月が導く異世界道中

あずみ 圭

文字の大きさ
表紙へ
上 下
67 / 551
5巻

5-3

しおりを挟む
 ――僕は何をするでもなく地べたに体育座りして、遠くを見ていた。
 自分の考えが、余りにも楽観的で、甘くはかない幻想に過ぎなかった事を、すぐに思い知らされたからだ。
 ええ、すぐに。


 ――球の場所自体は、何色のものであっても界を広げるだけでさくっとわかる。
 これはまったく問題ない。
 だから僕はまず、遠距離タイプの青いのがどの位接近すると破裂するのかを確認してみた。
 僕の弓の射程距離内では破裂しなかった。
 思わず、笑みが浮かんだ。
 順調だったから、ついね。
 でも、順調だったのはそこまでだった。
 問題はここから先すべて。
 最初に目で確認したのは黄色い球。
 慣れない動きに翻弄されながらも近付き、一撃殴りつけた。
 さてどうかなと様子を見ると、動きを止めた球体が地面に落ち……ずに破裂した。
 活動停止どころか微塵みじんである。
 次に青い球。
 黄色い球での失敗を踏まえ、近付いても問題ない距離から静かに青い球を狙い、その中央に矢を放つ。
 命中。
 矢を受けた衝撃で吹っ飛んだ球を目で捕捉しつつ次の矢をつがえている間に……木っ端微塵。
 最後は赤い球。
 魔術タイプだから丁寧にブリッドの詠唱を編んで射抜く。
 魔力の弾丸で撃ち抜かれた赤い球は、何となく僕が予想していた通り……見事に四散した。
 なんだこれは、とはこの事だ。
 全部正しいやり方で対処したはずなのに、僕の手元には無残な残骸、球の破片があるだけ。
 一瞬、僕は偽装を疑った。
 目に見えているのは赤でも、実はイタズラされた青い球だった、とか。
 が、疑うだけ無駄だった。
 だって、表面だけじゃなくて中まで全部赤青黄だったから――。


 ――こういう金属って実は珍しいのかなあ……ってそうじゃない!!
 現実逃避している場合じゃない!!
 立ち上がってぼんやり手で握り締めてた破片を地面に投げつける。
 実際、だ。
 なんとなくというか、多分この現状の理由はもう僕自身わかってる。
 頭に浮かんでいる。
 ……十中八九、僕の攻撃の威力が高すぎるんだ。
 別に強い攻撃を叩き込もうとは断じてしていない。
 むしろ軽め、ボクシングなら牽制けんせいのジャブを繰り出す。
 その程度の威力でやったつもりだ。
 だってどれも、様子見の一撃だったからさ。
 本当なんだ、僕は軽めにやっただけなんだよ……。
 なのに、なのに……。
 頑丈がんじょうだからひたすら全力で攻撃を加えてください?
 嘘も大概たいがいにしとけよ説明した職員A!
 なにが最高難易度の試験だ。
 建前は試験だけど、実際は冷やかしとか面倒な受験者を追い返す為の無茶振りじゃないのかと疑いたくなるね!
 ……けれど、ずっと遠くを見ているわけにもいかない。
 試験、しないとね。
 だからめげずに、今度は指で軽く弾く、なんなら突っつく程度のソフトな力加減でやってみようと決め、再びフィールドを駆け出した――


 ――これは特に物理の赤い球がしんどかった。
 追い回してようやく殴ってた代物を、今度は軽く突っつくっていうんだから当然だ。
 そして苦労した結果、見事にやっぱり赤青黄色が全壊。
 もはや愉快ですらあった。
 喉の奥から笑いがこみあげてきた。
 自分に強化魔術を常時掛けていた事を思い出し、それが原因かもと考え解除して挑んだ三回戦。
 もう赤ん坊のほっぺだって安心して触れるソフトタッチの手加減ぶりだ。
 何だろう、自分で何を言っているのかもわからなくなってきた。
 全壊。
 ……。
 ……。
 うおおおおおおおおおおおお!!
 ストレスが! ストレスが豪雨のように降り注ぐ! 駄目だ、このままだと一日で終わらない! 髪が! 全部抜ける!


