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第一章
姉の定義教えてください!!
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押忍!!俺は男の中の漢。名は学だ。三十六歳。パソコンの意味の分からないキーを興味本位で押してテンパったことがあります。押した後に後悔しました。
俺は今、スミスの表の仕事場に移動中。スミスさんの表の仕事は簡単に言うと経営者。まぁ、裏も表も経営者ではあるが。
サラとパッチと共にお店の場所まで向かっているが俺はキョロキョロと周りを見ては写メを取る。今、スマホ持ってたんだこいつ。とか、スマホなくしてなかったんだ?と思ってて奴、手を上げろ。……その通りだ。チクショウ!!
サラに聞いたらスミスさんが持っているとの事だったのでスミスさんのとこに行って返してもらった。返すのを忘れてたらしい。壊れてないかと聞かれたが起動は問題なかった。良かった。
俺、スマホが無いと何もできないんだな。起きてからすぐにスマホに気が付くべきだった。
「サラこっち向いて」
「はい?」
カシャ!!
「ありがとう。」
「どういたしまして?……何かしたんですか?」
「ん?写メをね」
「しゃめ?」
バッチリ撮れている。仮面をつけているがサラの顔写真を無事入手した。大満足だ。こっちを見て薄く笑うサラ。お宝が増えた。
「何をやってるんですか?」
「見る?サラの写メ。可愛く映ってるよ」
サラにサラの写メを見せる。サラは見た瞬間動きを止めた。
「こ、これは」
「可愛く映ってるだろう?パッチちゃんもそう思うよな?」
「おぉ!!サラおねーちゃんと同じ顔なのです!!すごいです!!」
「パッチちゃんこれはサラ本人だよ」
「え?でもサラおねーちゃんはここにいますよ?」
「ん~~?これはサラの絵みたいなもだよ。キレイだろう?」
そういえばここは異世界か。忘れてた。写メとか写真なんて無くて当たり前か。写真の無い世界で写真を説明するのはムズイな。絵で通じればいいが。
「キレイなのです!!」
うん。理解してなさそうだね。
「ガクさん。それは何ですか?」
「ん?スマホ」
「どこで手に入れましたか?」
「どこで?ん~~~~」
神様にもらったなんて言えないしな。やっぱりマズったかな?
「どこで手に入てたかは言えなけど、人から盗んだりして手に入れたんじゃないから。それに俺以外に起動でき無し」
たしかそう書いてあったよな?流し読みだったから大雑把にしか把握してないんだよな~。今日の夜に読み返すか。
「そ、そうですか。ですが余り周りの目には晒さない方が良いかもしれません」
「分かった。そうするよ」
コレ無くしたらマジでヤバイな。どうにかならないかな?
そういえば、装備の一部になるって説明文があったな。今日の夜はそれもまたやってみるか。
俺は、街の事をサラに聞きながら歩いた。町の名前はモークと言うらしい。産業の街らしい。何を産業しているのかは分かった。木材だな。それと木炭。木の加工技術や工芸品などなどもあるのだそうだ。
どこにそんな木材があるんだ?周辺は確か草原だったはず、暗くて見えてなかっただけかね。
「ここが、私たちが働いているその名もスミス亭です!!」
「です!!」
サラとパッチが紹介した建物は。うん。酒場だな。うっわ~俺は今猛烈に感動している。まんまなのだ。某RPGに出てくる酒場に。俺の憧れた酒場がそこにある。やっべ~~涙でそう。
「ガクさん?涙を浮かべてどうしたんですか?」
「ちょっと感動して」
「キャハハハ。泣いてる~~」
「泣いてないよ!!」
「コラ。パッチ!」
「キャハハハ」
子供を叱るサラ。マジ天使。俺も叱られたい。何それなんのご褒美?おっとイカン。変な扉が開きかけた。
そして、仕事場へ。
「マーナ姉さん!!」
「おぉ。こっちに来たのかサラ。て、ことは目覚めたか。ん?お前か?」
「は、はい」
姉さん。ん?姉さん?おかしいな。俺の知らない間に姉さんって言葉は意味を変えたのか。
「初めましてだな。私はマーナ。サラの先輩だ。サラには姉と慕われている。すまない。私はボスからお前は蔵に配属になると聞いたのだが、何かあったのか?」
スゲーよ!この人。多分女だ。生物学上はだが。筋肉隆々とした身長180は超えてるだろう。髪は坊主に近い。色は黄色。どこのレスラー?みたいな人だ。マジで男かと思ったわ。
「スミスさんから今日はサラの手伝いをしろと言われました」
「サラだと?」
「私がお願いしたの」
コワ!!何、今の表情。完全に猛獣が獲物を狩る目だったよね。怖すぎる!!チビるかと思った。
「なんだ。びっくりした」
え?ビックリしただけなの?アレで?
