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穏やかな雨水月
第48話
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ルチ様、下瞼の目頭辺りに笑い皺ができるんだなぁ。ぼんやりと考えながら、どうにかこうにか声にしてみる。
昼間でも、一緒にお庭を散歩できるといいですね。
ルチ様が返事を聞かせてくれる前に、ぼくは意識を手放したのだろう。ああ、しまったな。お歌を歌うと約束したのに。「また、今度」と抱きしめられた仄かな温もりから、穏やかな雨水月の夜の匂いがした。
翌朝、いつも通りにルクレーシャスさんと二人の朝食の時間に切り出す。妙に思考は澄んでいた。
「ルカ様、貴族向けの孤児院は、孤児院ではなく養護院にしようと思います」
「……どうして?」
「戻せるものなら、爵位を戻す手伝いをしたいです。だから、ルカ様には後見人になっていただいて、爵位継承を一旦保留としてもらった上で、預かった子たちに選べるようにしたいんです」
ルクレーシャスさんは、食事の手を止めぼくを見つめた。金色の耳がぴくぴくと動いている。
「君の思うようにしていいし、そのためにわたくしの名前を好きに使っていいと言ったはずだよ、スヴァンくん」
「ほんと、ルカ様はぼくを甘やかし過ぎですよ」
「わたくしの初めての弟子だもの。甘やかすよ。甘やかされておきなさい」
ほんとルクレーシャスさん人が良すぎやしないか。えへへ、と笑いかけると微笑み返された。うん、今日も師匠が美人さんだ。
「それで爵位継承を保留にしている間の領地経営とか、事務処理とか、誰に任せるとかそういう細かいところをフレートと一緒に詰めて行きたいんです。高位貴族の領地経営に関わったことのある引退した執事さんとか、いないですかねぇ」
無茶を言ってみたが、そんな人材がほいほいと見知らぬ貴族の小僧の話を聞いてくれるわけがないと分かっている。貴族社会めんどくさい。そもそもぼくは、貴族にしては侍従が少なすぎる状況だ。普通は紅茶を注ぐ侍女、紅茶に砂糖を入れたらそれを掻き混ぜる侍女、紅茶を給仕する侍女、とたかが紅茶を飲むだけで三人ほど侍女が付く。さらに飲食する時は毒見役も付くわけで、そんな大人数に囲まれなきゃお茶も飲めないなんて前世ド庶民のぼくはご免である。貴族はできるだけ人を雇って経済を回すという使命とかそういう話も関わって来るけどそれ以外にも、これ以上皇王の息のかかった人間を周囲に置きたくないという理由もあるわけで。思案に暮れていると、フレートが何やら考える素振りで床を見つめていた。
「まぁ、高位貴族の執事となると大体は古くからその家門に使える一族になるから、離職しても後継者教育に回るし難しいよねぇ」
「ですよねぇ。最低でも屋敷の管理に携わるハウススチュワードと、領地管理を任せるランドスチュワード二人必要ですし、その手伝いをする侍従も必要だし、人材足らない……」
ぼくもルクレーシャスさんも食事を済ませたのを見計らって、ベッテがお茶を準備してくれる。ヴィノさんが丹精込めて育てた庭の薔薇の花弁を砂糖漬けにしたものが添えられている。もちろん、砂糖漬けを作ったのはぼくだ。妖精たちが好むから、花の砂糖漬けはよく作る。卵白を塗ってからグラニュー糖を付ける、という方法とアクアビットとかホワイトラムなんかの蒸留酒と砂糖を混ぜたものに浸してから、グラニュー糖をまぶすやり方だ。卵白を付けてからグラニュー糖をまぶすやり方は、花の色が変色せず仕上がりが綺麗である。ぼくが作っている砂糖漬けは後者だ。理由は簡単、衛生面と保存期間である。度数の高いアルコールに浸けてあるので、後者の方が保存期間は多少、長くなる。
皇国はサトウキビから砂糖を作っておらず、砂糖といえばもっぱらサトウダイコンとも呼ばれるビートから作る甜菜糖だ。サトウキビから作る砂糖より、仕上がりはちょっと茶色っぽい。だから甜菜糖で作ると、どう頑張っても砂糖漬けの花の色は少し茶色っぽくなる。だからアルコールに浸した方が、色が鮮やかに仕上がるのだ。理由は簡単。アルコールに浸した甜菜糖が乾く時に、少し透明になるのである。
ああ、上白糖が恋しいよぅ。粉砂糖、グラニュー糖。見た目の美しさはやっぱ、お菓子には必要だよね。でもサトウキビから作る砂糖は高級品なんだよ。ものすごく高価だし、希少品なんだ。滅多に手に入らない。とほほ。
