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本編
75話『魔法は想像が大事です②』
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「火で思い浮かべられるのは蝋燭と焚火で光は電球かな。 それなら、懐中電灯やランタン型のランプもいいよね。 日常生活でドライヤーを使ってたから、火と風の組み合わせで温風が出たりするのかな? でも、そうすると冷風も欲しいよね・・・」
何やらブツブツと呟きながら集中している千隼の体から淡い光が纏い始めているのだが、気付いたのは近くにいる男だけで本人は全く気が付かない。
普通であれば己の体を光が纏い始めれば、驚いたり戸惑ったりと何かしらの反応が見れるのだが 天然記念物は少し明るいなくらいにしか思っておらず、一度も魔法を扱ったことがない千隼が生活魔法の下級でもある2属性の合成に成功し中級魔法を取得し魔素を身体全体に巡らせた証でもあった。
「へぇー・・・。面白れぇな」
「え、なに? 何か言った?」
「お前、生活魔法取得したぞ」
「何言ってんの。僕は一度も魔法を使ったことがないから、練習あるのみだって言ってたじゃん」
「いや、確かに言った。言ったが・・・、自覚ないのか?」
「何が?」
無自覚に魔法を取得し、そのうえ下級魔法の2属性合成に成功し中級魔法を取得したなんて前代未聞である。
黙々とスキルを取得していく千隼の新しいエピックスキルは「学習」「合成」。
ただ、本人は確認するまで知らない。まさか、頑張りが実り エロスキル以外を覚えられた事実に。
「冷風は、氷と風? でも、氷・・・? ん~。」
「どうした? 何か分からないことでもあったのか? 」
「あ、ねぇ。 この生活魔法に氷ってないの? 」
「あるぞ。 下級じゃねぇから覚えるのは難しいかもしれねぇけどな」
「えぇ~・・・。 氷覚えられたら、冷たい飲み物やアイス作ったり ドライヤーが無くても髪乾かせると思ったのに・・・残念。」
千隼は心からしょんぼり顔で、そんなことを言った。
何やらブツブツと呟きながら集中している千隼の体から淡い光が纏い始めているのだが、気付いたのは近くにいる男だけで本人は全く気が付かない。
普通であれば己の体を光が纏い始めれば、驚いたり戸惑ったりと何かしらの反応が見れるのだが 天然記念物は少し明るいなくらいにしか思っておらず、一度も魔法を扱ったことがない千隼が生活魔法の下級でもある2属性の合成に成功し中級魔法を取得し魔素を身体全体に巡らせた証でもあった。
「へぇー・・・。面白れぇな」
「え、なに? 何か言った?」
「お前、生活魔法取得したぞ」
「何言ってんの。僕は一度も魔法を使ったことがないから、練習あるのみだって言ってたじゃん」
「いや、確かに言った。言ったが・・・、自覚ないのか?」
「何が?」
無自覚に魔法を取得し、そのうえ下級魔法の2属性合成に成功し中級魔法を取得したなんて前代未聞である。
黙々とスキルを取得していく千隼の新しいエピックスキルは「学習」「合成」。
ただ、本人は確認するまで知らない。まさか、頑張りが実り エロスキル以外を覚えられた事実に。
「冷風は、氷と風? でも、氷・・・? ん~。」
「どうした? 何か分からないことでもあったのか? 」
「あ、ねぇ。 この生活魔法に氷ってないの? 」
「あるぞ。 下級じゃねぇから覚えるのは難しいかもしれねぇけどな」
「えぇ~・・・。 氷覚えられたら、冷たい飲み物やアイス作ったり ドライヤーが無くても髪乾かせると思ったのに・・・残念。」
千隼は心からしょんぼり顔で、そんなことを言った。
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エブリスタにも同じ作品を投稿しています。内容は同じなので読み返しの必要はありません。今後とも、のんびり執筆して投稿していくので応援よろしくお願いします。
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