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12巻
12-3
しおりを挟む「誰に問うかによって答えは違おうが、魔族の根底には多かれ少なかれ力の理が生きている。飾らずに申せば、要は弱肉強食というやつだ。できれば君にはそのような部分は見せたくないが、これからも関係を続けるのなら知ってもらうのは早い方が良い。そう思ってな。ここに居る間に、その理に沿った慣習やいざこざも見る事があろうから」
それだけ真剣に向き合ってくれるという事だろうか。
確かに、自分の汚い部分は見せにくいと思う。
……恐いもんな。
「だが少し意外だ。余の感じた限り、ライドウ殿は相当な力を持っているはず。しかし、ヒューマンは元々個でそこまで強大な力を持つ種族ではない。つまりライドウ殿は相当な修練を積んだはず。そうした者は往々にして、力ある者がより多い自由と権利を得る、という考え方に寛容になるものだが。正直、これほどまで戦争を忌避しているとは思わなかった」
「戦争を避けたいと思うのは、おかしな事ではないでしょう」
「君ら商人にとっては下克上のチャンスでもあり、何より大儲けのチャンスでもあるぞ?」
「僕は……戦争で儲けたいとは思いません」
「さて……だが先の会談では〝戦争で儲けるが文句を言うな〟といった趣旨の発言をしたと記憶しているが?」
そんな事……言った覚えはないけど、どこでそう取られたんだ?
あ、あれか?
魔族と立場が対立したとしても、それは敵対したいわけではなくて利益がどうのって話。でもあれは、戦争で儲けたいって意図じゃない。
「いえ、それは誤解です。僕は戦争そのものに参加したいと思っていませんから」
「ロナが頭を痛めておった。以前聞いた話と違う、ライドウ殿は戦争でビジネスをするつもりなのかとな」
「ですから――」
「よい。その言葉が聞けたなら十分だ。ライドウ殿が言うように、ロナの誤解だろう。まだ、我らがお互いを理解するための時間はある。余としては少しずつ歩み寄る事ができればと思っている。急ぎすぎずに、な」
「ありがとうございます」
僕の言葉を手で制して、魔王は納得してくれた。
すれ違いにならなくて助かった。
まさに誤解だし。
……。
そうだ、今なら周りに誰もいない。僕と魔王だけ。
向こうが魔王だけでこっちは識と澪が一緒の時が最高だったけど、現実的に考えて、王様相手にその状況は難しい。
話の分からない人じゃないみたいだし、魔族が土地を奪うって事にも思うところがあるみたいだ。
だったら……。
(識、今大丈夫?)
識に念話を飛ばす。
(若様? 魔王と話をされているようですが、何か問題ですか?)
(いや、そうじゃないんだ。あのさ、ケリュネオンの事、言っちゃってもいいかな? 今言えそうな雰囲気なんだけど)
(……。そうですね、恐らく我らと魔王だけで話をする機会を作るのは、今後難しいかと思われます。今ならば場を調えるのに借りを作る事にはなりません。ただ、ご説明の際に生き残りのアーンスランド姉妹のためにだとか、亜空がどうのという話はなさらない方が、話は早くまとまるかと)
(? でもそれだとケリュネオンに手を出した理由は僕の親絡みだけになるよ? その方がまずくない? エヴァとルリアの境遇なんかは触れておいた方が……)
(そこを話すと、ヒューマンに加担してケリュネオンを取り戻した、と受け取られます。それは翻れば魔族への敵対。結果的に我々はリミアでも勇者を助けていますから、これ以上ヒューマンの味方というイメージは持たれない方がお互いのためです)
(そ、そっか)
考えてみれば、その通りだ。
あくまで結果として見ると、僕らの動きは魔族よりもヒューマンの助けになっていると言える。
そんな思惑はまるでないんだけど、その上ヒューマンに頼まれてケリュネオンを取り返しましたというのは……まずいな。
うん、まずい。
(ならばいっそ、若様のご両親の故郷だったから奪い返した、と言い切っておいた方が得る物は多いでしょう。魔族にも、若様の両親はケリュネオン出身なのだと情報を一つ渡す事になります。それを奴らがどう扱おうと、こちらとしては知られて困る情報でもありませんから)