「サラが男にその呼び方を許可するのなんて初めてじゃないか?ん?何があった。お姉さんに包み隠さず話してごらん。恥ずかしがらずに」
「もう!!マーナ姉さんのバカ!!私は厨房に行きますからね!!」
そう言ってプンスカ怒ったサラは行ってしまった。パッチも付いて行った。でもサラ怒った顔もプリティだ!!
「フフ。ここまで感情を表に出すサラも珍しい」
「マーナさん?」
「ガクと言ったな」
「はい」
「サラの目の事は聞いたか?」
「はい」
「サラの目をどう思う」
「とてもきれいだと思います」
「そうか。……私にはそうは見えない」
「え!!」
「意外か?まぁだろうな。サラが私を慕ってくれているのはとてもうれしい。可愛い後輩だ。実の妹のように思う。だが、あの目だけはダメなんだ。私は」
「……何で俺にそんな事を……」
「頼む!!」
突然、頭を下げたマーナさん。体を90度曲げている。
「な!!何で頭を下げるんですか!」
「私には、あの子を幸せにできない。もしかしたら傷つけてしまうかもしれない。だが、私はサラの事が大切なんだ。あの子を守りたい。あの子を守ってくれる者が現れるまで。だから頼む。サラの事を本気で思っていないなら手を引いてくれ。今ならあの子の傷は少なくて済む」
「マーナさん……」
「あの子は良い子なんだ。私はそれを知っている。だがあの目を受け入れられない気持ちも私の中にはある。だからこそあの子の幸せを一番に思っている。だから頼む。もし、もしも本気であの子の目を受け入れ、あの子を好きなら幸せにしてやってくれ」
……この人はサラの事がとても大事なんだ。だから、こんな俺に頭を下げている。お願いしている。願っている。サラの幸せを。
すごいなこの人は。心からそう思う。大切な人の為にここまで出来るだろうか。他人の幸せの為に自分を犠牲にできるだろうか。
サラの目が苦手なこの人は多分いろいろ苦しんだんだろうな。頭では分かってても心がサラの目を拒むのだろう。
俺は……
「頭を上げてください。マーナさん」
「しかし!!」
「俺の目を見てもらえませんか?」
「……分かった」
「今の俺はどんな目をしていますか?」
「……今にも泣きそうな目をしている。」
「そうですか」
泣きそうな目か。確かに。泣きたいな。
「マーナさん。お疲れさまでした」
「ガク……」
「サラの事は俺に任せてください。俺はあなたに負けないくらいサラを思っています」
「……そうか」
「だからあなたはもうサラの事で自分を追い込まないでください」
「…………分かった」
「サラを幸せにできるか分かりませんが、どんなことがあろうとサラは見捨てないし、嫌いにならない。サラが不幸になるなら俺も一緒に不幸になります。だがら……」
「もういい。ガク。お前の気持ちは分かった」
「だ……だが…………ら」
「だから、泣くのをやめろ。サラに私が怒られる」
「……はい。」
「…………サラはお前に任せるよ」
マーナさん、マジ男前。何この人ホントに女なの?マジカッケー
俺、最近泣きすぎじゃね?違うな。感情の起伏が大きい。感動する時はめっちゃ感動するし、怒った時はドス黒い何かが生まれる。地球に居た頃はこんなことなかったがな。なぜだ。
俺は泣き止みマーナさんと一緒に厨房へ。
エプロンが家とは違う。こっちは質素過ぎる。エロスが足りないのだ。エロスが。
「マーナ姉さん。そっちは終わりましたか?」
「まだ終わってはいないが、こっちは手が足りてる。ガクにお前の手伝いをさせろ」
「分かりました」
俺はそのまま野菜の皮むきをする。横で同じ事をしているパッチの方が上手い。マジか。
「お店は日が沈む前には営業します。終わりは流れ次第ですが余り遅くなる事はありません」
