えっ!? こんなスキルって嘘でしょ!?

本編

88話『少しだけ成長した千隼のスキル』

一人で確認するならまだしも、康煕にお姫様抱っこされて湯船に浸かってる状態で確認するなんて 絶対いいことはない。 そう思ってしまうから見せるのは抵抗があるのだ。

それでも諦めそうにない康煕が、優しく口付けをし唇が触れたまま低く艶のある声で千隼に話してくる。


「ここには俺と千隼の二人しかいない。 あのクルルってやつは宿泊施設にいるし、こちらには結界も張ってある。 盗み聞きや侵入するようなことは起きない。 大丈夫だから見せてみろ」

「僕のスキルって変なのばかりだから笑ったりしない･･･？」

「しねぇよ」


そう断言されてしまえば見せるしかなくなってしまう。意を決して、千隼は個人チェックと口ずさんだ。


『名前：結城千隼（腐女神に悪戯に招待された理不尽者。召喚主にして、谷仲康煕に守護され愛されし者。）


レベル：8
HP：1500
MP：1300
攻撃：800
防御：2800
命中：？
回避：？


スキル：【水魔法・ローション作成Lv2】New（一人で拡張する際に使ってみよう。 敵にかけてもよし、自分で使うもよしの優れもの） 【火魔法・音感ローション作成Lv1】New（熱によって生み出されるローション。温度調節可能なので敵にかけてもよし、意中の相手と使うもよしの優れもの。是非試してみよう！） 【土魔法・ディルド作成Lv6】New（粘土のように捏ねて作成。陶器のように仕上がらせることが出来れば君もプロ間違いなし。寂しくなったら康煕のペニスを模った物で慰めよう）

ユニークスキル：【夢精Lv1】（睡眠時にエロい夢を見て邪魔されず吐精するとレベルが上がり、また起きている時に、夢の再現をすると大幅にスキルが上昇します）』


これを見た二人の反応は、千隼が顔を真っ赤にし康煕は興味津々に説明まで読んでいた。