「あの、スヴァンテ様」
「はい」
突然、フレートが口を開いたので少々驚いた。フレートの方を見やると、ぼくの脇へ歩み寄って来る。
「心当たりが、ございます」
「……はい?」
「その、……執事に」
ぽかんとフレートの顔を眺めてしまった。いつもならぼくの目を真っ直ぐに見つめ返すはずのフレートは、視線を床へ向けたままだ。フレートにしては歯切れの悪い言い方である。
「フレートにとって、あまりいいことではないのなら無理は言いません。ゆっくり探しましょう。まだ、先のことですし」
「いえ……その、心当たりに会うには……フリュクレフ公爵家の近くへ行かなくてはならないので……」
フリュクレフ公爵家は領地を持たない公爵である。しかも元フリュクレフ王国のあった、アイゼンシュタット領の正反対であるチェルハ侯爵領に居城とその周辺の僅かな土地を持つのみだ。それなのに皇宮で何らかの官職を与えるでもなく、薬学に関わることも禁じられている。つまり金銭を得る環境がないのである。
だからフリュクレフ公爵家は貧困に喘いでいるわけである。むしろ三代もよく持ったものだとぼくは思う。それで家系が絶えそうだからって慌てて結婚相手を宛がうとか、ほんと無策だよね。
「そうですね……長期間フレートにここを離れられると、困りますね……」
「……はい」
フレートが「あ」と小さく口を開けたことを、ぼくは見逃さなかった。理由はそっちではない、ということか。チェルハに会いたくない人でもいるのだろうか。
そういえば、ぼくはフレートやベッテたちがフリュクレフ公爵令嬢に仕える前は何をしていたのか、どういう経緯で公爵家に仕えることになったのかを知らない。聞いていいことなのか、聞かれたくないこともあるんじゃないのか、と思うと尋ねる気にならなかった。本人たちが言わないことを、わざわざ尋ねる気になれない。きっとこれから先も、ぼくから尋ねることはないだろう。
「そうそうぼくみたいに、誰からも保護してもらえない貴族の子息が現れるとは思えないので、そんなに急いでいません。他を当たってみましょう」
行きたくないところへフレートを行かせるつもりはない。顔を上げないフレートの、体の横へきっちりと当てられた手へ軽く触れる。ぼくが手へ触れると、フレートはまるで軋む扉のようにぎこちなく顔を上げた。常ならば抜け目なく輝いている緑青《ろくしょう》色の虹彩は、ぼくを映してゆろゆろ揺れている。
「ルカ様に心当たりがあれば、お願いします。マウロさんにも聞いてみましょう。これでこの話は終わりです。さ、ルカ様。コモンルームへ移動しましょうか」
「うん」
ルクレーシャスさんに抱えられ、廊下へ出る。扉を開いて頭を下げるフレートを、ルクレーシャスさんの肩越しに目路へ入れた。閉まる扉の向こう、俯いたままのフレートは知らない「男性」の表情をしていた。
昼間でも、一緒にお庭を散歩できるといいですね。
ルチ様が返事を聞かせてくれる前に、ぼくは意識を手放したのだろう。ああ、しまったな。お歌を歌うと約束したのに。「また、今度」と抱きしめられた仄かな温もりから、穏やかな雨水月の夜の匂いがした。
翌朝、いつも通りにルクレーシャスさんと二人の朝食の時間に切り出す。妙に思考は澄んでいた。
「ルカ様、貴族向けの孤児院は、孤児院ではなく養護院にしようと思います」
「……どうして?」
「戻せるものなら、爵位を戻す手伝いをしたいです。だから、ルカ様には後見人になっていただいて、爵位継承を一旦保留としてもらった上で、預かった子たちに選べるようにしたいんです」
ルクレーシャスさんは、食事の手を止めぼくを見つめた。金色の耳がぴくぴくと動いている。
「君の思うようにしていいし、そのためにわたくしの名前を好きに使っていいと言ったはずだよ、スヴァンくん」
「ほんと、ルカ様はぼくを甘やかし過ぎですよ」
「わたくしの初めての弟子だもの。甘やかすよ。甘やかされておきなさい」
ほんとルクレーシャスさん人が良すぎやしないか。えへへ、と笑いかけると微笑み返された。うん、今日も師匠が美人さんだ。
「それで爵位継承を保留にしている間の領地経営とか、事務処理とか、誰に任せるとかそういう細かいところをフレートと一緒に詰めて行きたいんです。高位貴族の領地経営に関わったことのある引退した執事さんとか、いないですかねぇ」
