪はないが、それで言えばロザリンダにだって罪はない。
だから、手加減してあげるつもりは一切なかった。
公爵夫人の部屋からだった。
お付きのメイドたちが駆けつけてみると、公爵夫人のベッドの上に何故かロザリンダがいて叫んでいた。
「お、お嬢さま……?」
「どうしてお嬢様がこちらに?お部屋で見張られ「しっ!」、あ いえ療養されてるはずじゃ__」
「わ私はロザリンダじゃないわ!目が覚めたらこうなってたのよ!」
確かにベッドの上のロザリンダはいつも公爵夫人が着ているネグリジェを着ているが、どう見てもロザリンダだ。
「お嬢様、冗談はおやめください。それに奥様はどちらに?」
「本当よ!私はヒルダ・ラクシエル公爵夫人!あなたあれだけ私の側近く仕えていてわからないの?!モイラ!!」
いつも夫人の一番側近くに仕えているメイド頭のモイラは目を眇め、
「公爵さまをお呼びして」
と背後のメイドに命じた。
やがてやって来た公爵は妻のベッドで寝巻き姿で泣き喚く娘の姿を見て仰天した。
「これは一体、」
「あなた!!」
寝巻き姿の娘が縋ってきたので、
「やめなさい。昨日目覚めるなり暴言を放った挙句に今度は気が触れたふりか?ロザリンダ」
と急いで身を引いた。
「あなた?!まさか__本当にわからないの?」
「わかるも何も、ヒルダのフリなどしたところでお前とジルデ公との婚姻はなくならんぞ?」
「婚、姻……?」
ざぁっとヒルダが青褪めたところで、クスクスと涼やかな笑い声が響いた。
あまりに場にそぐわない声に夫人の部屋にいた全員が声のした方に振り向くと、そこには地味な部屋着姿でも華やぎを放ち、艶やかに微笑むロザリンダの姿があった。
その背後には、ロザリンダの部屋を見張らせていたはずの者たちが困惑した顔で並んでいた。
「お嬢様が、二人……?」
「いや、お嬢様は部屋から一歩も……」
と騒めく家人たちをよそに、
「可哀想なお母様。ちょっと認識阻害がかかっただけで腹心のメイドたちはおろか夫である公爵様にも気付いてもらえないなんて」
「ま、魔法……?」
呆然と涙を流すヒルダに漸く合点がいった公爵は、
「お前の仕業かっ?!すぐに魔法を解け!!」
「嫌ですわ」
「なっ……?!」
「あなたがたは一切私を助けてはくれなかった。辛い妃教育に泣いていた時も、王太子の浮気に心を痛めていた時も、あの馬鹿太子にハゲデブジジイに売られそうになった時でさえ、いっ時たりとも私の味方ではなかった。なのになんで無条件で解いてもらえるなんて思っているのかしら?おめでたい頭ですこと」
ロザリンダの言っている内容は辛辣だが事実であるので、公爵夫妻は一瞬言葉に詰まった。
「ロ、ロザリンダ……?お母様が悪かったわ、だからお願いよ、ね?」
状況を理解した夫人は急いで下手に出るが、ロザリンダの姿をしたサツキはどこ吹く風だ。
「面白いですわねぇ、認識阻害ってただの幻影魔法ですから相手のことをしっかりわかってる人がみればわかる魔法ですのに。長い付き合いなら尚更__なのにお父様はわからなかったのですね?」
「……っ……」
これは本当だ。
ちょっとした仕草や口調は変えられないし、似せるにもそれらしい振る舞いができなければすぐに見破られる。
夫人にロザリンダそっくりの立ち居振る舞いなどできるわけがないから、元々夫人に近い人こそすぐ気付いて当然なのだ。
「__何が望みだ」
素早く取引に持ち込む所は公爵らしいが、信用できない相手との取引ほど危ないものはない。
「う~ん、特に何も?」
とサツキは可愛らしく首を傾げた。
「何だとっ?お前は目的もなくこんな騒ぎを起こしたのか?!」
「騒いでるのはそちらだけですわ。だって私には関係ありませんもの、公爵夫人が間違われて連れて行かれて別人だと泣いても喚いても信じてもらえなくってジルデ公の元へ嫁がされたとしても、王家のすることに公爵家は否を唱えないのでしょう?」
「なっ……?!」
「ひっ……!」
公爵は妻が、夫人は自分が次々と知らない男たち陵辱される未来を想像したのだろう。
「馬鹿な……!ヒルダはもう子供を望めるような年齢ではない!」
(問題そこかよ?)
