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本編
21話『初めてなのに・・・』☆彡
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千隼は自分の手で口を覆い声を殺している。
無意識だろうその行為に気づいて、康煕がそっと手を外させると首を左右に振った。
「どうして声を聞かせてくれない?」
愛撫をやめて問いかけると、千隼は目を潤ませて口を開いた。
「だって、声が・・・・・・」
「出せばいいだろ。聞いてるのは、俺しかいないんだから」
「康煕だから・・・・・・、恥ずかしいの・・・・・・」
『なんで恥かしいのか、わからないんだけど・・・』と、苦笑さえ浮かべて千隼は呟いた。
康煕は千隼の手を自分の口もとへ持ってきて、指先にキスをした。
そこから手のひら、腕から肩へと唇をずらし、再び胸の突起にしゃぶりつく。
胸もとを口で愛撫しながら手は下のほうへと伸ばし、腿を撫でて内側から外側へと少し力を加えると、千隼は閉じていた脚を開いてくれた。
そっと中心を包みこみ、ゆるりと擦り上げる。
千隼はいやいやをするように頭を振ったが、そこに拒絶の意味がないことは前回の時でわかっていた。
「あ、ぁあ・・・・・・っ・・・・・・」
千隼の唇から紡ぎだされる声はあまく、そして濡れたものだった。
康煕はさんざん弄った胸から口を離し、少しずつキスを下へとずらしていく。
脇腹や腰を指先を滑らせながら痕を残し、内腿に痕を残し、やがて起き上がっていたものを付け根から先へと舌を使い這わせた。
「んん・・・・・・、ぁん・・・・・・っ」
康煕は自分の指を香油で濡らし、千隼のものを口に含んで扱きながら最奥に触れた。
固く閉ざされたところを撫で、ゆっくりと指を差し入れていく。
「あ・・・・・・、や、やだっ、ああぁ」
初めて触れられるところに異物を感じ強張る千隼の体を、口淫で乱れさせ緊張を解していく。
「本当に嫌なら、やめるぞ」
康煕は自分の熱を飛ばすように、息を吐き出して言った。
〔やっと、真面なエロに仕上がってきた♪千隼、体力ないから中途半端に終わりそう・・・〕
無意識だろうその行為に気づいて、康煕がそっと手を外させると首を左右に振った。
「どうして声を聞かせてくれない?」
愛撫をやめて問いかけると、千隼は目を潤ませて口を開いた。
「だって、声が・・・・・・」
「出せばいいだろ。聞いてるのは、俺しかいないんだから」
「康煕だから・・・・・・、恥ずかしいの・・・・・・」
『なんで恥かしいのか、わからないんだけど・・・』と、苦笑さえ浮かべて千隼は呟いた。
康煕は千隼の手を自分の口もとへ持ってきて、指先にキスをした。
そこから手のひら、腕から肩へと唇をずらし、再び胸の突起にしゃぶりつく。
胸もとを口で愛撫しながら手は下のほうへと伸ばし、腿を撫でて内側から外側へと少し力を加えると、千隼は閉じていた脚を開いてくれた。
そっと中心を包みこみ、ゆるりと擦り上げる。
千隼はいやいやをするように頭を振ったが、そこに拒絶の意味がないことは前回の時でわかっていた。
「あ、ぁあ・・・・・・っ・・・・・・」
千隼の唇から紡ぎだされる声はあまく、そして濡れたものだった。
康煕はさんざん弄った胸から口を離し、少しずつキスを下へとずらしていく。
脇腹や腰を指先を滑らせながら痕を残し、内腿に痕を残し、やがて起き上がっていたものを付け根から先へと舌を使い這わせた。
「んん・・・・・・、ぁん・・・・・・っ」
康煕は自分の指を香油で濡らし、千隼のものを口に含んで扱きながら最奥に触れた。
固く閉ざされたところを撫で、ゆっくりと指を差し入れていく。
「あ・・・・・・、や、やだっ、ああぁ」
初めて触れられるところに異物を感じ強張る千隼の体を、口淫で乱れさせ緊張を解していく。
「本当に嫌なら、やめるぞ」
康煕は自分の熱を飛ばすように、息を吐き出して言った。
〔やっと、真面なエロに仕上がってきた♪千隼、体力ないから中途半端に終わりそう・・・〕
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エブリスタにも同じ作品を投稿しています。内容は同じなので読み返しの必要はありません。今後とも、のんびり執筆して投稿していくので応援よろしくお願いします。
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