無茶を言ってみたが、そんな人材がほいほいと見知らぬ貴族の小僧の話を聞いてくれるわけがないと分かっている。貴族社会めんどくさい。そもそもぼくは、貴族にしては侍従が少なすぎる状況だ。普通は紅茶を注ぐ侍女、紅茶に砂糖を入れたらそれを掻き混ぜる侍女、紅茶を給仕する侍女、とたかが紅茶を飲むだけで三人ほど侍女が付く。さらに飲食する時は毒見役も付くわけで、そんな大人数に囲まれなきゃお茶も飲めないなんて前世ド庶民のぼくはご免である。貴族はできるだけ人を雇って経済を回すという使命とかそういう話も関わって来るけどそれ以外にも、これ以上皇王の息のかかった人間を周囲に置きたくないという理由もあるわけで。思案に暮れていると、フレートが何やら考える素振りで床を見つめていた。
「まぁ、高位貴族の執事となると大体は古くからその家門に使える一族になるから、離職しても後継者教育に回るし難しいよねぇ」
「ですよねぇ。最低でも屋敷の管理に携わるハウススチュワードと、領地管理を任せるランドスチュワード二人必要ですし、その手伝いをする侍従も必要だし、人材足らない……」
ぼくもルクレーシャスさんも食事を済ませたのを見計らって、ベッテがお茶を準備してくれる。ヴィノさんが丹精込めて育てた庭の薔薇の花弁を砂糖漬けにしたものが添えられている。もちろん、砂糖漬けを作ったのはぼくだ。妖精たちが好むから、花の砂糖漬けはよく作る。卵白を塗ってからグラニュー糖を付ける、という方法とアクアビットとかホワイトラムなんかの蒸留酒と砂糖を混ぜたものに浸してから、グラニュー糖をまぶすやり方だ。卵白を付けてからグラニュー糖をまぶすやり方は、花の色が変色せず仕上がりが綺麗である。ぼくが作っている砂糖漬けは後者だ。理由は簡単、衛生面と保存期間である。度数の高いアルコールに浸けてあるので、後者の方が保存期間は多少、長くなる。
皇国はサトウキビから砂糖を作っておらず、砂糖といえばもっぱらサトウダイコンとも呼ばれるビートから作る甜菜糖だ。サトウキビから作る砂糖より、仕上がりはちょっと茶色っぽい。だから甜菜糖で作ると、どう頑張っても砂糖漬けの花の色は少し茶色っぽくなる。だからアルコールに浸した方が、色が鮮やかに仕上がるのだ。理由は簡単。アルコールに浸した甜菜糖が乾く時に、少し透明になるのである。
ああ、上白糖が恋しいよぅ。粉砂糖、グラニュー糖。見た目の美しさはやっぱ、お菓子には必要だよね。でもサトウキビから作る砂糖は高級品なんだよ。ものすごく高価だし、希少品なんだ。滅多に手に入らない。とほほ。
「あの、スヴァンテ様」
「はい」
突然、フレートが口を開いたので少々驚いた。フレートの方を見やると、ぼくの脇へ歩み寄って来る。
「心当たりが、ございます」
「……はい?」
「その、……執事に」
ぽかんとフレートの顔を眺めてしまった。いつもならぼくの目を真っ直ぐに見つめ返すはずのフレートは、視線を床へ向けたままだ。フレートにしては歯切れの悪い言い方である。
「フレートにとって、あまりいいことではないのなら無理は言いません。ゆっくり探しましょう。まだ、先のことですし」
「いえ……その、心当たりに会うには……フリュクレフ公爵家の近くへ行かなくてはならないので……」
フリュクレフ公爵家は領地を持たない公爵である。しかも元フリュクレフ王国のあった、アイゼンシュタット領の正反対であるチェルハ侯爵領に居城とその周辺の僅かな土地を持つのみだ。それなのに皇宮で何らかの官職を与えるでもなく、薬学に関わることも禁じられている。つまり金銭を得る環境がないのである。
だからフリュクレフ公爵家は貧困に喘いでいるわけである。むしろ三代もよく持ったものだとぼくは思う。それで家系が絶えそうだからって慌てて結婚相手を宛がうとか、ほんと無策だよね。
「そうですね……長期間フレートにここを離れられると、困りますね……」
「……はい」
フレートが「あ」と小さく口を開けたことを、ぼくは見逃さなかった。理由はそっちではない、ということか。チェルハに会いたくない人でもいるのだろうか。
そういえば、ぼくはフレートやベッテたちがフリュクレフ公爵令嬢に仕える前は何をしていたのか、どういう経緯で公爵家に仕えることになったのかを知らない。聞いていいことなのか、聞かれたくないこともあるんじゃないのか、と思うと尋ねる気にならなかった。本人たちが言わないことを、わざわざ尋ねる気になれない。きっとこれから先も、ぼくから尋ねることはないだろう。
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