171 / 192
伊吹は
2
しおりを挟む
……思っていたのに、その奇特なひとはふたりもいて、おれの方を見てはにこにこと瞳を細め、口許を緩ませていた。
「えりちゃんに一途なとこ見せてあげなきゃね?」
「……時間いっぱい掛かるじゃん」
「そうだね、いっぱい一緒にいようね」
有都さんはふふ、と笑っておれの前にきりっと冷やされたゼリーを置いた。
胸がぎゅっとなって、それからいや、違う違うと首を横に振る。これから暫く何年も愛莉に軽蔑されたままだなんて無理、耐えられない。
ふたりと一緒にいるというのはそりゃあ、そう、嫌だなんて思わないけど。
「別に会うのはいいんだけどね、僕は」
「俺もそうだぞ」
「……でもさあ」
どうしてもやっぱりまだ早い気がする。せめて愛莉が大学生……いや、高校生になるくらいまでは……
過保護と言われても仕方ない、だって実際シスコンだもの。
「食事くらい一緒にしてもいいんじゃないか」
「夏だしバーベキューとか……庭広いですしね」
「別に付き合ってるとはまだ言ってないんだろ?お世話になってる上司と先輩とでもしておけばいい、普段お前が何をしてるかが気になってるだけなんだから」
「んー……」
でも結局付き合ってるひとはいない、とは言えてない。まだ愛莉の中では躰だけの関係で付き合ってる兄のままなのだ。
うう、胃が痛くなる。お兄ちゃんはまだ誰とも躰の関係はないというのに。
「お腹痛い?冷たいもの食べたからかな」
「そんなこどもじゃない……てかお腹が痛いんじゃないし……ゼリー美味しい……」
「それねえ、手作り」
「えっ」
「流石社長だよね、頂きものが凄いの、果物だけでも消費が追っつかないくらい……よかったら持って帰って、果物もゼリーも残ってるし、ジュースとかも山程ある」
後で冷蔵庫見てよ、入り切らないの、と少し呆れたように有都さんは溜息を吐いた。
ちょっと前まで果物だけでお腹いっぱいになるなんて思いもしなかった、と貧乏苦学生らしいことを言う。それはおれも共感。
最終手段はジャムだよ、なんてもうひとつ溜息。
「お肉とかなら冷凍出来るのに。果物も出来るけど嵩張っちゃう」
「肉も魚もあっただろ?」
「ありましたよ、毎夕食助かってますよ」
「思いの外手つきがいいんだよな」
「そりゃ自炊の方が節約出来るから当たり前だったし……使ったことない食材も多いけどまあレシピがあれば貧乏飯じゃないものも作れますよ」
「……」
おれの方が玲於さんと先に会った筈なのに、数週間一緒に暮らしてるからか、それとも前世の関係もあるのか、何だかもう既に距離が大分近い気がする。
まあ前世では婚約者だったふたりだ、おれがいなくても仲が良かった、気だって合うのだろう。
一緒に住まない選択をしたのも自分、ここで拗ねるのは間違ってる。
それだってわかってるけど。
「……えりちゃんの写真ある?伊吹と似てる?」
「え、あ……ある、けど……似てないかな」
「見せて」
どうにもふたりといると甘えてしまう。
兄であった自分が、弟に戻ってしまう。
そうなったおれを、ふたりは嫌がらないとわかっているし、なんならそうであることを望んでもいるのもわかっている。
ふたりとも、甘やかす方が得意なのだ。
「おれは母さん似で、愛莉は父さん似だったから……」
自慢じゃないけど友人なんていないおれの写真フォルダにあるのは愛莉の写真が数十枚あるくらい。再会して数ヶ月のただの妹にしては多いって?だって撮る対象も機会も他にないもの。撮る習慣だってない。
後は伯父伯母と撮った写真が数枚、玲於さんの庭の写真や有都さんの作ってくれた料理の写真、さんにんで撮った少しぶれた写真。
「……杏の写真が多いんだよな」
「杏さん写真すきだから……」
「女子高生か、あいつは」
愛莉程ではないけど、その次くらいには杏さんとの写真が多い。
でもそれも嫌ではない。友人というには少し歳は離れているけれど、それでもあの距離感はおれには新鮮で、それでいて有難かった。
仲良くなりたかった、と言っていたアンリと近付けたようで、少し、良かったなと思う気持ちもある。おれがいなくなったあの世界で、イヴとアンリは仲良くなれたのだろうか。
「この写真」
「?」
「ほら、このぎゅってしたかお」
「……?」
有都さんが指を止めたのは、ついこの間、伯母が連れていってくれた近所の小さな祭の写真だった。