「俺は営業が始まったら何を?」
「そうですね。パッチの手伝いをお願いします」
そうか。俺は十二歳の子供より使えんか。ま、当然か。
そのまま、営業開始までサラの手伝い。営業が始まったらパッチの手伝い。
簡単に営業中を表現するなら。俺は足手まとい以外何もできなかった。詳しくは後日。
営業は終了し店終い。掃除と片付け。などなど。辛いがサラと一緒だと心が軽いな。体はボロボロだが。
帰りは四人で帰る。帰る途中には他愛のない話をしていたと思う。疲れてそれどころじゃなかった。
きずいたらベットの上で寝ていた。時間は三時半。服が変わってる。風呂に入ったのか。まったく記憶がない。
おっと。寝るところだった。スマホを起動させ、
<プリティー女神のアドバイス入り初心者用メモ>
のスマホの欄を詳しく読む。
「スマホをなくした場合……諦めましょう?」
フザケンナ!!使えねーな!!諦めるしかないのかよ!!
続きにスマホを任意で呼ぶことが出来るって書いてある。出来るじゃん!!
あ、でもこれはどこにあるのか明確に分からないと駄目なのか。
気を取り直して、体の一部にするって説明文を読むがやっぱり分からん。モヤモヤするな。
このモヤモヤどっかで……あ、鑑定スキルを使った時か。スキルをイメージ操作するには発動するスキルを考えて声に出しイメージを固定することで発動する。だったか?初日にイメージ操作に慣れるためいろいろやったもんだ。
……そういう事か。なんでモヤモヤしたのかやっと分かった。イメージと言葉がキーなのか。
やってみるか。イメージはペンダント。言葉は何にするか。起動。なんか違う。ONも違うな。片っ端からやってみるか。
「最初は起動だな。……起動!!」
ハァ~~~~。
「寝るか」
おやすみ。
俺は今、スミスの表の仕事場に移動中。スミスさんの表の仕事は簡単に言うと経営者。まぁ、裏も表も経営者ではあるが。
サラとパッチと共にお店の場所まで向かっているが俺はキョロキョロと周りを見ては写メを取る。今、スマホ持ってたんだこいつ。とか、スマホなくしてなかったんだ?と思ってて奴、手を上げろ。……その通りだ。チクショウ!!
サラに聞いたらスミスさんが持っているとの事だったのでスミスさんのとこに行って返してもらった。返すのを忘れてたらしい。壊れてないかと聞かれたが起動は問題なかった。良かった。
俺、スマホが無いと何もできないんだな。起きてからすぐにスマホに気が付くべきだった。
「サラこっち向いて」
「はい?」
カシャ!!
「ありがとう。」
「どういたしまして?……何かしたんですか?」
「ん?写メをね」
「しゃめ?」
バッチリ撮れている。仮面をつけているがサラの顔写真を無事入手した。大満足だ。こっちを見て薄く笑うサラ。お宝が増えた。
「何をやってるんですか?」
「見る?サラの写メ。可愛く映ってるよ」
サラにサラの写メを見せる。サラは見た瞬間動きを止めた。
「こ、これは」
「可愛く映ってるだろう?パッチちゃんもそう思うよな?」
「おぉ!!サラおねーちゃんと同じ顔なのです!!すごいです!!」
「パッチちゃんこれはサラ本人だよ」
「え?でもサラおねーちゃんはここにいますよ?」
「ん~~?これはサラの絵みたいなもだよ。キレイだろう?」
そういえばここは異世界か。忘れてた。写メとか写真なんて無くて当たり前か。写真の無い世界で写真を説明するのはムズイな。絵で通じればいいが。
「キレイなのです!!」
うん。理解してなさそうだね。
「ガクさん。それは何ですか?」
「ん?スマホ」
「どこで手に入れましたか?」
「どこで?ん~~~~」
神様にもらったなんて言えないしな。やっぱりマズったかな?
