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17.新たな仲間
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「わー、キレイな月」
「そうだね」
ただ今、お家のベランダで、クリスと月光浴中。
クリスも宝石王子の浄化でお疲れだもんね。
大自然の力で、パワーチャージしなくちゃ。
「この街のどこかに、
まだまだ宝石王子がいるんだよね」
街の明かりを見つめながら、なんとなくつぶやく。
「そうだね……。
怖い?」
「ううん。
クリスがいるし……。
ライガも、デンジくんも、シロ兄だっているもん!
あ、でもハクはどうなんだろう。
協力してくれるのかな」
あんなことをしてたわけだし、心配だよね。
「大丈夫。
キミは……、宝石に愛される人だからね」
「あはは、何それ」
「ホントだよ?
ぼくも、キミを愛してる」
真面目な顔と口調で、
クリスはわたしをじっと見つめた。
「ふえっ!?」
あああ、愛してる!?
そんな情熱的な言葉を、さらっと言っちゃったよ。
それって、ライク? ラブ?
えっと、ええっと……。
とまどっていると、
ぐいーんっと両ほほをひっぱられた。
「あははっ!
ヘンな顔!
そう難しく考えないで、ほめられたと思って、
素直に受け取っておいて!」
ぱっと手をはなし、クリスはそう言ってほほ笑んだ。
「もう、クリスったら……!」
「あ、ほら、ヒカリ! 見て!
流れ星!」
「え、どこどこ!?」
事件を起こす不思議な宝石、宝石王子。
わたしは、
これからどんな事件にまきこまれていくんだろう。
でも、何があってもきっと、大丈夫。
みんながいるからね!
【完】
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わー、理解しやすい文章とのこと、
うれしいです!
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ありがとうございます!
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