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本編

39話『トロトロに蕩かされて』☆彡

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千隼のものを手の中にすっぽりと収め緩く、時には激しく上下に扱かれる。
彼がこちらに来て数えるくらいにしかやっていない動作に、千隼はクラクラして冷静な判断が出来なくなる。


「あっ、あ・・・・・・ダメぇ・・・・・っ」

「かわいい」


必死に康煕の手を引き離そうとするも、感じすぎて力の入らない手では彼の手に添えてるようになってしまう。

(夢の中で乱されたあの感覚が甦っておかしくなる・・・)


「何も怖がらなくていい。俺の手を舌に素直に感じればいい」


康煕の魅惑的な言葉に素直に頷きそうになる。
それでも理性が勝り「やだ・・・っ・・・・・・あっ・・・あっ」と、抗いながらも喘ぎ声をあげた。

千隼は衣服を全部剥ぎ取られ、康煕の手は変則をつけ扱き胸の突起を口に含んだ。
舌で嬲り、軽く食み、強弱の刺激を断続的に植え付けられていく。


「ひぁ・・・っ・・・あ・・・・・・や・・・ぁっ」


気持ちよすぎて立っていられず崩れ落ちそうになるのを彼が気づき、千隼をベッドに寝かせ脚を大きく開かせる。
絶頂を迎える寸前で止められた千隼は、イきたいのにイけなかった苦しさで涙を眼に溜めた。
女性のように膨らみのない小さな粒を舌で転がし、右手で脚の間にあるものを包みこんで変則的に扱き、左手で窄まった孔にゆっくりと傷つけないように指を挿入していく。
同時に三箇所を弄られ、千隼はもう悶え乱れるしかなかった。


「や・・・っん・・・っ・・・んぅっ」


康煕の長い指が千隼の内襞を擦り、最も感じるポイントを掠め焦らしていく。


「んぁっ・・・・・・ぁ・・・・・・だめ・・・っ、あっ、あっ」


夢の中で乱暴に扱われたことを除けば、千隼が康煕に弄られるのは二回目になる。
たった二回で康煕の指を覚え、肉襞が厭らしくうねって彼が欲しいと中へ誘う。
千隼は冷静な判断も恐怖も不安も全部が、康煕が与えてくれる快楽によって考えることが出来なくなっていた。


「千隼の中へ入りたい。いいだろ?」


愛撫でトロットロに蕩かされた内部を指の腹で軽く押し上げ、耳元で甘く低く囁いた康煕の言葉に千隼はコクコクと頷くのが精いっぱいだった。
















〔やっと進んだ・・・。甘い雰囲気って、経験してないと執筆するのに苦労するんですよね・・・〕



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