かき氷を口いっぱいに放り込み、ぎゅう、とかおを顰めてる愛莉の写真。
それを指差し、くすりと笑って、この間の伊吹にそっくり、と漏らした。
この間?と首を傾げたおれに、ああ、と思い出したように玲於さんまでわかると笑い出す。
「ほら、間違えて僕のお酒口にしたじゃない」
「……その時の?」
「苦いって泣きそうだったときの伊吹とそっくり」
「泣いてない!」
「泣きそうだった、って言ってるでしょ」
かわいかったな、とおれの頬に触れるものだからつい肩が反応してしまった。
誤魔化すように、よく見てよ、似てないでしょ、と次は愛莉と伯母が並んだ写真を見せる。
そういえば有都さんに伯母の写真を見せるのも初めてだったな、と思いながら。
「……本当だ、母さまに似てるね」
「でしょ」
おれと母親はそっくりで、伯母も母親とまるで双子のようにそっくりだった。
イヴと母さまもそっくりで……
懐かしそうに微笑む有都さんに、また申し訳ないな、と思った。
その視線に気付いたのか、元々アルベールだって血は繋がってないし、と笑う。
あの家に貰われたアルベールが運が良かっただけ。今はこうやってふたりに会えたことだって、僕は運が良いと思うよ、と。
「えりちゃんに一途なとこ見せてあげなきゃね?」
「……時間いっぱい掛かるじゃん」
「そうだね、いっぱい一緒にいようね」
有都さんはふふ、と笑っておれの前にきりっと冷やされたゼリーを置いた。
胸がぎゅっとなって、それからいや、違う違うと首を横に振る。これから暫く何年も愛莉に軽蔑されたままだなんて無理、耐えられない。
ふたりと一緒にいるというのはそりゃあ、そう、嫌だなんて思わないけど。
「別に会うのはいいんだけどね、僕は」
「俺もそうだぞ」
「……でもさあ」
どうしてもやっぱりまだ早い気がする。せめて愛莉が大学生……いや、高校生になるくらいまでは……
過保護と言われても仕方ない、だって実際シスコンだもの。
「食事くらい一緒にしてもいいんじゃないか」
「夏だしバーベキューとか……庭広いですしね」
「別に付き合ってるとはまだ言ってないんだろ?お世話になってる上司と先輩とでもしておけばいい、普段お前が何をしてるかが気になってるだけなんだから」
「んー……」
でも結局付き合ってるひとはいない、とは言えてない。まだ愛莉の中では躰だけの関係で付き合ってる兄のままなのだ。
うう、胃が痛くなる。お兄ちゃんはまだ誰とも躰の関係はないというのに。
「お腹痛い?冷たいもの食べたからかな」
「そんなこどもじゃない……てかお腹が痛いんじゃないし……ゼリー美味しい……」
「それねえ、手作り」
「えっ」
「流石社長だよね、頂きものが凄いの、果物だけでも消費が追っつかないくらい……よかったら持って帰って、果物もゼリーも残ってるし、ジュースとかも山程ある」
後で冷蔵庫見てよ、入り切らないの、と少し呆れたように有都さんは溜息を吐いた。
ちょっと前まで果物だけでお腹いっぱいになるなんて思いもしなかった、と貧乏苦学生らしいことを言う。それはおれも共感。
最終手段はジャムだよ、なんてもうひとつ溜息。
「お肉とかなら冷凍出来るのに。果物も出来るけど嵩張っちゃう」
「肉も魚もあっただろ?」
「ありましたよ、毎夕食助かってますよ」
「思いの外手つきがいいんだよな」
「そりゃ自炊の方が節約出来るから当たり前だったし……使ったことない食材も多いけどまあレシピがあれば貧乏飯じゃないものも作れますよ」
「……」
おれの方が玲於さんと先に会った筈なのに、数週間一緒に暮らしてるからか、それとも前世の関係もあるのか、何だかもう既に距離が大分近い気がする。
まあ前世では婚約者だったふたりだ、おれがいなくても仲が良かった、気だって合うのだろう。
一緒に住まない選択をしたのも自分、ここで拗ねるのは間違ってる。
それだってわかってるけど。
「……えりちゃんの写真ある?伊吹と似てる?」
「え、あ……ある、けど……似てないかな」
「見せて」
どうにもふたりといると甘えてしまう。
兄であった自分が、弟に戻ってしまう。
そうなったおれを、ふたりは嫌がらないとわかっているし、なんならそうであることを望んでもいるのもわかっている。
ふたりとも、甘やかす方が得意なのだ。
「おれは母さん似で、愛莉は父さん似だったから……」
