82 / 108
本編
81話『康煕と千隼③』
しおりを挟む
「それなら、俺にスキルと見せても問題ないんじゃないか? お前の知る俺は知っているんだろう? 」
「うん・・・」
こくりと頷く千隼に康煕は尚も言い募る。
「俺だけ知らないんじゃ魔法の制御もないんじゃないか。 お前だって戻って好きだと言った俺に会いたいんだろ。 俺自身を否定っていうのはいただけないが、魔法が使えればお前の心も軽くなるんだろうしな」
「ぇ・・・? また、教えてくれるの・・・? 」
「教えてやるからスキル見せてくれ。 そうしないと制御もクソもねぇしな」
「ぅ・・・、やっぱり見せないとダメなんだね・・・」
「リスクなしに教えろっていうのは無理な話だろ」
「はぁ・・・、そうだよね・・・」
何故かがっくりする千隼だが、彼の正論に反論できず仕方なく見せることにした。
「個人チェック」
ボソッと呟いて目の前に現れた透明な個人情報。
『名前:結城千隼(腐女神に悪戯に招待された理不尽者。召喚主にして、谷仲康煕に守護され愛されし者。)
レベル:5
HP:1200
MP:1000
攻撃:?
防御:2500
命中:?
回避:?
スキル:【水魔法・ローション作成Lv1】New(一人で拡張する際に使ってみよう。 敵にかけてもよし、自分で使うもよしの優れもの) 【土魔法・ディルド作成Lv1】New(粘土のようにして捏ねて作成。陶器のように仕上がらせることが出来れば君もプロになれる。寂しくなったら康煕のペニスを模った物で慰めよう)
ユニークスキル:【夢精Lv1】(睡眠時にエロい夢を見て、邪魔されず吐精するとレベルが上がり、また起きている時に、夢の再現をすると大幅にスキルが上昇します)』
「な!! 何これ~~~~!! 」
「すげぇな」
「わ、笑わないで! 」
クッと喉を鳴らしながら笑う彼を真っ赤な顔で必死に言い募る。
「僕のスキルだけこんなんだから見せたくなかったのにぃ・・・」
ぷくぅ、と頬を膨らませながらも赤くなったり青くなったりと忙しなく慌てている。
(最近、僕のスキルについてお知らせがあったような・・・。 まさか、これのことだったの!? )
こんなスキルばかりだったら僕の人生大変なことになっちゃうよ~・・・。
「うん・・・」
こくりと頷く千隼に康煕は尚も言い募る。
「俺だけ知らないんじゃ魔法の制御もないんじゃないか。 お前だって戻って好きだと言った俺に会いたいんだろ。 俺自身を否定っていうのはいただけないが、魔法が使えればお前の心も軽くなるんだろうしな」
「ぇ・・・? また、教えてくれるの・・・? 」
「教えてやるからスキル見せてくれ。 そうしないと制御もクソもねぇしな」
「ぅ・・・、やっぱり見せないとダメなんだね・・・」
「リスクなしに教えろっていうのは無理な話だろ」
「はぁ・・・、そうだよね・・・」
何故かがっくりする千隼だが、彼の正論に反論できず仕方なく見せることにした。
「個人チェック」
ボソッと呟いて目の前に現れた透明な個人情報。
『名前:結城千隼(腐女神に悪戯に招待された理不尽者。召喚主にして、谷仲康煕に守護され愛されし者。)
レベル:5
HP:1200
MP:1000
攻撃:?
防御:2500
命中:?
回避:?
スキル:【水魔法・ローション作成Lv1】New(一人で拡張する際に使ってみよう。 敵にかけてもよし、自分で使うもよしの優れもの) 【土魔法・ディルド作成Lv1】New(粘土のようにして捏ねて作成。陶器のように仕上がらせることが出来れば君もプロになれる。寂しくなったら康煕のペニスを模った物で慰めよう)
ユニークスキル:【夢精Lv1】(睡眠時にエロい夢を見て、邪魔されず吐精するとレベルが上がり、また起きている時に、夢の再現をすると大幅にスキルが上昇します)』
「な!! 何これ~~~~!! 」
「すげぇな」
「わ、笑わないで! 」
クッと喉を鳴らしながら笑う彼を真っ赤な顔で必死に言い募る。
「僕のスキルだけこんなんだから見せたくなかったのにぃ・・・」
ぷくぅ、と頬を膨らませながらも赤くなったり青くなったりと忙しなく慌てている。
(最近、僕のスキルについてお知らせがあったような・・・。 まさか、これのことだったの!? )
こんなスキルばかりだったら僕の人生大変なことになっちゃうよ~・・・。
0
エブリスタにも同じ作品を投稿しています。内容は同じなので読み返しの必要はありません。今後とも、のんびり執筆して投稿していくので応援よろしくお願いします。
お気に入りに追加
56
あなたにおすすめの小説
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
失恋して崖から落ちたら、山の主の熊さんの嫁になった
無月陸兎
BL
ホタル祭で夜にホタルを見ながら友達に告白しようと企んでいた俺は、浮かれてムードの欠片もない山道で告白してフラれた。更には足を踏み外して崖から落ちてしまった。
そこで出会った山の主の熊さんと会い俺は熊さんの嫁になった──。
チョロくてちょっぴりおつむが弱い主人公が、ひたすら自分の旦那になった熊さん好き好きしてます。
地味で器量の悪い公爵令嬢は政略結婚を拒んでいたのだが
克全
恋愛
「アルファポリス」「カクヨム」「小説家になろう」に同時投稿しています。
心優しいエヴァンズ公爵家の長女アマーリエは自ら王太子との婚約を辞退した。幼馴染でもある王太子の「ブスの癖に図々しく何時までも婚約者の座にいるんじゃない、絶世の美女である妹に婚約者の座を譲れ」という雄弁な視線に耐えられなかったのだ。それにアマーリエにも自覚があった。自分が社交界で悪口陰口を言われるほどブスであることを。だから王太子との婚約を辞退してからは、壁の花に徹していた。エヴァンズ公爵家てもつながりが欲しい貴族家からの政略結婚の申し込みも断り続けていた。このまま静かに領地に籠って暮らしていこうと思っていた。それなのに、常勝無敗、騎士の中の騎士と称えられる王弟で大将軍でもあるアラステアから結婚を申し込まれたのだ。
いとしの生徒会長さま
もりひろ
BL
大好きな親友と楽しい高校生活を送るため、急きょアメリカから帰国した俺だけど、編入した学園は、とんでもなく変わっていた……!
しかも、生徒会長になれとか言われるし。冗談じゃねえっつの!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる