月が導く異世界道中

あずみ 圭

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13巻

13-2

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「感動の再会のとこ、悪いけどよ。とりあえず帰らねえか、お二人さん? 血まみれになった祭壇さいだんで子供と若い娘が抱き合って泣いてるってのは、ちょっといただけねえよ」
「うっ、確かにそうね。ライム、今回は本当に助かったわ。ありがとう」
「別に、相応の見返りはもらったし、あんまり気にされるとつかれるからやめてくれ。感謝し足りねえなら、晩飯はお前さん持ち、それでいい。……ん、どうした巫女さん?」
「……森を育てる大樹。それに……竜と慈雨じう

 突然、チヤが遠い目でライムを見てそう呟いた。

「……ああ?」
「チヤちゃん?」

 唖然あぜんとする二人をよそに、チヤはうわごとのように続ける。

「凄く、安心する人……」
「響。巫女さんは大分おつかれみたいだぜ。さっさと報告を済ませて、休ませてやりな。なんだかんだでまだ子供なんだからよ」
「そうね。そうするわ。チヤちゃん、立てる?」
「うん、大丈夫。お姉ちゃんは……お姉ちゃんだ。凄い、何にも変わらない」
「……? そう?」
「うん!」

 何故か嬉しそうに笑うチヤを不思議に思って、響とライムは顔を見合わせる。
 三人は通常の空間に戻った神殿の祭壇から出て、神官ひかえ室に向かう。

「おっと。俺がここにいると色々面倒かもしれねえし、お先に失礼するぜ」

 しばし考え込むようにして歩いていたライムが、控え室付近で唐突に顔を上げた。

「ちょっと、貴方も当事者なんだから!」
「ライムさん!」
「いなかった事にして二人の手柄てがらにしてくれ。晩飯期待してるぜ。俺は宿にいるからな。じゃな、響、巫女さん」

 ライムは口早に言い切ると、二人を置いて駆け出す。

「あの巫女さん、心眼ってのは精神防御関係なしに何かを見るらしいな。これも報告だな。……やっべ、もうあねさんに定時報告する時間じゃねえか! さっさと人がこねえとこにいかねえと!!」

 ローレル連邦にて、ライムは少しずつ響と関わっていく。
 はからずもこの一件で、彼女達と親交を深めてしまう事に、まだ彼は気付いていない。


 1

 魔族領の訪問を終えた僕――深澄真が亜空に戻って一夜。
 昨日は変な夢を見て、気分は最悪だった。
 起きてすぐに日課の弓をやって一時はスッキリしていたんだけど、終えたらまただるい感覚が戻ってきた。
 魔力を思いっきり消費した後遺症こういしょうか、まだ少し頭が重い。
 屋敷に戻ると、玄関に巴と識がいた。もう一人の従者、みおの姿はない。

「おはよー」

 二人に挨拶あいさつしながら頭をぐるぐる回してみるものの、あまり変化はない。

「おはようございます、若。まだ少し顔色がすぐれぬようですが……弓は若にとって薬ですかな」

 僕の手にある弓を見て巴が苦笑を浮かべた。
 識も気付いたみたいだけど、顔には出さずに小さく一礼する。

「おはようございます、若様」
「薬というか、自分の一部というか。神様から自重じちょうしなくていいと言われたし、ね」
「今日は講義の予定はないと識から聞いておりますが、この後どちらかに行かれるのですか?」
「? いや、まだ決めてないよ。店には一度顔を出そうと思っているけど……そのくらいかな」
「では、後ほど一緒に来ていただけますかな。少しばかり亜空に変化があったようで」
「――っ。ならすぐに着替えるよ。澪はもうそっちに?」

 朝食は後回しだ。
 亜空に何かあったなら最優先で知っておきたい。
 廊下を歩きながら、ついてくる巴に聞く。

「いえ? 今日はめずらしく早起きしておりましたな。うつわを見てくるとエルドワのかまに行っております」
「器……ああ、料理の。陶芸とうげいもすっかり亜空に馴染なじんだねえ。一部の人の趣味しゅみで終わると思っていたから、意外だ」