「どこで手に入てたかは言えなけど、人から盗んだりして手に入れたんじゃないから。それに俺以外に起動でき無し」
たしかそう書いてあったよな?流し読みだったから大雑把にしか把握してないんだよな~。今日の夜に読み返すか。
「そ、そうですか。ですが余り周りの目には晒さない方が良いかもしれません」
「分かった。そうするよ」
コレ無くしたらマジでヤバイな。どうにかならないかな?
そういえば、装備の一部になるって説明文があったな。今日の夜はそれもまたやってみるか。
俺は、街の事をサラに聞きながら歩いた。町の名前はモークと言うらしい。産業の街らしい。何を産業しているのかは分かった。木材だな。それと木炭。木の加工技術や工芸品などなどもあるのだそうだ。
どこにそんな木材があるんだ?周辺は確か草原だったはず、暗くて見えてなかっただけかね。
「ここが、私たちが働いているその名もスミス亭です!!」
「です!!」
サラとパッチが紹介した建物は。うん。酒場だな。うっわ~俺は今猛烈に感動している。まんまなのだ。某RPGに出てくる酒場に。俺の憧れた酒場がそこにある。やっべ~~涙でそう。
「ガクさん?涙を浮かべてどうしたんですか?」
「ちょっと感動して」
「キャハハハ。泣いてる~~」
「泣いてないよ!!」
「コラ。パッチ!」
「キャハハハ」
子供を叱るサラ。マジ天使。俺も叱られたい。何それなんのご褒美?おっとイカン。変な扉が開きかけた。
そして、仕事場へ。
「マーナ姉さん!!」
「おぉ。こっちに来たのかサラ。て、ことは目覚めたか。ん?お前か?」
「は、はい」
姉さん。ん?姉さん?おかしいな。俺の知らない間に姉さんって言葉は意味を変えたのか。
「初めましてだな。私はマーナ。サラの先輩だ。サラには姉と慕われている。すまない。私はボスからお前は蔵に配属になると聞いたのだが、何かあったのか?」
スゲーよ!この人。多分女だ。生物学上はだが。筋肉隆々とした身長180は超えてるだろう。髪は坊主に近い。色は黄色。どこのレスラー?みたいな人だ。マジで男かと思ったわ。
「スミスさんから今日はサラの手伝いをしろと言われました」
「サラだと?」
「私がお願いしたの」
コワ!!何、今の表情。完全に猛獣が獲物を狩る目だったよね。怖すぎる!!チビるかと思った。
「なんだ。びっくりした」
え?ビックリしただけなの?アレで?
「サラが男にその呼び方を許可するのなんて初めてじゃないか?ん?何があった。お姉さんに包み隠さず話してごらん。恥ずかしがらずに」
「もう!!マーナ姉さんのバカ!!私は厨房に行きますからね!!」
そう言ってプンスカ怒ったサラは行ってしまった。パッチも付いて行った。でもサラ怒った顔もプリティだ!!