自慢じゃないけど友人なんていないおれの写真フォルダにあるのは愛莉の写真が数十枚あるくらい。再会して数ヶ月のただの妹にしては多いって?だって撮る対象も機会も他にないもの。撮る習慣だってない。
後は伯父伯母と撮った写真が数枚、玲於さんの庭の写真や有都さんの作ってくれた料理の写真、さんにんで撮った少しぶれた写真。
「……杏の写真が多いんだよな」
「杏さん写真すきだから……」
「女子高生か、あいつは」
愛莉程ではないけど、その次くらいには杏さんとの写真が多い。
でもそれも嫌ではない。友人というには少し歳は離れているけれど、それでもあの距離感はおれには新鮮で、それでいて有難かった。
仲良くなりたかった、と言っていたアンリと近付けたようで、少し、良かったなと思う気持ちもある。おれがいなくなったあの世界で、イヴとアンリは仲良くなれたのだろうか。
「この写真」
「?」
「ほら、このぎゅってしたかお」
「……?」
有都さんが指を止めたのは、ついこの間、伯母が連れていってくれた近所の小さな祭の写真だった。
かき氷を口いっぱいに放り込み、ぎゅう、とかおを顰めてる愛莉の写真。
それを指差し、くすりと笑って、この間の伊吹にそっくり、と漏らした。
この間?と首を傾げたおれに、ああ、と思い出したように玲於さんまでわかると笑い出す。
「ほら、間違えて僕のお酒口にしたじゃない」
「……その時の?」
「苦いって泣きそうだったときの伊吹とそっくり」
「泣いてない!」
「泣きそうだった、って言ってるでしょ」
かわいかったな、とおれの頬に触れるものだからつい肩が反応してしまった。
誤魔化すように、よく見てよ、似てないでしょ、と次は愛莉と伯母が並んだ写真を見せる。
そういえば有都さんに伯母の写真を見せるのも初めてだったな、と思いながら。
「……本当だ、母さまに似てるね」
「でしょ」
おれと母親はそっくりで、伯母も母親とまるで双子のようにそっくりだった。
イヴと母さまもそっくりで……
懐かしそうに微笑む有都さんに、また申し訳ないな、と思った。
その視線に気付いたのか、元々アルベールだって血は繋がってないし、と笑う。
あの家に貰われたアルベールが運が良かっただけ。今はこうやってふたりに会えたことだって、僕は運が良いと思うよ、と。
694
お気に入りに追加
3,737
あなたにおすすめの小説
転生令息は冒険者を目指す!?
葛城 惶
BL
ある時、日本に大規模災害が発生した。
救助活動中に取り残された少女を助けた自衛官、天海隆司は直後に土砂の崩落に巻き込まれ、意識を失う。
再び目を開けた時、彼は全く知らない世界に転生していた。
異世界で美貌の貴族令息に転生した脳筋の元自衛官は憧れの冒険者になれるのか?!
とってもお馬鹿なコメディです(;^_^A
嫌われ者の僕はひっそりと暮らしたい
りまり
BL
僕のいる世界は男性でも妊娠することのできる世界で、僕の婚約者は公爵家の嫡男です。
この世界は魔法の使えるファンタジーのようなところでもちろん魔物もいれば妖精や精霊もいるんだ。
僕の婚約者はそれはそれは見目麗しい青年、それだけじゃなくすごく頭も良いし剣術に魔法になんでもそつなくこなせる凄い人でだからと言って平民を見下すことなくわからないところは教えてあげられる優しさを持っている。
本当に僕にはもったいない人なんだ。
どんなに努力しても成果が伴わない僕に呆れてしまったのか、最近は平民の中でも特に優秀な人と一緒にいる所を見るようになって、周りからもお似合いの夫婦だと言われるようになっていった。その一方で僕の評価はかなり厳しく彼が可哀そうだと言う声が聞こえてくるようにもなった。
彼から言われたわけでもないが、あの二人を見ていれば恋愛関係にあるのぐらいわかる。彼に迷惑をかけたくないので、卒業したら結婚する予定だったけど両親に今の状況を話て婚約を白紙にしてもらえるように頼んだ。
答えは聞かなくてもわかる婚約が解消され、僕は学校を卒業したら辺境伯にいる叔父の元に旅立つことになっている。
後少しだけあなたを……あなたの姿を目に焼き付けて辺境伯領に行きたい。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします。……やっぱり狙われちゃう感じ?
