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本編
12話『旅をする前に・・・?』
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お互いの荷物チェックも終わり移動しようと千隼が歩き出した時、康煕に呼び止められた。
「千隼、ちょっと待て」
「なに?」
「移動する前に飯が先だ」
「ご飯は、移動してからでもいいんじゃない?」
「移動して安全に村や町が見つかればいいが、深く薄暗い森が延々と続くようなことがあったら食べなかったことを後悔するだろ」
康煕がいうことは一理ある。運よく人が住んでる場所に辿りつければ問題はないけど、最悪の場合を考えると胃に何も入れずに移動するのは無謀だろう。
千隼は、康煕に言われて納得し一緒にご飯の用意を始めた。
「ねぇ、保存食って何があるの?」
「数種類の魚缶に果物の缶詰、ドライフルーツ。山登りとかする時用に乾パン。これは、大量にあるぞ」
「ドライフルーツや魚缶とかは解るんだけど、何で乾パンが一番多いの・・・」
「日持ちする物なら、万が一の時には役に立つ。現に今、助かってるだろ?」
本当にどこまでも用意周到な男だ。そんな彼は、目の前で不思議そうに笑っている。
千隼は、食事のことで忘れていたことを思い出し康煕に聞いてみた。
「ねぇ、康煕ってレベルやスキルとかってあるの?」
「ん?ステータスのことだよな」
「ステータスかはわかんないけど、スキルチェックって言うと見れるんだって」
「普通、異世界ってステータスオープンじゃないのか?」
「そんなこと知らないよ。ここに来て直ぐに頭に声が響いて、スキルチェックって言ったら見れたんだもん」
「まぁ、とりあえず王道のステータスで試してみるか(笑)」
そう言うと、康煕の目の前にステータスが表示された。もちろん、他人が見ることは出来ない。
『名前:谷仲康煕(神にも匹敵する総ての力を操ることができる者。千隼の召喚者(獣))
レベル:?
HP:?
MP:?
攻撃:?
防御:?
命中:?
回避:?
強靭:?
貫通:?
(詳しいステータスは、千隼のレベルが上がるとともに表記される。今は見れない)
スキル:庇護・擁護(千隼専用)
※無慈悲なおもてなし(千隼に害意を向けてきた相手を徹底的に貶める)
ユニークスキル:誘惑(全ての生き物に作用し、近しい者には媚薬効果を発揮する。また、誘惑の度合いは調整可能)
※隠れスキル:分析・解析。治癒。七大精霊王の加護。エロ魔人の加護。
異次元バッグ(容量・重量∞):名前の通り現世と異界を繋ぎ、必要な物は思い浮かべるだけで手に入れられる』
・・・・・・・ん?なんだこれ・・・・・・
「千隼、ちょっと待て」
「なに?」
「移動する前に飯が先だ」
「ご飯は、移動してからでもいいんじゃない?」
「移動して安全に村や町が見つかればいいが、深く薄暗い森が延々と続くようなことがあったら食べなかったことを後悔するだろ」
康煕がいうことは一理ある。運よく人が住んでる場所に辿りつければ問題はないけど、最悪の場合を考えると胃に何も入れずに移動するのは無謀だろう。
千隼は、康煕に言われて納得し一緒にご飯の用意を始めた。
「ねぇ、保存食って何があるの?」
「数種類の魚缶に果物の缶詰、ドライフルーツ。山登りとかする時用に乾パン。これは、大量にあるぞ」
「ドライフルーツや魚缶とかは解るんだけど、何で乾パンが一番多いの・・・」
「日持ちする物なら、万が一の時には役に立つ。現に今、助かってるだろ?」
本当にどこまでも用意周到な男だ。そんな彼は、目の前で不思議そうに笑っている。
千隼は、食事のことで忘れていたことを思い出し康煕に聞いてみた。
「ねぇ、康煕ってレベルやスキルとかってあるの?」
「ん?ステータスのことだよな」
「ステータスかはわかんないけど、スキルチェックって言うと見れるんだって」
「普通、異世界ってステータスオープンじゃないのか?」
「そんなこと知らないよ。ここに来て直ぐに頭に声が響いて、スキルチェックって言ったら見れたんだもん」
「まぁ、とりあえず王道のステータスで試してみるか(笑)」
そう言うと、康煕の目の前にステータスが表示された。もちろん、他人が見ることは出来ない。
『名前:谷仲康煕(神にも匹敵する総ての力を操ることができる者。千隼の召喚者(獣))
レベル:?
HP:?
MP:?
攻撃:?
防御:?
命中:?
回避:?
強靭:?
貫通:?
(詳しいステータスは、千隼のレベルが上がるとともに表記される。今は見れない)
スキル:庇護・擁護(千隼専用)
※無慈悲なおもてなし(千隼に害意を向けてきた相手を徹底的に貶める)
ユニークスキル:誘惑(全ての生き物に作用し、近しい者には媚薬効果を発揮する。また、誘惑の度合いは調整可能)
※隠れスキル:分析・解析。治癒。七大精霊王の加護。エロ魔人の加護。
異次元バッグ(容量・重量∞):名前の通り現世と異界を繋ぎ、必要な物は思い浮かべるだけで手に入れられる』
・・・・・・・ん?なんだこれ・・・・・・
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