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十七・弟分
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ゲオルク視点
あれが新人刈りを捕まえたガキか・・・
手作りのハンマーを持つガキを見ながら
自分の雇い主の命令をこなすべく
ナナシに声をかけパーティーを組んだ。
疾風のエルザが参加してきたが
特に問題はない。
《実力はどんなもんかね?》
俺がそう考えていると
ナナシがつゆばらいを買って出たので
《ちょうどいい》と思いながら
ナナシ達の実力を見る。
冒険者ランク1の奴隷は
まあ、あんな物だろう。
ナナシの恋人?は弓の才能が
ありそうだ。
ナナシの実力は・・・
本当に冒険者になったばかりなのか?・・・
中途半端とはいえストーンウォールを
唱えてウルフの足を止めている。
俺と同じ土魔法の使い手か!
嬉しくなった俺が土魔法を教えると、
土魔法に才能があったのか
簡単に使えるようになり、俺のことを
アニキと呼んで慕ってくるようになった。
魔法への質問が俺には難しくなってきたので
しょんべんだと嘘を吐き、
後はリーンに任せる。
《サハギンキングだと!》
信じられない気持ちを抑えつつ
ナナシが攻撃し初めたのを見て
オノに力を込める
『パワーアックス!』
無駄だとわかっているオノスキルを
放つも、自慢のオノは曲がり、俺は反撃され
吹き飛ばされてしまう。
リーンが駆け寄ってきて治療魔法を
かけてくれている間にエルザが攻撃するも
ダメージを与えてられない。
ナナシからなにやら呪文が聞こえ、
『ストーンマシンガン!』
聞いたこともない魔法名と共に
ストーンバレットが連続で放たれる!
奴隷を離させることに成功し、
エルザの奥の手でサハギンキングを
陸に上げ、奴隷を助けだす。
助け出した奴隷にリーンが治療魔法を
かけるも首を横に振る。
《ここまでだな・・・》
俺がそう判断し撤退を叫ぶとナナシから
時間稼ぎの指示が出た。
ストーンバレットを放って時間稼ぎを
しているとナナシが土魔法で
巨大な槍を作り出す。
《あれなら逃げる時間を稼げそうだな》
俺がそんなことを考えていると
至る所から血を流すナナシがさらに呪文を唱え
槍は次第に小さくなり透明になった。
『そんな!呪文が失敗したと言うの!?』
リーンが悲痛な叫びをあげる
『これでも食らえ!』
『ダイヤモンドアロー!』
ナナシの魔法でサハギンキングを倒し
死んでいた奴隷を生き返えらせる。
《俺は夢でも見ているのか?・・・》
奴隷を生き返らせると
ナナシは意識を失ったので
《真実を伝えても信じては貰えないだろうな》
そう考えながらナナシを抱え
地上に戻ろうとすると、奴隷が
サハギンキングを持ち上げている。
《身体強化魔法か・・・》
俺は驚き疲れながらも冒険者ギルドに向かった。
あれが新人刈りを捕まえたガキか・・・
手作りのハンマーを持つガキを見ながら
自分の雇い主の命令をこなすべく
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特に問題はない。
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俺がそう考えていると
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まあ、あんな物だろう。
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ありそうだ。
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しょんべんだと嘘を吐き、
後はリーンに任せる。
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信じられない気持ちを抑えつつ
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無駄だとわかっているオノスキルを
放つも、自慢のオノは曲がり、俺は反撃され
吹き飛ばされてしまう。
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かけてくれている間にエルザが攻撃するも
ダメージを与えてられない。
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ストーンバレットが連続で放たれる!
奴隷を離させることに成功し、
エルザの奥の手でサハギンキングを
陸に上げ、奴隷を助けだす。
助け出した奴隷にリーンが治療魔法を
かけるも首を横に振る。
《ここまでだな・・・》
俺がそう判断し撤退を叫ぶとナナシから
時間稼ぎの指示が出た。
ストーンバレットを放って時間稼ぎを
しているとナナシが土魔法で
巨大な槍を作り出す。
《あれなら逃げる時間を稼げそうだな》
俺がそんなことを考えていると
至る所から血を流すナナシがさらに呪文を唱え
槍は次第に小さくなり透明になった。
『そんな!呪文が失敗したと言うの!?』
リーンが悲痛な叫びをあげる
『これでも食らえ!』
『ダイヤモンドアロー!』
ナナシの魔法でサハギンキングを倒し
死んでいた奴隷を生き返えらせる。
《俺は夢でも見ているのか?・・・》
奴隷を生き返らせると
ナナシは意識を失ったので
《真実を伝えても信じては貰えないだろうな》
そう考えながらナナシを抱え
地上に戻ろうとすると、奴隷が
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《身体強化魔法か・・・》
俺は驚き疲れながらも冒険者ギルドに向かった。
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