み馬
BL
※ 完結しました。お読みくださった方々、誠にありがとうございました!
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、とある加護を受けた8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 独自設定、造語、下ネタあり。出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。
★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
前世の愛が重かったので、今世では距離を置きます
曙なつき
BL
五歳の時、突然前世の記憶を取り戻した僕は、前世で大好きな魔法研究が完遂できなかったことを悔いていた。
常に夫に抱きつぶされ、何一つやり遂げることができなかったのだ。
そこで、今世では、夫と結婚をしないことを決意した。
魔法研究オタクと番狂いの皇太子の物語。
相愛ですが、今世、オタクは魔法研究に全力振りしており、皇太子をスルーしようとします。
※番認識は皇太子のみします。オタクはまったく認識しません。
ハッピーエンド予定ですが、前世がアレだったせいで、現世では結ばれるまで大変です。
第一章の本文はわかりにくい構成ですが、前世と今世が入り混じる形になります。~でくくるタイトルがつくのは前世の話です。場面の切り替えが多いため、一話の話は短めで、一回に二話掲載になることもあります。
物語は2月末~3月上旬完結予定(掲載ペースをあげ当初予定より早めました)。完結まで予約投稿済みです。
R18シーンは予告なしに入ります。なお、男性の妊娠可能な世界ですが、具体的な記述はありません(事実の羅列に留められます)。
僕の策略は婚約者に通じるか
藍
BL
侯爵令息✕伯爵令息。大好きな婚約者が「我慢、無駄、仮面」と話しているところを聞いてしまった。ああそれなら僕はいなくならねば。婚約は解消してもらって彼を自由にしてあげないと。すべてを忘れて逃げようと画策する話。
フリードリヒ・リーネント✕ユストゥス・バルテン
※他サイト投稿済です
※攻視点があります
【完結】お嬢様の身代わりで冷酷公爵閣下とのお見合いに参加した僕だけど、公爵閣下は僕を離しません
八神紫音
BL
やりたい放題のわがままお嬢様。そんなお嬢様の付き人……いや、下僕をしている僕は、毎日お嬢様に虐げられる日々。
そんなお嬢様のために、旦那様は王族である公爵閣下との縁談を持ってくるが、それは初めから叶わない縁談。それに気付いたプライドの高いお嬢様は、振られるくらいなら、と僕に女装をしてお嬢様の代わりを果たすよう命令を下す。
身代わりになって推しの思い出の中で永遠になりたいんです!
冨士原のもち
BL
桜舞う王立学院の入学式、ヤマトはカイユー王子を見てここが前世でやったゲームの世界だと気付く。ヤマトが一番好きなキャラであるカイユー王子は、ゲーム内では非業の死を遂げる。
「そうだ!カイユーを助けて死んだら、忘れられない恩人として永遠になれるんじゃないか?」
前世の死に際のせいで人間不信と恋愛不信を拗らせていたヤマトは、推しの心の中で永遠になるために身代わりになろうと決意した。しかし、カイユー王子はゲームの時の印象と違っていて……
演技チャラ男攻め×美人人間不信受け
※最終的にはハッピーエンドです
※何かしら地雷のある方にはお勧めしません
※ムーンライトノベルズにも投稿しています
謎の死を遂げる予定の我儘悪役令息ですが、義兄が離してくれません
柴傘
BL
ミーシャ・ルリアン、4歳。
父が連れてきた僕の義兄になる人を見た瞬間、突然前世の記憶を思い出した。
あれ、僕ってばBL小説の悪役令息じゃない?
前世での愛読書だったBL小説の悪役令息であるミーシャは、義兄である主人公を出会った頃から蛇蝎のように嫌いイジメを繰り返し最終的には謎の死を遂げる。
そんなの絶対に嫌だ!そう思ったけれど、なぜか僕は理性が非常によわよわで直ぐにキレてしまう困った体質だった。
「おまえもクビ!おまえもだ!あしたから顔をみせるなー!」
今日も今日とて理不尽な理由で使用人を解雇しまくり。けれどそんな僕を見ても、主人公はずっとニコニコしている。
「おはようミーシャ、今日も元気だね」
あまつさえ僕を抱き上げ頬擦りして、可愛い可愛いと連呼する。あれれ?お兄様、全然キャラ違くない?
義弟が色々な意味で可愛くて仕方ない溺愛執着攻め×怒りの沸点ド底辺理性よわよわショタ受け
9/2以降不定期更新
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる