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そっかあ、さみしくないのかあ、それは俺がさみしいな、なんて言う悠真さんはふざけてると思う。
笑えない。
また一日で……いや、起きたらもういないのだろうか。
明日も平日だ。
朝にはまた、仕事に行っちゃうのかな、また、夜だけなのかな。
そんなの、全然足りないのに。
「……早くナカ、挿入れてよお」
誤魔化し方も何もかも上手く出来ない。
泣いてしまう前に、早く、考えられなくなってしまいたかった。
「ッあ、あ、っゔ、ん、んっ」
めいっぱい開かれた足の間で、悠真さんがやっと動いた。
自分で散々弄ってたとこだ、この性のせいで過ぎる程濡れたとこだ、大きくなった悠真さんでも、難なく呑み込んでしまった。
久し振りにお腹がいっぱいになった感覚、その強い快感に閉じてしまいそうな足を悠真さんが押さえつけるものだから、かわりに腰が逃げるように反ってしまう。
それは結果的に気持ちのいいところに自分で当ててしまってるようで、堪えきれず達してしまった。
ぎゅう、とナカが痙攣して、悠真さんもぐ、と息を漏らした。
「ん、あっ、あ、は、う……?」
とろとろとした先走りは漏れてるものの、イったにも関わらず射精は伴わなかった。
息を切らすおれに、ナカでイくの上手になったね、と悠真さんが眉を寄せたまま口にする。
「じょ、うず……?」
「うん、ドライでイけたねえ」
「どらい……」
「良かったね、触らないでもイけるよ、今日はこっちも触ったら痛いもんな?」
「んっゔ!」
悠真さんの大きな手が滑るようにおれの下半身を撫でる。
ぬるぬるとした感触、それでもひりひりとしたものを感じて、自分がしたことを思い出す。
「今日はこっちでイくことに慣れよっか」
「い、いや、やだ、こわいっ……」
「こわくないよ、ほら、気持ちよかったでしょ?今もまだナカ、きゅうきゅうしてる」
「んぅ、あッ、ん……っ」
「ね、気持ちいいねえ」
声は優しいのに、言ってることはとんでもない。
ナカで、だけなんて、前、触んないと……いや、イけた、確かにイけた、けど。
気持ちよかったけど。
自分の躰がどこまで変わってしまうのか、どれだけ頭がおかしくなってしまうのか。
こわかった、だっておれ、またひとりにされるのに。
そんなことばっかり覚えちゃって、どうしたらいいの。
今だって覚えた知識でこんなになっちゃってんのに。
自分でやるの、下手くそなのに。
悠真さんじゃなきゃ、だめなのに。
「はっ、あ、ぅ、っあ、あ、あッ、ん、っ」
手前の方も奥の方も、気持ちいいとこ全部。おれ自身より、悠真さんの方が知っている。
たったの数回、躰を重ねただけで。こわいくらいに気持ちいい。
それならもっと、本命の番は凄いんだろうな。
毎日、溶けてしまうくらいの体温を感じてるんだろうな。
「……っん、あ、やっ、あ、イっ……う、んん……ッ」
「ん、上手上手、もっと頑張ろうね」
「やだあ……!」
「大丈夫だよ、まだ発情期始まったばっかりでしょ、まだイけるよ」
再度出さずに達したおれの頬を撫でそんなことを言う。
そうだよ、おれ、今日始まったばっかりなのに。
まだ四日も残ってるのに。
そう言うなら帰んないよね?今回はもうちょっとくらい、一緒にいてくれるよね?
治まるまでおれに触ってくれるよね?
今は十分気持ちいい、やだ、と口にはしても、実際悠真さんを離さないようにぎゅうぎゅう締めつけてるのは自分だし、頭のてっぺんから爪先まで全部が震える程気持ちいい。
でもそこに全部集中出来ないのはこの後がこわいから。
こんなに気持ちよくされたって、またひとりにされてしまうのはいやだ。
悠真さんのにおいも体温も何もない部屋に残されるのはいやだ。
いやだ。さみしい。離したくない。でもそんなこと言えない。
相手の番に悪いから。悪いのはおれだから。
でもそんなのは結局建前で、本当はそういうことじゃない。
捨てられるのがこわいから。
悠真さんが来なくなるのがこわくて、悠真さんに呆れられそうなことが、言えない。
だって、ひとりにされてしまったら。
「は、あ、ぁう、ん、うう」
悠真さんのものはまだ萎えない。硬度を保ったままイイトコを抉られて、時折呼ぶ名前や、撫でてくれる手に文字通りどろどろにされてしまう。
気持ちいいのに不安で、不安なのに気持ちいい。
だからオメガは嫌なんだ、自分の躰に、アルファに、全部持っていかれる。
悔しい。
しあわせになるためのピースを全て相手が握ってるみたいで。
頼るしかないだなんて。
悔しい。
悔しいのに、奥、奥に押しつけられると、頭がぼおっとする。
「ゆ、あ、っ、ゆーま、さんっ」
「なあに」
「ん、ッ、ん、ん、あ、っ、おく、奥っ……は、あつ、出し、てっ」
「……ん、かわいい、和音」
「ナカ、あ、っう、は、ァう、あつい、のっ」
悠真さんの腰に足を巻き付ける。逃げられないように。
シャツを掴む。逃げられないように。
おれがずっと離さずいたら、このままでいてくれるかもしれない。
「んっうう、う、あ、……ッく」
ナカにあついものを感じても悠真さんが抜け出すことのないように腰を押さえつける。
その意図がわかってるのかどうなのか、また繰り返される抽挿に、おれの口からはひたすら甘い声しか、出なかった。