 エルドワことエルダードワーフに窯を作らせて陶芸をやる――これは、随分前に巴が発案した事だった。
 それが今や、陶器そのものはもとより、陶芸趣味が亜空で広く人気を得ている。
 ハイランドオーク、ミスティオリザード、アルケー、ゴルゴン、翼人よくじん。どの種族にも気に入る者が出てきているんだから、面白おもしろい。
 当初金属器と木器が主流だった亜空の食器事情も、最近ではすっかり陶磁器とうじき一色。食器は自分達で作るのが当たり前になっている。
 僕は部屋に戻って着替えを済ませ、再び二人を従えて外出の準備をする。
 歩きながら識が口にしたのは再び陶器の話題だった。

「陶器は商会の挨拶や商談をする時などの土産物としても、大変重宝ちょうほうしております。今のところ類似品るいじひんが出回っていないところを見ると、外では魔術による再現に固執こしつしているようですね。我々にとっては希少価値が出てありがたい事ですが、製法を教えてこそいませんが隠しもしていないというのに……間抜まぬけなものです」

 彼は早くから〝陶器の価値〟を見出みいだし、重視していた。商談相手やお得意様へのおくり物として陶器を渡しはじめたところ思いのほか好評で、最近ではクズノハ商会の代名詞のようになっている。
 やみ取引で高値がついている陶器もあるんだとか。
 店の方でもお得意様限定で、エルドワ、森鬼、識が自分で作った器をお客様にくばっている。
 ちなみに僕は、エルドワのが一番の出来だと思うんだけど、何故かアクアとエリス、識の作の方が多くのお客様に人気だ。それに対抗心を燃やしたエルドワが更に腕を上げ、一部の好事家こうずかに高く評価されるというよく分からない好循環こうじゅんかん? が生まれている。
 うーん。識も言ったように、僕らは製法を明らかにする事は一切していないけど、意図的に隠してもいない。
 だから今まで真似まねをされていないのは不思議に思えた。

「まあ、そのうち王国と帝国では流通するんじゃない? あそこは僕と同じ日本出身の勇者がいるし」

 それにローレルだって、僕らの世界の知識があって、一部で既に実用されているんだから、陶器がとっくに注目されててもおかしくないのに。

「ですな。まあ、我々のスタイルとしては既に大分知れ渡りました。今更どこから広がったところで別段困りはしません」
「そうだね。で、巴? 変化って?」

 識との陶器の話題を切り上げて、本題を確認する。

「はい。翼人からの報告で……なんでも北東の方角にが見えると」
「湖?」

 地形が増えたって事か? 
 亜空に大きな変化をもたらすような出来事はないはずだ。自然に湖が形成されたとしても、いくらなんでも一日は短いけど……亜空ここならありえるのか? 
 いや、巨大って言っているなら、流石さすがにないな。

「はい。初めて見るほどの大きさで、果てが見えないと。視界全てが水で、いだこともない匂いを風が運んでくると申しておりまして……実際に見てみぬ事には分かりませんが」
「果てが見えない広さで、匂い? それって、もしかして」
「はい。わしもまさかと思い、丁度ちょうど今、識を連れて様子を見てこようとしたおりでした。のう、識?」

 巴に水を向けられた識が頷く。

「私は最近、時間を見つけては澪殿と港町に行っておりました。海を見慣れておりますので」

 やっぱり二人も僕と同じ事を考えていたようだ。

「海、か」
「そのようにも受け取れます。翼人に海かと尋ねたら、それは何かと聞き返されましたからな。海を知らんのでしょう」
「しかし、海となると……若様に従者が増えたわけでもありませんし、単に広がっただけの結果とも到底思えません。何かの前兆かもしれません」

 確かに識の言うとおりだ。これまで亜空は僕の魔力の増加にあわせて拡張してきている。
 でも、大きく新しい地形が出てくる例はなかった。
 そういった事が起こるのは、澪や識といった従者となる人物が新たに加わった時だけだ。
 ここ最近で一番の変化と言えば、魔族領から連れ帰った〝元〟魔王の子、サリくらい。
 魔族は初めての因子いんしだけど、大した力もない彼女が加わったくらいでどうにかなるとも思えない。
 彼女以上の実力を持つ他の亜人や魔物、ヒューマンが入っても、亜空に変化はなかったのだから。