「フフ。ここまで感情を表に出すサラも珍しい」
「マーナさん?」
「ガクと言ったな」
「はい」
「サラの目の事は聞いたか?」
「はい」
「サラの目をどう思う」
「とてもきれいだと思います」
「そうか。……私にはそうは見えない」
「え!!」
「意外か?まぁだろうな。サラが私を慕ってくれているのはとてもうれしい。可愛い後輩だ。実の妹のように思う。だが、あの目だけはダメなんだ。私は」
「……何で俺にそんな事を……」
「頼む!!」
突然、頭を下げたマーナさん。体を90度曲げている。
「な!!何で頭を下げるんですか!」
「私には、あの子を幸せにできない。もしかしたら傷つけてしまうかもしれない。だが、私はサラの事が大切なんだ。あの子を守りたい。あの子を守ってくれる者が現れるまで。だから頼む。サラの事を本気で思っていないなら手を引いてくれ。今ならあの子の傷は少なくて済む」
「マーナさん……」
「あの子は良い子なんだ。私はそれを知っている。だがあの目を受け入れられない気持ちも私の中にはある。だからこそあの子の幸せを一番に思っている。だから頼む。もし、もしも本気であの子の目を受け入れ、あの子を好きなら幸せにしてやってくれ」
……この人はサラの事がとても大事なんだ。だから、こんな俺に頭を下げている。お願いしている。願っている。サラの幸せを。
すごいなこの人は。心からそう思う。大切な人の為にここまで出来るだろうか。他人の幸せの為に自分を犠牲にできるだろうか。
サラの目が苦手なこの人は多分いろいろ苦しんだんだろうな。頭では分かってても心がサラの目を拒むのだろう。
俺は……
「頭を上げてください。マーナさん」
「しかし!!」
「俺の目を見てもらえませんか?」
「……分かった」
「今の俺はどんな目をしていますか?」
「……今にも泣きそうな目をしている。」
「そうですか」
泣きそうな目か。確かに。泣きたいな。
「マーナさん。お疲れさまでした」
「ガク……」
「サラの事は俺に任せてください。俺はあなたに負けないくらいサラを思っています」
「……そうか」
「だからあなたはもうサラの事で自分を追い込まないでください」
「…………分かった」
「サラを幸せにできるか分かりませんが、どんなことがあろうとサラは見捨てないし、嫌いにならない。サラが不幸になるなら俺も一緒に不幸になります。だがら……」
「もういい。ガク。お前の気持ちは分かった」
「だ……だが…………ら」
「だから、泣くのをやめろ。サラに私が怒られる」
「……はい。」
「…………サラはお前に任せるよ」
マーナさん、マジ男前。何この人ホントに女なの?マジカッケー
俺、最近泣きすぎじゃね?違うな。感情の起伏が大きい。感動する時はめっちゃ感動するし、怒った時はドス黒い何かが生まれる。地球に居た頃はこんなことなかったがな。なぜだ。
俺は泣き止みマーナさんと一緒に厨房へ。
エプロンが家とは違う。こっちは質素過ぎる。エロスが足りないのだ。エロスが。
「マーナ姉さん。そっちは終わりましたか?」
「まだ終わってはいないが、こっちは手が足りてる。ガクにお前の手伝いをさせろ」
「分かりました」
俺はそのまま野菜の皮むきをする。横で同じ事をしているパッチの方が上手い。マジか。
「お店は日が沈む前には営業します。終わりは流れ次第ですが余り遅くなる事はありません」
「俺は営業が始まったら何を?」
「そうですね。パッチの手伝いをお願いします」
そうか。俺は十二歳の子供より使えんか。ま、当然か。
そのまま、営業開始までサラの手伝い。営業が始まったらパッチの手伝い。
簡単に営業中を表現するなら。俺は足手まとい以外何もできなかった。詳しくは後日。
営業は終了し店終い。掃除と片付け。などなど。辛いがサラと一緒だと心が軽いな。体はボロボロだが。
帰りは四人で帰る。帰る途中には他愛のない話をしていたと思う。疲れてそれどころじゃなかった。
きずいたらベットの上で寝ていた。時間は三時半。服が変わってる。風呂に入ったのか。まったく記憶がない。
おっと。寝るところだった。スマホを起動させ、
<プリティー女神のアドバイス入り初心者用メモ>
のスマホの欄を詳しく読む。
「スマホをなくした場合……諦めましょう?」
フザケンナ!!使えねーな!!諦めるしかないのかよ!!
続きにスマホを任意で呼ぶことが出来るって書いてある。出来るじゃん!!
あ、でもこれはどこにあるのか明確に分からないと駄目なのか。
気を取り直して、体の一部にするって説明文を読むがやっぱり分からん。モヤモヤするな。
このモヤモヤどっかで……あ、鑑定スキルを使った時か。スキルをイメージ操作するには発動するスキルを考えて声に出しイメージを固定することで発動する。だったか?初日にイメージ操作に慣れるためいろいろやったもんだ。
……そういう事か。なんでモヤモヤしたのかやっと分かった。イメージと言葉がキーなのか。
やってみるか。イメージはペンダント。言葉は何にするか。起動。なんか違う。ONも違うな。片っ端からやってみるか。
「最初は起動だな。……起動!!」
ハァ~~~~。
「寝るか」
おやすみ。
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