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力を抜いて、と柔らかい声が降る。
瞳をぎゅっとして待つ。直視出来ない。
「……っ、ん!」
「痛い?……久し振りだから、辛かったら言って」
「ふ……っう、く、るしぃ、けど、あ、らいじょ、っぶ」
ぐ、とジルのものが押し当てられて、少しずつナカに挿入っていく。
慣らされた筈の場所を、少しずつこじ開けるように。
久し振りとはいえ、もう何回もした行為だ。でもまだ慣れはしない。
もっと、何十回と重ねたら慣れるものなんだろうか。
「っう、は……」
「そう、ちゃんと息してね」
「ん、ん……っ、はぁ、っう」
ゆっくりゆっくり進んで、やっと全部ナカにおさまった、そう思うと、抱いたままの枕を引き抜かれ、かわりにその腕をこっち、とジルの背に誘導された。
枕に妬いたのだろうか、きゅんとしてしまう、うう、ジルのかわいいところがいっぱい見たい。
「大丈夫?暫くはこのままでいようか」
「……っ、ん、あ、じ、るはっ……だいじょ、ぶ?」
「……大丈夫だよ、ユキが慣れるまで待とうね」
「ん……」
いつもジルはそうやって我慢してくれる。
そりゃあ受け入れる側の方が負担は大きくて、大体のひとはそうやって相手のことを考えてあげるんだろうけど。
でもおれはジルしか知らなくて、毎回毎回こうやって甘やかされて。おれはジルを気遣う余裕なんてなかなかないのに。
愛されてると言葉でも態度でも貰えるのがすごく嬉しい。
「大丈夫そうになったら教えてね」
「……えっ」
「ユキが教えて」
「えっ、え……ええ、おれ、おれが?」
「そう。痛い思いや辛い思いをさせたくないからね」
「……ええ」
恥ずかしい思いはさせてもいいのか。
……多分そんなの、わかっててやってるんだろうけど。
「……も、いいよお」
「まだでしょ?ユキのナカ、まだ狭いよ」
「……っ、動かなかっ、たら、ずっとそう、だよっ」
「うーん、もうちょっとかな」
「もうちょっとって……」
「ユキ」
「んぅ」
ジルがほんの少し、身動ぎしただけでお腹の奥がきゅう、となる。
もういいのに、早くって思ってるのに。
「わかる?ここまで挿入ってる」
「っあ……!」
薄い腹をそっと撫でられて、びく、と躰が跳ねた。
ずるい、そんなの、反応してしまうに決まってる。
「んうぅ……!」
「……っ、ユキのナカ、きゅうきゅうしてきたな」
「だからっ……もぉいいっ、て!ゆって、るっ……」
「大丈夫なの?」
「……っう、うごい、てぇっ」
こんなこと言わせて。
めちゃくちゃ恥ずかしいこと言わせて。
……ジルは嬉しそうに笑った。
「んあ、あっ、あ、ふ、ぅあ……ッあ、」
「ごめんね、真っ赤になっちゃって……かわいい、ユキ、かわいいね」
「っう、あ、んう、ん、っく、ぅ」
「……かわいい」
奥を突かれる快感と、ジルから繰り返される甘い言葉と、ずっと触れてる体温が全部全部気持ちいい。
気持ちいい、それしか考えられなくなってしまう。
「あっ、う、や、おくぅ……っ」
「奥気持ちいい?」
「んっ、ん、もっとっ……あう」
「ん、わかった」
ぐ、と腰をあげられて、ジルの腰が進む。
……まだ奥に入るとこがあるのか、と思ってしまう。
少し不安に思ったのが顔に出てるのか、ジルはちゅっと目許に唇を落とすと、大丈夫、ユキの気持ちのいいとこまで、と言った。
こく、と頷くと、優しくするからね、と初めてのように言われてしまう。
そこに対して不安はない。
ジルはずっと……恥ずかしいことやちょっと意地悪はしても、優しくなかったことはないから。
「……っう、あ!んッう」
「ここまでなら、大丈夫?」
「っあ、う、」
「ユキ?」
「んっ、う、あ、き、もちいっ、から……!」
「……そう」
「う、うごい、てっ」
すぐ耳元で、息を呑んだジルがぽつりと、ほんとにかわいい、と呟くと、また抽挿が再開される。
奥を突かれて、引かれて、声の出るところを潰されて、また奥をぐりぐりとされる。
おれのものからはずっとだらだらとだらしなく精が出ていて、時折ジルが触れるものだから、ぐちゅぐちゅみっともない音がする。
そんなことすら気持ちがよくて、ついジルを締めてしまう。
少し我慢するような声が、またおれの胸をぎゅうっとさせる。
ジルがおれで気持ちよくなってくれるのが嬉しい。
「ん、ぁう、あっ、あ、やっ、う……!」
びく、と躰が震えて、ジルに止まるよう促す。
どうしたの、と止まるジルに、消えるような声で、イったから、ちょっと待って、と懇願した。
「……ナカでイけるようになってきたね」
「……っ、う、は、っ……」
そんな軽口に乗れないくらい、びくびくするのが続いている。どうしよう、気持ちいいのが、長い、イった筈なのに、まだ気持ちいい。
「んうう……!」
「大丈夫そう?……俺も後少しなんだけれど」
「まっれ……まっ、今、動いたらっ……しぬう……」
「死なないよ」
「や、やだ、つらいっ……からっ、まっれぇ……」
「舌が回ってないねえ……かわいいからちょっと待ってあげる」
「ありが、っう、ん……!」
そう言いながらも塞がれる唇に、もう、それだけでまた達してしまうかと思った。
敏感になってしまった躰は、触れられるところ全てが気持ちいい。