(分かった。ならそれでいくよ。ありがとう)
きっとこれからもケリュネオンにはそれなりの助力をする事になるだろう。それをいちいち変に勘繰られるのも面倒、となれば識の提案は僕にとって最善のもの。
(いえ、この程度。それから、そろそろ魔将や他の者がそちらを気にしだしております。頃合を見てお戻りを。っと、忘れておりました。レフトの件もあります。少なくとも若様ご自身はケリュネオンに攻め入ってないと……そうですね、部下が若様を思って暴走した、とでも説明しておいてくださいませ。後に私や澪殿に何かあれば、それはこちらで対処します)
(ありがとう。じゃあ、この事を話したら戻るよ)
念話を切る。
魔王には念話を悟られてはいない。
上手に隠せていた、と思う。
魔王は夜景を眺めて手すりに手を掛けている。
「……ふっ。いかんな、少し話し込みすぎたか。客人をいつまでも夜風にあてておくなど、配慮が足りなかった。戻ろうか、ライドウ殿。付き合ってもらった事、礼を言う」
「あの、陛下。……お話をしておかなければならない事がございます。今少し、お時間をもらえますか?」
「誘ったのは余だ。ライドウ殿から話があるのなら、もちろん聞こう」
「先だって、魔族はとある領土を失われましたね?」
「……! ああ。ライドウ殿達との待ち合わせ場所の近く、かつてケリュネオンという名の国だった場所だ」
魔王がその表情を、これまでで一番の驚きに染めた。
よし、話すぞ。
「それは、私どもがやった事です」
「っ!? ……ライドウ殿、何を言っているか分かった上での発言だな?」
魔王は鋭く目を細め、これまでの取っ付きやすい雰囲気を一気に脱ぎ捨てて確認してくる。
大丈夫、話す内容は頭の中でまとまっている。
気圧されるな。
ことケリュネオンに関する事なら、僕には確実に責任がある。
逃げられはしないんだ。
「はい。私達クズノハ商会が、ケリュネオンを魔族の手から奪還しました」
「……理由を聞こう。当然、あるのだろうな? ヒューマンのため、とは言わぬ事を余は期待しているぞ」
「……私自身のためです」
「ライドウ殿自身の?」
対峙する魔族の王の瞳から一瞬険しさが消え、代わりにその表情を怪訝なものにした。
「はい。ケリュネオンは……私の両親の故郷です。かつて、私の両親はそこで結ばれた。私にとって、ケリュネオンは第二の故郷とも言える場所なのです」
「……」
「と言っても、当初は私も、既に魔族領の只中にあるケリュネオンを奪還しようとは考えておりませんでした。ただ……」
「……ただ?」
「部下が、私の事を想うばかりに、かの地を貴方がたの手から取り戻してくれたのです。そして彼らから贈られたケリュネオンを、私は受け取りました」
「それは君の二人の部下、澪と識がした事か? それとも、他に関与している者が?」
射抜くような鋭い目と声。だが、敵意は感じない。
それが逆に恐ろしい。
彼は、僕に難しいと言っていた感情の隠し方をしていた。
なんの感情も想起させない無表情で、ただ僕を詰問している。
「申せません。クズノハ商会の者が動き、成果を私が受け取った以上、誰が関わったにせよ、責は私にあります。私は力によってケリュネオンを……奪いました」
「……くくっ。力の理によって、かね? 確かに魔族の基本的な思想だが……まったく、かような場所で暴露される内容ではないな、間違いなく。仮にも魔将の一人がいた魔族の領土の、その真っ只中の地を。いくら見過ごせぬ力を持つとはいえ、商会が単独で奪還するか。すまぬな、流石に混乱しておる。が、まず一つ、聞かせてもらいたい。レフトは、何故見逃した?」
「あの方が魔将であると、後で知りました。怪我をされていたので、こちらで治療して魔族の地にお返ししました。記憶が混乱していた理由は分かりませんが」
「魔将だったから、か。ケリュネオンとレフトなら、余はレフトを選ぶ。そういう意味では君達に礼を言うべきかな?」
含み笑いを漏らした後の魔王は、達観したような不思議な表情に薄い笑みを浮かべていた。
「いえ、それは……」
「しかし、参った。これでは今日は眠れそうにない。それなりの酒を飲んで久々に好い心地であったのだがな」
