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綺麗に完食されたことに満足して、ドリアの器をシンクに運ぶと、プリンは?と訊かれた。
買ってきたプリンはさっき食べてしまった。和音を起こす前に、ドリアと一緒に。
賞味期限は一日過ぎていたし、それくらいなら自分は気にしないけど、和音に食べさせるのは躊躇ってしまって。いちごも買っちゃったし。
ごめんね、食べちゃった、と言うと、そっちちじゃない、と首を振った。
「違う、悠真さんの、作ったやつ……」
……そんなの、絶対にお店で買ったやつの方が美味しいに決まっているのに。
そんなに求められると思わなかったのに。
実際に練習はした、いつか作ってあげようって。
この間みたいに、和音を置いていけない時があるかもしれないって。
でもそんな機会は早々ないだろうとも、買うことが出来るならお店のものがいいに決まってるとも思ってた。
「……じゃあ、明日、作る」
「ン……」
少し頬を膨らませて頷く。
意地になってるとこもあるのかな。でもまあかわいいものだ、手作りのプリンが食べたいだなんて。
食欲、少しは出たのかな。
まだ頬は紅いし、指先も熱っぽい。甘いにおいもまだ強い。
けれど何度も躰を重ねて、十分睡眠も取ってるからかな、顔色は悪くない。
体調を訊けば、明日には発情期終わるかも、と機嫌の良い声が返ってきた。
いつもより全然いい、ありがとね、悠真さん、と笑顔まで。
笑えるなら良かった。
たったふつか、いつもより長くいただけ。それだけで、こんなに違うなんて。
ベッドに連れていくと、んふふ、と笑いながら、子守唄なんてなくても寝れちゃう、と笑っていたのに、瞼も少し重そうだったのに。
こちらをじっと見上げて、シないの?なんて訊いてくる。
……今そんな空気じゃなくなかった?
「……躰が動かないくらい疲れてるでしょ、しないで眠れるならその方がいい」
「おれまだ発情期だよ」
躰を起こして、ほら、手も震えてないでしょ、と見せると、その手で釦を外し始めた。
「抱いてくれる約束でしょ」
「和音」
「悠真さんは疲れちゃった?そうだよね、色々してくれるもんね、ごはんも作ってくれたし、洗濯も掃除も、おれの世話も」
いや、疲れるような重労働ではない。
洗濯も掃除も最低限だし、俺だってベッドの上にいる時間も長い。
和音に食べさせることを考えたら食事の準備は苦じゃなかったし、勿論それは和音の世話だってそう。
傍にいられる理由があるのは、有難かったよ。
「ごめんね、おれがする」
「和音?」
「おれ、いま、できること……こんなことしかないから」
のそりと俺の足の間に割って入ると、抱っこかな、なんてのんびり考えていた俺の考えを裏切るように、下着に手をかけた。
止める間もなく、出したものに躊躇わずに舌を這わせる。
「かずっ、」
「ン……」
「……どしたの、急に」
びっくりしたけれど、されたら嫌だ、という訳でもない。
小さな口で、舌で、苦しそうに、でも仔猫のように、しっかりとそこを掴んで口に含む和音は視覚的にも堪らなかった。
こうしたら悦ぶって見た、と動画だろうか、ネットの知識だろうか、舌を離さずに答える。
頭や頬を撫でると、すぐにとろん、と溶けた瞳をする。
「口止まってる……」
「んう、あ、おっき、」
そんな実況までは別にいらないんだけど。恥ずかしいな、それ。
こんなことされるとは思ってなかったし……和音がかわいいから。めちゃくちゃ興奮するじゃんか。
正直、知識としても多分浅く、勿論実践なんてしたことのないそれは下手くそな部類だと思う。
でも視覚的に強い。
刺激はぺろぺろしてるだけの弱いものなのに、それをしているのが和音なのだというだけで、ぐ、と息を呑んでしまうくらい……うん、気持ちいい。
漏れる声に気を良くしたのか、もういいよと伝えても、まだやると口にしたまま首を振る。
……咥えたまんま、ちょっとそれやばいかも。
じいとこっちを見たまま、なれれて、と言う。
撫でてて、かな。
小さな頭を撫でると、正解だったらしい、うっとりとした表情で舌を這わせた。
「はー……猫ちゃん」
「う、ンん、うるひゃい……」
「かわい、ぺろぺろしちゃって。甘いでしょ、番のは」
「んー……」
「ん、上手」
「へへ……」
褒めると嬉しそうに笑う。
どんどんにおいが強くなって、ああ、もう大分きてるな、とわかる。
俺のを舐めてるだけなのに、腰が揺れて、内腿が震えてる。
もういいよ、和音のナカ、入らせて。
そう伝えても、返ってきたのは、だめ、イって、という言葉だった。もごもごと口にしながら。
ぢゅう、と先端を吸われると、流石に反応してしまう。
それを見逃さなかった和音は、俺を見て、にま、と笑うと何度か繰り返した。
……くそ、かわいい。本当に、もう。
和音、と肩を押して、達してしまった。
甘、と口元を拭いながらぼおっとする和音にティッシュを渡す前に……彼はそれを飲み込んだ。
甘かった、とうっとりする和音を寄せて膝の上に乗せる。
悠真さんも気持ちよくなってほしかった、なんて言うけど、そんなの、十分気持ちいいのに、俺だって。和音のナカ。