「とにかく、すぐに確認したいね。巴、場所は分かってるんだよな?」
「もちろん。一応皆には近寄らないように伝えてあります」
「じゃ、行こう。転移できる?」
「はい」

 巴がすぐにきりの門を出す。
 流石に脅威きょういが待ち受けているとは思わないけど、初めての事態だ。少しばかりの警戒を抱きながら霧に入る。
 そして――
 ザザーンと、潮騒しおさいが耳を打つ。
 真っ白な砂浜、そこに波打つ水、水、水。
 一面の青と、果てに見える水平線。
 南国旅行のカタログにあるような、見事なビーチが広がっていた。

「……」

 思わず、言葉を失った。
 これ、海。
 僕が実際には行った事がない海外リゾート的な種類のものだけど、これは海だと確信する。
 思わず警戒も忘れて、波打ち際まで行って水をひとめ。
 僕には毒の類はほとんど効かないと実証されているから、万が一飲めない水でも大丈夫なはず。
 うん、しょっぱい。


 海水です。
 巴と識も同じような事をして、頷いている。

「海だね、これは」
「海ですなあ、みょうおだやかですが」
「間違いありません」

 ツィーゲから一番近い港町で色々やっていたらしい識は、心なしか興奮こうふんしているようだ。
 かいで現在位置と海の果てを探す。
 島がいくつか、それにかなり先の方に霧の壁がある。ただ、ここからでは視界に入らないから、相当遠い。
 蜃気楼しんきろう都市からここまでは……どうだろう、馬車だと大分かかる。
 一ヵ月か、二ヵ月。急げばともかく、輸送となると、そのくらいは見た方がいい。
 あ、ついつい馬車で荷物を運ぶ前提で考えてた。
 人の移動だけなら、もう少し早いかな。
 特に、空を飛べる翼人なら、かなり短縮できると思う。
 でも、現実的にここと行き来するには、転移できるようにするのが一番か。
 亜空なら特に敵がいるわけでもないし、転移陣を設置するにしても、気がかりはないんだし。
 そういえば、砂浜のど真ん中に転移で出て、驚きに任せて真っ先に海に進んだから、どの程度砂浜の幅があるか見ていなかった。
 そう思って陸地側を振り返る。

「――っ!?」

 界による探知である程度分かっていたけど、実際に景色を目にして体が固まる。
 白砂の浜がしばらく続いた先には、まばらに草木がえるだけの土地が見える。
 超がつくほどに質の高いビーチの向こうにある割に、少々殺風景さっぷうけいだ。
 でも僕が驚いたのはそこじゃない。
 まず一つめに、界には全く反応しなかった物体がそこにあった事。
 もう一つは、周囲に点在する木々の姿だった。
 テレビで一度見ただけだが、忘れられない形の樹木が生えていた。
 巴はまだ木に注意を向けていなかったが、物体の存在には気付いたようだ。

「む、あそこに何か立っていますな。看板かんばん? この亜空に?」

 僕は巴が指摘した、界に反応しない――でも目には見える――立て看板に近づいていく。
 今度はかなり警戒していた。
 魔力体を展開、更に界を強化に転じる。
 一歩一歩近づき、看板に書かれた内容が読み取れる距離まできて……。

「……はぁ?」

 思わず間抜まぬけな声を出してしまう。
 巴と識もこちらに駆け寄ってくる。
 砂を蹴るたびにキュキュッと軽い音がして、どこか緊張感がない。
 まあ、この内容を見る限り、それも必要ないか。
 最後まで読み進めると、看板は一瞬強い光を放って真上に飛んでいった。
 まるで打ち上げ花火みたいに。
 ……はぁ。

『よく魔力を高めたな、真。これは俺からの贈り物だ。兄貴ツクヨミにも少し手伝てつだってもらったが、ずばり海だぞ! ちなみにこれはまだ途中、大黒だいこくじいさんの贈り物はもちっと先にある。これからもはげめ。あと、この看板はお前が読み終わると花火になる。意味はない。   スサノオ』

 ってな事が書かれていた。
 そういえば、スサノオ様達神様御一行が亜空に来た時に、贈り物がどうとか言っていた。
 最近僕が見ていた変な夢も、大黒天様の贈り物とやらのせいだったみたいだし、この分だと、あと一回くらい振り回されそうな気がする。
 まだそれが何かは分からないけど、多分もっと魔力を高めて亜空を広くすると分かるって仕組みか……。
 それにしても、海。
 凄いサプライズだな。
 お金持ちが島とかお城をプレゼントするなんて話があるらしいけど、海をもらうのはなかなかレアな経験だと思う。
 少し遅れて、祭りを知らせるような花火の音が、ドーンと空で響いた。

「若、何事ですか?」
「お怪我けがはありませんか?」

 識が怪我の心配をしてくれるのがなんだか申し訳ない。火花一つも浴びずに済んだから。

「ああ、大丈夫。神様がね、海をくれるってさ」
「……」
「……」
「どうやらこの海、あとは好きに使っていいって事で、一件落着みたいだ」
「海とは、貰えるものだったんですな」
「いくら亜空とはいえ……非常識な」

 巴は釈然しゃくぜんとしない様子で首をひねり、識は少し声がかすれていた。
 なんとなく、識が言った〝非常識な〟って言葉には僕までふくまれていそうだ。
 気持ちは分かるけど……勘弁かんべんしてくれ。

「しかしあの木といい、看板には書いてなかったけど、アテナ様も関わっているんじゃなかろうか」

 僕がついついらした呟きに、識が反応した。

「木? 点々とある、あの樹木ですか。確かに変わった形をしておりますな。やはり若の世界のものですか」
「うん。僕も直接見るのは初めてなんだけどね。あの奇妙な形だろ? 流石に見間違えはしないと思う」
「神が関係する樹木……つまりは神木しんぼくの類ですか。そういえば、神社なる場所にはそういったものがよくあるのだと、巴殿に聞きました」

 僕の言葉を勘違いして、識はあの木を神木だと思い込んでいる。

「いや神木とは、こんな突然現れるものではなく、いわれある木や、長寿ちょうじゅの木をそう見立てる事が多いはずなんじゃが」

 巴が識と何やら議論を始める気配だ。
 まあ、言うまでもなく巴の解釈かいしゃくの方が正しい。

「識、そういう意味じゃないよ。僕が神様の名前を出したのは、あの木から採取できるモノが、その神様が信仰されていた地域でも出回ってた気がするだけ」

 確かギリシャやローマの方でも知られてたと思うんだよな、記憶では。

「形はキノコのようにも見えますな」

 そう。識が表現した通り、キノコであったり、みきの形によってはブロッコリーを思わせる見た目だ。
 幹の一定の高さから枝が数多く出て伸びて、上にかさ状に葉の緑が広がっている。
 名前が印象的な上に、画像で見た実際の姿が更に奇妙だったから、よく覚えてた。
 漠然ばくぜんといつか見に行きたいと思っていたけど、こんな形でかなうなんてなあ。

竜血樹りゅうけつじゅっていうんだ。ドラゴンの血の樹って書く」
「……随分と物騒ぶっそうなネーミングで」

 巴が若干にがい顔をした。

「僕のいた世界では竜なんて実在しなかったから、実際の竜とは無関係だと思うよ。確か幹を傷つけると出る樹液が真っ赤で、それが薬になるらしいんだよ。それが〝竜血りゅうけつ〟という名で出回ったから、竜血の木って事で竜血樹……だったはず」

 もっとも、神様が存在したんだから、本当は竜もどこかにいたかもしれないが、まあ僕の常識ではそれらはいなかったわけだし。
 実際にあの木に竜が関係していたなら面白いけど、今はどうでもいい。
 確認のしようもない。

「薬にもなる赤い樹液、それは興味深いですね」

 識がこれまでとは違う目で竜血樹を見て呟く。

「うん。軟膏なんこうとして使うだけじゃなくて、あめみたいに固まる性質もあって錠剤じょうざいとしても使われていたんだとか」
「……私が調べても構いませんか?」
「いいよ。植物関連だし、アルケーと森鬼にも声をかけてやってくれる? ある程度樹齢じゅれいかさねた木じゃないと赤いのは出ないみたいだから、調査の参考にしてみて」
「樹齢ですか……承知しました!」
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