瞳をぎゅっとして待つ。直視出来ない。
「……っ、ん!」
「痛い?……久し振りだから、辛かったら言って」
「ふ……っう、く、るしぃ、けど、あ、らいじょ、っぶ」
ぐ、とジルのものが押し当てられて、少しずつナカに挿入っていく。
慣らされた筈の場所を、少しずつこじ開けるように。
久し振りとはいえ、もう何回もした行為だ。でもまだ慣れはしない。
もっと、何十回と重ねたら慣れるものなんだろうか。
「っう、は……」
「そう、ちゃんと息してね」
「ん、ん……っ、はぁ、っう」
ゆっくりゆっくり進んで、やっと全部ナカにおさまった、そう思うと、抱いたままの枕を引き抜かれ、かわりにその腕をこっち、とジルの背に誘導された。
枕に妬いたのだろうか、きゅんとしてしまう、うう、ジルのかわいいところがいっぱい見たい。
「大丈夫?暫くはこのままでいようか」
「……っ、ん、あ、じ、るはっ……だいじょ、ぶ?」
「……大丈夫だよ、ユキが慣れるまで待とうね」
「ん……」
いつもジルはそうやって我慢してくれる。
そりゃあ受け入れる側の方が負担は大きくて、大体のひとはそうやって相手のことを考えてあげるんだろうけど。
でもおれはジルしか知らなくて、毎回毎回こうやって甘やかされて。おれはジルを気遣う余裕なんてなかなかないのに。
愛されてると言葉でも態度でも貰えるのがすごく嬉しい。
「大丈夫そうになったら教えてね」
「……えっ」
「ユキが教えて」
「えっ、え……ええ、おれ、おれが?」
「そう。痛い思いや辛い思いをさせたくないからね」
「……ええ」
恥ずかしい思いはさせてもいいのか。
……多分そんなの、わかっててやってるんだろうけど。
「……も、いいよお」
「まだでしょ?ユキのナカ、まだ狭いよ」
「……っ、動かなかっ、たら、ずっとそう、だよっ」
「うーん、もうちょっとかな」
「もうちょっとって……」
「ユキ」
「んぅ」
ジルがほんの少し、身動ぎしただけでお腹の奥がきゅう、となる。
もういいのに、早くって思ってるのに。
「わかる?ここまで挿入ってる」
「っあ……!」
薄い腹をそっと撫でられて、びく、と躰が跳ねた。
ずるい、そんなの、反応してしまうに決まってる。
「んうぅ……!」
「……っ、ユキのナカ、きゅうきゅうしてきたな」
「だからっ……もぉいいっ、て!ゆって、るっ……」
「大丈夫なの?」
「……っう、うごい、てぇっ」
こんなこと言わせて。
めちゃくちゃ恥ずかしいこと言わせて。
……ジルは嬉しそうに笑った。
「んあ、あっ、あ、ふ、ぅあ……ッあ、」
「ごめんね、真っ赤になっちゃって……かわいい、ユキ、かわいいね」
「っう、あ、んう、ん、っく、ぅ」
「……かわいい」
奥を突かれる快感と、ジルから繰り返される甘い言葉と、ずっと触れてる体温が全部全部気持ちいい。
気持ちいい、それしか考えられなくなってしまう。
「あっ、う、や、おくぅ……っ」
「奥気持ちいい?」
「んっ、ん、もっとっ……あう」
「ん、わかった」
ぐ、と腰をあげられて、ジルの腰が進む。
……まだ奥に入るとこがあるのか、と思ってしまう。
少し不安に思ったのが顔に出てるのか、ジルはちゅっと目許に唇を落とすと、大丈夫、ユキの気持ちのいいとこまで、と言った。
こく、と頷くと、優しくするからね、と初めてのように言われてしまう。
そこに対して不安はない。
ジルはずっと……恥ずかしいことやちょっと意地悪はしても、優しくなかったことはないから。
「……っう、あ!んッう」
「ここまでなら、大丈夫?」
「っあ、う、」
「ユキ?」
「んっ、う、あ、き、もちいっ、から……!」
「……そう」
「う、うごい、てっ」
すぐ耳元で、息を呑んだジルがぽつりと、ほんとにかわいい、と呟くと、また抽挿が再開される。
奥を突かれて、引かれて、声の出るところを潰されて、また奥をぐりぐりとされる。
おれのものからはずっとだらだらとだらしなく精が出ていて、時折ジルが触れるものだから、ぐちゅぐちゅみっともない音がする。
そんなことすら気持ちがよくて、ついジルを締めてしまう。
少し我慢するような声が、またおれの胸をぎゅうっとさせる。
ジルがおれで気持ちよくなってくれるのが嬉しい。
「ん、ぁう、あっ、あ、やっ、う……!」
びく、と躰が震えて、ジルに止まるよう促す。
どうしたの、と止まるジルに、消えるような声で、イったから、ちょっと待って、と懇願した。
「……ナカでイけるようになってきたね」
「……っ、う、は、っ……」
そんな軽口に乗れないくらい、びくびくするのが続いている。どうしよう、気持ちいいのが、長い、イった筈なのに、まだ気持ちいい。
「んうう……!」
「大丈夫そう?……俺も後少しなんだけれど」
「まっれ……まっ、今、動いたらっ……しぬう……」
「死なないよ」
「や、やだ、つらいっ……からっ、まっれぇ……」
「舌が回ってないねえ……かわいいからちょっと待ってあげる」
「ありが、っう、ん……!」
そう言いながらも塞がれる唇に、もう、それだけでまた達してしまうかと思った。
敏感になってしまった躰は、触れられるところ全てが気持ちいい。
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