 結局、夕闇が闇に変わる頃まで頑張った(主に自分との)不毛な戦いの結果は、獲得球ゼロ。
 漏れなく気力もゼロ。
 もう、球の気配がしても無視して休む場所探しをすることにした。
 途中、何だか襲い掛かってきたゴリラっぽい魔物を半殺しにし、鼻の長い天狗みたいな緑色の魔獣を以下略。
 ……結局野宿かよ、畜生。
 ちょっとした八つ当たりとして、触ると割と痛いタイプの結界を自身の周囲に展開してから眠りにつき、僕の試験一日目は終わった。


     ◇◆◇◆◇


 翌朝。
 周りで十数匹の魔獣が悶絶してた。
 が、気にする余裕なし。
 水場で体を洗い、そのまま流れる川を見つめてしばし心を無にする。
 その後、せっかくだから持ち込んだ弓を使って弓道の練習。
 心が荒む試験を今日もやるんだから、せめて今の内にできる限り心を静めておくことにした。

「うおし! じゃあやりますか!」

 陽もだいぶのぼってきた頃、僕は試験を再開した。
 気合を入れてみたところでやることといえば手加減の練習。
 辛い。

「……あれ。人が減ってるな。エルフがいない」

 気晴らしに他の人の様子でも確認しようと広げた界で、いるはずの受験者がいないことに気付いた。

「くっそ、もう終わらせたのか。合格は先着じゃないってわかってても何か焦るな」

 二日目の昼で、もう三つ捕獲したってことだろう。
 まだ諦めるには早すぎる。
 口にした独り言の通り、確かに焦りも感じていたけれど、それ以上に気合が入った気がする。
 よし。
 早速、青い球を見つけた。
 こうなればもう、触れるか否かのフェザータッチでいく。
 精神を集中させ、決して力まず柔らかく矢を番える。
 今まで青い球の中心につけていた狙いも、球体のわずかに外にらす。
 つまり、当てない。
 球のごく近くを射て、衝撃を加えるやり方だ。
 矢本体で言えば、矢羽が触れるかもしれない程度、まさにフェザータッチ。
 くくく。
 駄目だ、気が逸れた。
 ……馬鹿なことを考えて一人でウケるのはやめよう。
 うん、ここに長くいると色々危険だ。
 今日こそさっさと帰る。
 再度集中し直して、狙い通りの一点を射抜く。
 ブルッと青い球体が大きく震える。これまでにない反応だ。
 いけたか!?
 次の矢を番えながら、はやる気持ちを抑え球体を見守る。
 活動停止か、そのままか……また破裂か。
 結果は……そのどれでもなかった。
 消えた。
 消滅じゃあない。
 広げていた界に、その消失と同時くらいに新たに出現した球体の反応が引っかかった。
 ……転移か。
 !? 転移だって?

「ざけんな!! それも聞いてないぞ!?」

 思わず叫んだ。
 もしかして本当に合格させる気がないのか!?
 だがすぐに思い直す。
 そうだ、落ち着け。
 ふっ、ふっ、ふうー……。
 破裂しなかったじゃないか。
 やっとだけど、前進だ。
 なら……。
 数キロ先に出現した新たな気配を界で把握する。
 幸い遮蔽物しゃへいぶつもない。
 まだあまり慣れてないけど、新しい狙いの付け方で追撃してみよう。
 界で捕捉した物体を、景色を見ている両の目じゃなく、自分の中に別の景色を映し、そこで捉えるような不思議な感覚。
 まだ成功率はそこまで高くないけど、まるでやれないことでもない、と感じる。
 これは魔術や界を扱うようになった副産物なのかもしれないな。
 的として認識して体を、弓を、矢を向ける。
 そこからは先ほどまでと同じ。矢の遥か遠方で動き回る青い球体をかすめる一点を見つめ……そして射る。
 矢の周りに帯びていた少量の魔力が微かに尾を引く。
 球体のすぐ横を射抜いたのが、何故か確信できた。
 変わらず界で捕捉していた青い球体はまたも大きく震え、そして地に落ちた。
 破裂せず。
 木っ端微塵にならず。
 球体の、ままで――。

「っしゃあ!!」

 右の拳を握り締め、喜びを口から吐き出す。
 やった!
 やってやった!
 ようやくだけど、まだ一個だけど!
 やったんだ!!
 自身への強化魔術を再度かけて、標的が転がっているだろう場所に急ぐ。
 もちろん、あった。
 青い球があの面倒な動きをすることもなく、静かに転がっていた。
 恐る恐る近付き、手で掴む。
 壊れない。
 壊れない!