「ロザリンダ!!母親になんてこと「これも貴族の務めよ。殿下は王族の色をお持ちだけどナタリア嬢は違う。お二人が結婚しても王家の色が生まれるとは限らないわ。だからこそ、貴女が必要なの」、を……?」
「貴女が私に仰ったではありませんか、まさか自分はできないとでも?貴族の務めなのでしょう?それに私を産んだ方ですもの、本人が違う色といえど生まれる子が青銀の可能性は大いにありますわ!」
ロザリンダは真っ青な二人を前に艶やかに笑う。
ロザリンダの色は母方の祖母の隔世遺伝だ。両親の色を受け継いだのは兄弟で、ロザリンダだけが祖母の色を受け継いだ。
「あ、ああ、そ、そんな……」
自分が聖母のような顔で娘に語った台詞をそのまま返されてヒルダは途方に暮れた。
「お前は母親を身代わりにするつもりか」
「娘を下衆に売り渡した人に言われたくありませんわ。そんなに珍しい魔法ではありませんから私の気が向くか、信用のおける魔法使いが見つかるまで精々頑張って王家からの使者を追い払うんですね」
目を剥いた公爵の横で夫人は卒倒した。
それに目もくれず踵を返す娘に公爵が怒鳴る。
「くっ……!こんなことをして後悔するぞロザリンダ!!」
「後悔ならとっくにしてますわ。こんな家、もっと早くに捨てて逃げるべきでした。そうそうお父様、」
「何だっ?」
「マーガレットとマーブル」
娘の言い放った言葉に、強気だった公爵の顔が凍りつく。
「どうしてそれを__」
「可愛いらしい方たちですね。以前住んでる場所をたまたま見つけてしまいましたの。ゆめゆめ変な気を起こされませんよう__でないと、あの方たちにも認識阻害の魔法がかかってしまうかも?」
「マーガレットはまだ十歳だぞ!!」
「まあお若くて結構ではありませんか。娘さんがまだ十歳なら母親も充分……」
「やめろ!!」
「それを言う権利はあなたにはありません。小さな幸せを望むなら、公爵位など返上なさい。私の未来を全て塗り潰しておきながら自分は全てを取ろうなんて図々しい。サリナもすぐ私の元に戻して下さいね?でないとマーブルを私のメイドに迎えてジルデ公の元へのお供にしちゃうかもしれませんよ~?あ、それならマーガレットの方がいいかもしれませんね!庶子とはいえ公爵の娘なのは同じ……」
「やめろと言ってるだろう!」
「__は?私に命令する権利がまだあると思ってます?」
「っ、サリナは、すぐに呼び戻す」
「懲罰房で酷い目に合わせてた間の給金と治療費もちゃんと払ってくださいね。それから私の部屋の周りの監視もすぐ退かせてくださいませ、目障りですわ」
「!」
そこまで全て知られているとは思わなかった公爵は唸るが、
「お返事は?」
とロザリンダに追撃されて轟沈した。
「……わかった」
それを聞いたサツキは冷めた目を公爵に向け、部屋を出て行った。
マーブルは公爵の平民の愛人、マーガレットは二人の間にできた娘だ。
公爵が二人に比較的治安の良い下町に小さな家を与え住まわせているということを、サツキはゲーム知識で知っていた。
あの二人に罪はないが、それで言えばロザリンダにだって罪はない。
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