「……」
「話が終わりなら……今度こそ戻ろうか、ライドウ殿」
魔王はそう言って踵を返す。
「陛下、この話は」
「誰にも言うな、と続けるなら無理な話だぞ。余とてまだ呑み下せるか分からぬ。そして個人で抱えられる事ではない。まあそもそも、王を個人と見做すのかという問題もあるがな」
先に言われた。
やっぱり魔王の胸の内だけに留めて、っていうのは都合が良すぎるか。
でもここで黙っちゃうとカッコ悪いし……。
「いえ。陛下のお人柄に触れ、私の意志でお話しした事です。ただそれだけ伝えておこうと思いまして」
「評価は素直に受け取ろう。さ、中へ」
魔王自ら扉を開き、僕を室内に招き入れる。
「ありがとうございます」
席に戻った僕は暖かな空気に包まれ、大量の料理に迎えられた。
事情を知る識は、僕にお疲れ様といった顔で小さく頷き、澪は満面の笑みで料理の感想やオススメを聞かせる。
な、なんとか言えた。
今日はもう食べて寝るだけだから良いようなものの、明日もこんなだったら身がもたないかも……。
2
夢だ。
もう雰囲気で分かった。
魔族に宴でもてなされた後、僕らは用意してもらった部屋に戻った。
それから扉にロックをかけて、亜空に帰って休んだ記憶が確かにある。
流石にそれ以上他に何かやろうという気がしなかったから、戻ってすぐに部屋でダウンだった。
この前見たのは、おっさんになった自分が砂漠を作ったらしい夢。
その前は……確か響先輩を殺しかける夢。
電子レンジがどうのって、あれ、それは智樹だったっけ?
ん、まずいな、なんかごちゃごちゃになってきてる。
変な界の使い方をしてたとか、砂漠の景色とか、出てきた人とか。ぼんやり覚えているけど、その他の部分はかなり曖昧だ。
夢なんてそうそう覚えていられるものじゃないから仕方ないけど、最近見ている一連の夢は、何か暗示的というか、気になるんだよな。
これでもう三回目だし。
起きたら巴にお願いして保存しておいてもらおう。
それにしても……やけに霧が濃い。
スモーク焚いてるのかってくらい。
僕は、いや、夢の中の〝僕〟はどこにいるんだろう?
そう思って探していると。
〝僕〟がいた。
「……」
前ほどおっさんじゃないな。ただ僕よりは確実に年を重ねている。
ただ、凄く思いつめた表情をしている。
僕は……こんな表情をした事があっただろうか。
そこには公園にあるようなベンチがぽつんと置いてあった。
他は何も見えない。
夢にこんな事を言うのはどうかと思うけど、まるで現実感のない場所だった。
それに、僕以外誰もいないのが気になる。
「こうして二人きりで話すのは、いつ以来でしょうかな、若」
え?
声がして、驚いた。
いなかったはずの、僕が黙って座っていたベンチにいつの間にか人影が。
「……巴」
それは、夢の〝僕〟が口にした通り、巴だった。
ああ、この変な場所は巴のお膳立てって事か?
夢に巴が出てきたのは初めてだ。というか、これまで従者や亜空の人にはまったく会っていなかった。
「そのようなお顔は……いえ、儂が言ってよい事ではありませんでしたな」
「お前が元凶だからな」
「ええ」
「巴……俺は」
俺。
前も確かどっちかの夢で〝僕〟は自分の事を俺って言ってたな。
うーん。
自分なのに――いや、自分だからこそ違和感が凄い。
「若、その先は仰らないでください」
「まだ何も言ってない」
「大方、謝ろうとでもされたのでしょう? 無用です」
「……最後まで、お前には敵わないなぁ……」
?
最後?
「儂が望んでした事です。少なくとも、儂には悔いがないのですよ。どうか」
「……」
「なに、若と契約した時から転生が利かぬ事は覚悟の上でした。それに、〝向こう〟には澪もおります。あれも、若には劣りますが一緒に居て退屈しませんからな」
「もっと……俺がもっと強かったら、こうならなかったと思うか?」
「……いいえ。若がかの女神を圧倒するほどの力を得たとて、この結果が変わったかどうかなど分かりません。それこそ誰にも」
「だが少なくとも、勇者二人と澪を引き換えにするような無様はしなかっただろう?」
なんだよ、これは。
澪がもういない……この〝僕〟はそう言ってるのか?