「あと二つ!」

 転移されたってわかった瞬間は、もうこの一帯を焦土しょうどにしてくれようかという荒んだ思考がアップを始めてたけど。
 我慢して良かった。
 こんな時、シブい大人の男なら、震える手でタバコを吸って我慢するんだろうか、いやタバコがどれ程の代物しろものかは知らないけど、そんなもんで我慢できるか、そうだろ畜生、とも思ったけど。
 とにかく力加減のやり方はわかった。
 攻撃じゃあ駄目なんだ。アレハヨイモノダ、メデロマコト。これこそが答えだった。
 転移されたとしても、僕の界のエリア内で済むケースがあることもわかった。なんなら試験範囲全体を界で覆えばいい。
 新しく出現した気配を知るだけなら、そのくらい範囲を広げても問題なくできる。
 身体強化みたいな状態の変化に比べて、探索とか感知は範囲を広げても比較的効果が損なわれないのが界のいいところだ。
 なにより探ってることが相手にばれないという隠密性が最高だ。
 その内に何か察知してくる輩も現れるかもしれないけど、あの有名らしい竜殺しのいかれた女、ソフィアでもわからなかったんだからそれなりに安心もできるってもんだ。
 そうして、僕のトライ&エラーが始まった。
 しかし、先の見えない試行の繰り返しじゃない。
 成功例があってのトライ&エラー。
 上等だ。
 何度失敗しても、ターゲットはまだまだ大量にある。
 そしてあと二日のうちにそれを二つ成功させれば良いんだ。
 好条件じゃないか。
 この瞬間。
 当初はそんなにやる気の湧かなかった試験は、僕にとって踏破すべきいただきに変化した。

「ん?」

 そんな時、また一つ受験者の気配が消えた。
 転移だ。
 今度はヒューマンの気配。

「はいはい、合格ならお疲れ様オメデトウ。棄権きけんならご愁傷様しゅうしょうさま。結果はどうあれ、僕が戻るまで会場にいたら食事と酒をおごるよ、同志」

 ただ今回はちょっと様子が違った。
 気配が消えてから数十分後。
 今度は気配が増えた。
 つまり新たにこのフィールドに送られた奴がいるってことだ。
 どういうことだ?
 一応、注意が必要かもしれないな。
 まあ僕には超えなきゃいけない目標があるから、邪魔しないならその人物が何をしてたっていいし。
 とりあえず、空が朱色に染まるまで赤と黄色、どっちも見つけ次第試行を続けた結果。
 見事全敗。
 じゃなく、見事黄色い球をゲットできた。
 残り一つってわけだ。
 赤い球の力加減は本当に滅茶苦茶難しい。妙な所に力が入っているからか節々が痛くなってくるし。
 が、それでも何となく感覚は掴めてきた。
 あと一日あれば、まあ問題なくいけるはず。
 昨日はなかった余裕を感じながら、今朝と同じ場所に戻って川辺で夕食タイム。
 拠点にした訳でもないけど何となくだ。
 まあ川の水に妙なものも混じってないし、魚も泳いでいて良い場所だな、とは思ってた。
 帰りの道中で見覚えのある果物と木の実を回収したあと、川でガチンコ漁をして何匹か魚を手に入れた。木の実はそのままで、魚は一応ワタを抜いて串刺しに。
 魔術で火を起こしてき火……って流れだ。
 何も食べずにフテ寝した一日目と違い、ある程度アウトドアな感じになってる。
 まだ視界は真っ暗じゃないけど、辺りは森だし夜になるのは時間の問題だろう。
 空腹を満たしたら続きは最終日に持ち越して、今日はさっさと寝てしまう方が得策だ。

「うん、中々いける。塩でもあればもっといいけど、都合よく岩塩がんえんなんて転がってないし、それを探す試験でもないからなあ」

 味付けが酸味の強い果物の汁だけだからやはり物足りなさはある。
 でも、焚き火の熱で焼いたからか元々この魚が旨いのか、予想していたよりずっと美味だったのは確かだ。
 収穫した果物と木の実同様、全部残さずに頂いた。

「……」

 完食の後、焚き火の木が時折ぜて音を出す風情ふぜいひたっていると、広げていた界の中に誰かが侵入してきた。
 これは――。
 昼過ぎに新しく来た奴だ。
 少し離れた所から、こっちの様子を窺ってる。
 焚き火の火と煙があるから見つけやすかったのか。
 そもそも、僕を〝見つけよう〟としているとしたら、それは何故か。
 まるでわからないけど。
 確実なのは、僕に悟られないようにこちらの様子を観察していること。
 あまり好意的な相手とも思えない。
 もう今日は球を狙わないから強化魔術をかけて、昨日と同様、触ると痛い結界を展開。
 界も僕本人の強化に当てる。
 幸い、大して力のある奴じゃない。
 結界が破られるようなら僕も目を覚ますだろう。
 僕にとってどういう輩かを確かめる為にも……今夜はもう寝よう。
 別に疲れてるから面倒な訳じゃない。
 うん。
 お休、み。