笑えない。
また一日で……いや、起きたらもういないのだろうか。
明日も平日だ。
朝にはまた、仕事に行っちゃうのかな、また、夜だけなのかな。
そんなの、全然足りないのに。
「……早くナカ、挿入れてよお」
誤魔化し方も何もかも上手く出来ない。
泣いてしまう前に、早く、考えられなくなってしまいたかった。
「ッあ、あ、っゔ、ん、んっ」
めいっぱい開かれた足の間で、悠真さんがやっと動いた。
自分で散々弄ってたとこだ、この性のせいで過ぎる程濡れたとこだ、大きくなった悠真さんでも、難なく呑み込んでしまった。
久し振りにお腹がいっぱいになった感覚、その強い快感に閉じてしまいそうな足を悠真さんが押さえつけるものだから、かわりに腰が逃げるように反ってしまう。
それは結果的に気持ちのいいところに自分で当ててしまってるようで、堪えきれず達してしまった。
ぎゅう、とナカが痙攣して、悠真さんもぐ、と息を漏らした。
「ん、あっ、あ、は、う……?」
とろとろとした先走りは漏れてるものの、イったにも関わらず射精は伴わなかった。
息を切らすおれに、ナカでイくの上手になったね、と悠真さんが眉を寄せたまま口にする。
「じょ、うず……?」
「うん、ドライでイけたねえ」
「どらい……」
「良かったね、触らないでもイけるよ、今日はこっちも触ったら痛いもんな?」
「んっゔ!」
悠真さんの大きな手が滑るようにおれの下半身を撫でる。
ぬるぬるとした感触、それでもひりひりとしたものを感じて、自分がしたことを思い出す。
「今日はこっちでイくことに慣れよっか」
「い、いや、やだ、こわいっ……」
「こわくないよ、ほら、気持ちよかったでしょ?今もまだナカ、きゅうきゅうしてる」
「んぅ、あッ、ん……っ」
「ね、気持ちいいねえ」
声は優しいのに、言ってることはとんでもない。
ナカで、だけなんて、前、触んないと……いや、イけた、確かにイけた、けど。
気持ちよかったけど。
自分の躰がどこまで変わってしまうのか、どれだけ頭がおかしくなってしまうのか。
こわかった、だっておれ、またひとりにされるのに。
そんなことばっかり覚えちゃって、どうしたらいいの。
今だって覚えた知識でこんなになっちゃってんのに。
自分でやるの、下手くそなのに。
悠真さんじゃなきゃ、だめなのに。
「はっ、あ、ぅ、っあ、あ、あッ、ん、っ」
手前の方も奥の方も、気持ちいいとこ全部。おれ自身より、悠真さんの方が知っている。
たったの数回、躰を重ねただけで。こわいくらいに気持ちいい。
それならもっと、本命の番は凄いんだろうな。
毎日、溶けてしまうくらいの体温を感じてるんだろうな。
「……っん、あ、やっ、あ、イっ……う、んん……ッ」
「ん、上手上手、もっと頑張ろうね」
「やだあ……!」
「大丈夫だよ、まだ発情期始まったばっかりでしょ、まだイけるよ」
再度出さずに達したおれの頬を撫でそんなことを言う。
そうだよ、おれ、今日始まったばっかりなのに。
まだ四日も残ってるのに。
そう言うなら帰んないよね?今回はもうちょっとくらい、一緒にいてくれるよね?
治まるまでおれに触ってくれるよね?
今は十分気持ちいい、やだ、と口にはしても、実際悠真さんを離さないようにぎゅうぎゅう締めつけてるのは自分だし、頭のてっぺんから爪先まで全部が震える程気持ちいい。
でもそこに全部集中出来ないのはこの後がこわいから。
こんなに気持ちよくされたって、またひとりにされてしまうのはいやだ。
悠真さんのにおいも体温も何もない部屋に残されるのはいやだ。
いやだ。さみしい。離したくない。でもそんなこと言えない。
相手の番に悪いから。悪いのはおれだから。
でもそんなのは結局建前で、本当はそういうことじゃない。
捨てられるのがこわいから。
悠真さんが来なくなるのがこわくて、悠真さんに呆れられそうなことが、言えない。
だって、ひとりにされてしまったら。
「は、あ、ぁう、ん、うう」
悠真さんのものはまだ萎えない。硬度を保ったままイイトコを抉られて、時折呼ぶ名前や、撫でてくれる手に文字通りどろどろにされてしまう。
気持ちいいのに不安で、不安なのに気持ちいい。
だからオメガは嫌なんだ、自分の躰に、アルファに、全部持っていかれる。
悔しい。
しあわせになるためのピースを全て相手が握ってるみたいで。
頼るしかないだなんて。
悔しい。
悔しいのに、奥、奥に押しつけられると、頭がぼおっとする。
「ゆ、あ、っ、ゆーま、さんっ」
「なあに」
「ん、ッ、ん、ん、あ、っ、おく、奥っ……は、あつ、出し、てっ」
「……ん、かわいい、和音」
「ナカ、あ、っう、は、ァう、あつい、のっ」
悠真さんの腰に足を巻き付ける。逃げられないように。
シャツを掴む。逃げられないように。
おれがずっと離さずいたら、このままでいてくれるかもしれない。
「んっうう、う、あ、……ッく」
ナカにあついものを感じても悠真さんが抜け出すことのないように腰を押さえつける。
その意図がわかってるのかどうなのか、また繰り返される抽挿に、おれの口からはひたすら甘い声しか、出なかった。
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