巴の他に澪もいて、でも、もういないって。
「ですが、女神がもっと早く出てきたかもしれませぬ。そうなれば澪どころか、あそこで若までも死んでいたやも」
「それでもっ!」
「全ては、もう起きてしまった事です、若。若はご自身の道を選ばれた。我らはそれに従った。そして、神と争い、今に至る。なに、先ほども言いましたが、儂には――いえ、澪にも後悔などありません。若に会っていなかったら……などとは、露ほどにも思っておりませんよ」
穏やかな巴の声。
「……」
「まことに楽しかった。満ち足りぬまま永久を貪るだけの生よりも、ずっと。だから、若も前を見て、自身の道を往かれませ。悩みは全て、ここで儂が預かります。そしていつか若が常世に参られたその日に、お返ししましょう」
「俺の道か」
「はい。儂も全部を達観できていたわけではないので、そう偉そうな事を言えた身分でもないのですが」
「こんな風に俺と話しているようなお前でも思い悩んでた?」
こんな風に?
なんだろう。妙に、嫌な感じが付き纏う。言葉の端々から、想像したくない結末が顔を覗かせてくる。
「……ええ。お望みならば、お聞かせしますが? ただ約束を。決してもう儂らに引き摺られぬと」
「ずるいな、巴は。お前に時代劇や和風趣味以外の悩みがあったなんて聞いたら、俺が知りたがるって分かっていて、そんな事を言うのかよ。……分かった、前に進む。もうあと少しなんだしな。登りきった向こう側を見て、お前らへの土産話にするよ」
俯いた〝僕〟の口元に笑みが浮かぶ。
口角を吊り上げた、作り物にも見える笑み。
でも、僕にはなんとなく、それが本当に心から笑っているのだと分かった。
「では……。若が道を定めた後から、儂は段々とこう思うようになっておりました。もしも。もしも儂と澪以外にも若を支える者がいてくれたなら、と」
「従者って事か? だけど、お前と澪以外に従者なんて」
「儂も澪も、少々独占欲を出したかもしれません。等しくご寵愛をいただきましたが、それゆえ新しく従者が加わる事に否定的であったと」
「……お前達以外の従者なんて、俺には想像つかないよ。無理やり考えるなら、ゼフとか? あとは砂々波か……ルト? まあ候補だとそんなところか?」
「ゼフですか。あれは良いかもしれませんな。うむ、男なら儂らもさして気にしなかったでしょうし」
「三人目の従者ねえ。またトンデモ発言だな、おい」
〝僕〟はどこかしみじみと苦笑する。
いや、識は?
もしかして識は……いない?
「三人が四人でも構いませんが。まあ、そんな益体もない事を考えて悩んだ事もありました、と」
「お前でも、もしも……なんて考えるんだな。ちょっとホッとしたよ」
巴は一瞬寂しげに微笑んだ後、口を開いた。
「では、もう別れの時です。万が一を考えてこのような仕掛けをしましたが、儂如きの残留思念でも役に立てて何よりでした」
「巴……っ」
お、おお……。
目の前で繰り広げられる衝撃の光景。
巴と〝僕〟が、キスした。
しかも、なんか初めてって感じがしない。
慣れてる。唇と顔と、それに互いの手と体も絡み合って。
信じられない。
これまでで一番驚いた……。
巴と、キス。
頼れる奴だとは思うけど、兄貴ってタイプだし、女としては……見ていない。
いや、そりゃあ外見的には綺麗な女性なんだけどさ。
「っ、粗相をお許しください。体も残らず消し飛んだというのに、ついこのような真似を」
体も残さず。
やっぱり、この巴は。
キスの衝撃もあったけど、それ以上に重く冷たいモノが腹に溜まるのが分かる。
きつい。
巴は女の顔をして笑って、周囲を包む深い霧に紛れるように、あるいは砂が風で舞い散るように。
消えた。
冗談じゃない。
巴も、澪も!
女神にだって殺させるか!
おい、〝お前〟は何をやってやがった!
どんな馬鹿げた道を選べば二人を失うんだよ!
識は!? 識はどうしたんだ!
くそっ、話が分からないだけに、余計に感情の行き場がない。次から次へと疑問が溢れてくる。
一人になった〝僕〟はベンチから立ち上がり、それをきっかけにして周囲が一気に変化した。
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