     ◇◆◇◆◇


 今が野宿しても苦にならない暖かい季節で本当に良かった。
 もし冬だったら、一日目で心が折れていたかもしれない。
 実に気持ちの良い最終日の朝。
 相変わらず魔獣が何匹も転がっている。
 昨夜の事があるから、少し気をつけながら連中が折り重なった辺りを見てみる。
 ……いました。
 人がいました。
 ということはつまり、寝ている僕の至近距離まで近付いてこようとした訳で。
 クロだったか。
 僕とわかっていたのか受験者なら誰でもよかったのか、いずれにせよ穏やかじゃない人ってことで決まりなんだろうな。
 そのナリも見事なまでの黒装束。
 賊ですと言わんばかりだ。
 ただ魔物と一緒に仲良くおねんねする程度の力なら、妨げにもならないな。
 つまり、僕の試験結果には影響しない人ってことになる。
 一安心ってとこだな。
 昨日よりも数が多かったので多少魔物の体を掻き分けつつ、川に向かうことにした。

「っ!」

 一瞬で膨れ上がった殺気を感じて、周囲に障壁を張る。
 瞬間、甲高い音が鳴る。音の方に目をやると、怪しく光る物体が僕の展開した壁に阻まれて勢いを失って地面に落ちた。
 投擲とうてき、刃物か。
 ソフィアとの戦いから、障壁や自己防衛は随分と練習した。
 大抵、攻撃してくる人はその瞬間には殺気を溢れさせるから、殺気を感じられるなら投擲と同時に行動を開始できる。
 僕は詠唱が早い、というか無くしたりできるのが強みだから防御は当然間に合う。
 あの黒装束、もしや寝た振りしてたのか。
 ……いない。
 いや、右か!
 右方向、しかも地面に近い方に存在を感じ、距離を取ろうと後ろに跳び退こうとする。
 敵の姿が視界に映らない。多分、姿を隠す魔術でも使ってるんだろう。
 界で存在を把握できるから、僕にはあまり意味がない術だ。

「ちっ」
「……」

 しかし、予定通りには動けなかった。
 地面を蹴った方の足首を掴まれ、バランスを崩した僕は膝をつく。あまり良い状況じゃない。
 間髪いれず姿を見せた黒装束は、僕に覆いかぶさるように襲い掛かってきた。
 無口な上に嫌らしい奴だなあ。
 武器は小太刀こだちほどの大きさの剣。
 懐にまだ何か隠しているかもしれないけど、そこまではわからない。
 最短距離で首に突き出された刃を、横から左手で直接掴む。
 刀身が濡れてる。
 粘性ねんせいが僅かにある、油じゃない液体。
 毒とか?
 だとしたら、賊じゃなくて暗殺者じゃないか。
 なんて物騒な。
 ニヤリと笑ったのか、正面にある黒装束で隠れた奴の顔が歪むのがわかった。
 液体、毒で正解みたい。
 あー、やだやだ。
 とりあえずこのブツは、折る!
 キィィン!
 と小気味いい音がして、剣は僕の手に残った先っぽ半分弱と、黒装束の手に残ったつか側半分強に折れた。
 ただでさえそこそこ頑丈な体。
 強化魔術と界、更に防具で底上げすれば、並みの刃物なんて通りはしない。
 見た目は露出した無防備な普通の手だけど、素手とは違うんですよ、素手とは。

[この程度で傷をつけられると思わんことだな]

 魔力で文字を書き出してから手にした刃を放り投げる。
 お?
 何か赤いものが散った。
 左手を見る。
 うすーく手のひらが斬れてた。
 ……。
 マジ?
 というかあれ、そんな業物わざもの
 黒装束と刃物と自分の手を順番に見ながら複雑な気分になる。
 気まずい。
 恥ずかしい。
 思わんことだな、って斬れてるじゃん。
 血ぃ、出てんじゃん。

「はぁ……」

 思わず溜息。
 どうして斬れたんだろ。
 寝起きだったから魔術のかかりが悪かったのかなあ。
 それともあの剣、ソフィアのと同じくらいよく斬れる代物なのかなあ。
 トリックを知っていたマジックを見ているつもりが、違う結果になって戸惑う。
 そんな気分だった。
しおりを挟む
表紙へ
感想 3,614

あなたにおすすめの小説

月が導く異世界道中extra

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  こちらは月が導く異世界道中番外編になります。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。