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本編
47話『教えて、康煕先生!!』
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お互いのステータスを教え合った千隼と康煕。二人の間には、微妙な空気が流れていた。
それというのも・・・千隼の無知が原因とされている。
この二人、幼馴染という割には害意に晒される者と害意を撃退する者として現世でも過ごしていたのだ。
そんな千隼が今回、幼馴染でもあり頼りにしている康煕にいろいろと質問をするお話。
「ねぇ、康煕ぃ。ちょっと聞きたいことがあるんだけど・・・」
そう切り出したのは、この物語の主人公『結城千隼』である。
「ん~?どうした?」
「康煕の初恋って何歳?」
「5歳。それがどうかしたか?」
「どんな子だったのかなぁって気になったの」
「どんなって・・・(お前だよ、お前)」
ここは忘れたフリをしようと決め込み曖昧な答えで済ます康煕。
「ん~、覚えてないな」
「そうなんだ」
「急にどうしんだ?」
「それじゃぁ、初めての・・・キ、キス・・・は・・・?」
千隼は、どうにも慣れない質問に顔を真っ赤にさせて聞いた。
「8歳。その相手は千隼、お前だ」
「はゎっ・・・」
羞恥で頭から湯気が出るんじゃないかというくらい、顔を真っ赤にしている。
「他に質問は?」
「初めて・・・え、・・・エッチ・・・したのって・・・い、いつ・・・?」
これまた全身茹だったように赤くして聞いてくる千隼に、康煕は内心「押し倒してぐちゃぐちゃに悦楽に染まらせたい」などと思いながらポーカーフェイスで答える。
「初セックスか。ん~、14歳だな。近所のお姉さんに誘われて」
「えっ!? えええ~~~~~っ!!!?」
「何をそんなに驚くんだ?」
「だっ、だって!14歳だよ!? 驚くよ!当たり前でしょ!!!? 」
「お前の驚く基準が低いのは、十分にわかった・・・」
今時、驚くような内容でもあるまいに千隼のウブっぷりは流石としか言いようがない。
同時に、千隼の世間知らずが浮き彫りになってきた。
この二人、良くも悪くも正反対なので幼馴染としては成立しなさそうな組み合わせなのだ。
〔ストック増えたら、番外編で千隼と康煕の家族内のでも書こうかな・・・〕
それというのも・・・千隼の無知が原因とされている。
この二人、幼馴染という割には害意に晒される者と害意を撃退する者として現世でも過ごしていたのだ。
そんな千隼が今回、幼馴染でもあり頼りにしている康煕にいろいろと質問をするお話。
「ねぇ、康煕ぃ。ちょっと聞きたいことがあるんだけど・・・」
そう切り出したのは、この物語の主人公『結城千隼』である。
「ん~?どうした?」
「康煕の初恋って何歳?」
「5歳。それがどうかしたか?」
「どんな子だったのかなぁって気になったの」
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ここは忘れたフリをしようと決め込み曖昧な答えで済ます康煕。
「ん~、覚えてないな」
「そうなんだ」
「急にどうしんだ?」
「それじゃぁ、初めての・・・キ、キス・・・は・・・?」
千隼は、どうにも慣れない質問に顔を真っ赤にさせて聞いた。
「8歳。その相手は千隼、お前だ」
「はゎっ・・・」
羞恥で頭から湯気が出るんじゃないかというくらい、顔を真っ赤にしている。
「他に質問は?」
「初めて・・・え、・・・エッチ・・・したのって・・・い、いつ・・・?」
これまた全身茹だったように赤くして聞いてくる千隼に、康煕は内心「押し倒してぐちゃぐちゃに悦楽に染まらせたい」などと思いながらポーカーフェイスで答える。
「初セックスか。ん~、14歳だな。近所のお姉さんに誘われて」
「えっ!? えええ~~~~~っ!!!?」
「何をそんなに驚くんだ?」
「だっ、だって!14歳だよ!? 驚くよ!当たり前でしょ!!!? 」
「お前の驚く基準が低いのは、十分にわかった・・・」
今時、驚くような内容でもあるまいに千隼のウブっぷりは流石としか言いようがない。
同時に、千隼の世間知らずが浮き彫りになってきた。
この二人、良くも悪くも正反対なので幼馴染としては成立しなさそうな組み合わせなのだ。
〔ストック増えたら、番外編で千隼と康煕の家族内のでも書こうかな・・・〕
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