買ってきたプリンはさっき食べてしまった。和音を起こす前に、ドリアと一緒に。
賞味期限は一日過ぎていたし、それくらいなら自分は気にしないけど、和音に食べさせるのは躊躇ってしまって。いちごも買っちゃったし。
ごめんね、食べちゃった、と言うと、そっちちじゃない、と首を振った。
「違う、悠真さんの、作ったやつ……」
……そんなの、絶対にお店で買ったやつの方が美味しいに決まっているのに。
そんなに求められると思わなかったのに。
実際に練習はした、いつか作ってあげようって。
この間みたいに、和音を置いていけない時があるかもしれないって。
でもそんな機会は早々ないだろうとも、買うことが出来るならお店のものがいいに決まってるとも思ってた。
「……じゃあ、明日、作る」
「ン……」
少し頬を膨らませて頷く。
意地になってるとこもあるのかな。でもまあかわいいものだ、手作りのプリンが食べたいだなんて。
食欲、少しは出たのかな。
まだ頬は紅いし、指先も熱っぽい。甘いにおいもまだ強い。
けれど何度も躰を重ねて、十分睡眠も取ってるからかな、顔色は悪くない。
体調を訊けば、明日には発情期終わるかも、と機嫌の良い声が返ってきた。
いつもより全然いい、ありがとね、悠真さん、と笑顔まで。
笑えるなら良かった。
たったふつか、いつもより長くいただけ。それだけで、こんなに違うなんて。
ベッドに連れていくと、んふふ、と笑いながら、子守唄なんてなくても寝れちゃう、と笑っていたのに、瞼も少し重そうだったのに。
こちらをじっと見上げて、シないの?なんて訊いてくる。
……今そんな空気じゃなくなかった?
「……躰が動かないくらい疲れてるでしょ、しないで眠れるならその方がいい」
「おれまだ発情期だよ」
躰を起こして、ほら、手も震えてないでしょ、と見せると、その手で釦を外し始めた。
「抱いてくれる約束でしょ」
「和音」
「悠真さんは疲れちゃった?そうだよね、色々してくれるもんね、ごはんも作ってくれたし、洗濯も掃除も、おれの世話も」
いや、疲れるような重労働ではない。
洗濯も掃除も最低限だし、俺だってベッドの上にいる時間も長い。
和音に食べさせることを考えたら食事の準備は苦じゃなかったし、勿論それは和音の世話だってそう。
傍にいられる理由があるのは、有難かったよ。
「ごめんね、おれがする」
「和音?」
「おれ、いま、できること……こんなことしかないから」
のそりと俺の足の間に割って入ると、抱っこかな、なんてのんびり考えていた俺の考えを裏切るように、下着に手をかけた。
止める間もなく、出したものに躊躇わずに舌を這わせる。
「かずっ、」
「ン……」
「……どしたの、急に」
びっくりしたけれど、されたら嫌だ、という訳でもない。
小さな口で、舌で、苦しそうに、でも仔猫のように、しっかりとそこを掴んで口に含む和音は視覚的にも堪らなかった。
こうしたら悦ぶって見た、と動画だろうか、ネットの知識だろうか、舌を離さずに答える。
頭や頬を撫でると、すぐにとろん、と溶けた瞳をする。
「口止まってる……」
「んう、あ、おっき、」
そんな実況までは別にいらないんだけど。恥ずかしいな、それ。
こんなことされるとは思ってなかったし……和音がかわいいから。めちゃくちゃ興奮するじゃんか。
正直、知識としても多分浅く、勿論実践なんてしたことのないそれは下手くそな部類だと思う。
でも視覚的に強い。
刺激はぺろぺろしてるだけの弱いものなのに、それをしているのが和音なのだというだけで、ぐ、と息を呑んでしまうくらい……うん、気持ちいい。
漏れる声に気を良くしたのか、もういいよと伝えても、まだやると口にしたまま首を振る。
……咥えたまんま、ちょっとそれやばいかも。
じいとこっちを見たまま、なれれて、と言う。
撫でてて、かな。
小さな頭を撫でると、正解だったらしい、うっとりとした表情で舌を這わせた。
「はー……猫ちゃん」
「う、ンん、うるひゃい……」
「かわい、ぺろぺろしちゃって。甘いでしょ、番のは」
「んー……」
「ん、上手」
「へへ……」
褒めると嬉しそうに笑う。
どんどんにおいが強くなって、ああ、もう大分きてるな、とわかる。
俺のを舐めてるだけなのに、腰が揺れて、内腿が震えてる。
もういいよ、和音のナカ、入らせて。
そう伝えても、返ってきたのは、だめ、イって、という言葉だった。もごもごと口にしながら。
ぢゅう、と先端を吸われると、流石に反応してしまう。
それを見逃さなかった和音は、俺を見て、にま、と笑うと何度か繰り返した。
……くそ、かわいい。本当に、もう。
和音、と肩を押して、達してしまった。
甘、と口元を拭いながらぼおっとする和音にティッシュを渡す前に……彼はそれを飲み込んだ。
甘かった、とうっとりする和音を寄せて膝の上に乗せる。
悠真さんも気持ちよくなってほしかった、なんて言うけど、そんなの、十分気持ちいいのに、俺だって。和音のナカ。
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