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六章 アイオン落日編
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ツィーゲ5。
突然大人気になったツィーゲの芸人集団である。
僕から見ればよくいるアイドルグループといった感じなんだけど……。
それは日本にいた頃の僕であって、まさか剣と魔法の世界で見るとは思ってなかった。
「という訳で……その、お願いできませんか?」
まさかまさかだよな。
しかもその一人が今ウチの商会に来てて僕と会ってるというのは信じがたい光景でもある。
「父が失礼な事をしたと色々な方から伺っているので、娘までと思われる事は百も承知です! でも何故だかわからないんですけどこうなってしまったからには、きちんとやるのが筋だと思ってるんです私!」
で、まったく知らない子かと言われれば冒険者ギルドで何度か顔を合わせた事がある受付さんときたもんだ。
凄いな、属性もりもりだな。
フルネームを聞けば何と最近何度か顔を合わせたバトマ商会の娘さんだというし。
大商会の娘さんで冒険者ギルドの受付。
……コネだよね。
でも真面目に働いてる様子で、そこはかとなく親近感も覚える一生懸命な娘さん。
もしかしたら彼女なりの処世術かもしれない。
まんまとやられてるかもしれない。
話くらいは聞こうと部屋に通したところ、彼女アーシェス=バトマさんが切り出したのは意外なお願いだった。
「あの、ライドウ様? お話聞いておられます?」
「あ、ええ。もちろん」
「……」
「……」
「私の新しいお仕事の所属グループって何て名前でしたっけ?」
「ツィーゲ5ですよね。何というか、正式名称は別のにした方がよろしいんじゃないかと思います」
「……本当に聞いて下さってたんですね。商人の方って、時々全然別の事を考えながら相槌を打つ事があるのでつい意地悪を……ごめんなさい」
父親がそうなんだろうか。
話については確かに所々覚えてない。
アイドルグループで、個人的に顔見知りで、更に商売仲間の娘さんなんて盛り沢山だったから少々インパクトがあり過ぎた。
レンブラント姉妹より若干強めの衝撃だった。
ユーノって名前やレンブラントさんってフレーズも何度か出たから妹の方と友達みたいなのも驚きだったけど。
「他のグループと違って皆さんは何のスキルも効果もない、純粋な歌と踊りだけでステージに上がってましたから今後について色々と悩むのも当然ですよ。あれだけ派手なステージとなると一生続けるような職業とは性格が違うのは既におわかりみたいですが」
まさしくアイドルだ。
この世界の結婚適齢期を考えれば短く鮮烈に咲いてぱっと散る花そのもののお仕事。
「はい……」
「個性の一つとして弓道を習いたいというのは……また随分と思い切りましたね」
そう、アーシェスは僕の所に弓道を教わりたいと言ってきた。
どこで知ったのかと聞けばアルパインの冒険者エルフ、ルイザが酒席で教えてくれたみたいで。
アーシェスもツィーゲっ子らしく、荒野に出る程の力はなくともそれなりに冒険者としてレベルを上げてはあるみたいで、その職というのが弓使いなんだそうだ。
で、興味を持った彼女が僕がルイザに贈った弓道着を見てこれだと感じた。
もちろん弓道の方も体を鈍らせない健康法的な位置づけで続けたいと思ったとも慌てて付け加えた。
何ともまあ、憎めない娘だ。
楽したがりだと自己評価をしているけど、本当の根っこはかなり真面目なタイプと見た。
「折角多少のスキルも覚えた弓ですし、今の私が活かせるとしたら弓道かなと。その、ルイザさんからライドウ様にとっての弓道は一種触れ難いものだから軽々に話を持ち込んだりはするなとも……注意はされてまして。でも決して軽い気持ちという訳でもなくて……」
「良いですよ」
「ですよね! ただでさえお忙しいのにユーノならともかくバトマの娘になんて――ん?」
「お教えしても構いませんよ。弓道が僕にとってある意味で神聖なものだというルイザの言葉も嘘ではありませんが、だからといって他人にまで押し付けようとは思いません。どんな動機であれ真面目に学びたいというのであれば歓迎します」
「ほ、本当ですか!?」
「はい。ただアーシェスさんが気遣ってくださったように、僕もあまり時間が取れる訳ではありません。なので一対一で教えるような事は出来ないという事と、ある程度まで教えたら後はルイザに引き継ぐ予定でいる事を了承してもらえれば……お教えしましょう弓道」
というかだ。
ルイザが返ってこないんだよね。
正確にはアルパインの面々が、だけど。
戻ってきてさえいればルイザに紹介するだけで事は済んだような気がする。
ま、いっか。
弓道についてはラジオ体操と同じくウェイツ孤児院でちょいちょい教えてるし。
そこにこの娘も混ぜれば良いだけだ。
孤児たちが大きくなって冒険者を目指す時に、馴染んだ武器が一つでも多い方が良い。
実際の獲物を用意して狩りの練習をするような弓術の訓練は頻繁に出来るものじゃないけど、弓道なら街の中でも十分に出来るから。
そのものずばりの弓道となるとこの世界では堅苦しいから、ルイザはともかく子どもに教えるものとして多少マイルドにしてる。
アーシェスでも十分対応できるだろう。
「うおっしゃああ!」
「うおっしゃあって」
「っ……」
「……ええと、ではこちらも準備がありますので明後日移行で都合の良い日を教えてもらえますか」
「明後日でお願いします、その今のは聞かなかった方向でお願いします。私、まだ結婚決まってない身で」
「アイドルとして活動するなら、きっとすぐに引く手あまたになりますよ。ええ、じゃあ明後日で。場所はウェイツ孤児院で行います」
「ウェイツ……! わかりました」
安心したのか素が出てき始めたかな。
彼女は荒野対応じゃない方の冒険者ギルド職員だ。
明るくて優しくてコミュ力も高い。
受付だけに見栄えも良い。
曲者も少なくない冒険者相手の仕事だからそういう能力を求められるし、当然素の自分とは違う部分もある。
真逆ではないまでも仕事では見せない部分というのもあるわな。
……なるほど、つまりアイドルに転身するだけの素地はあったって事なのかな。
どこまでが計算でどこからが閃きなのかレンブラントさんについては本当に分かり難いんだけど、人選という意味でアーシェスは適任な気もする。
そもそもアイドルがツィーゲで成立するのかという部分ではまだ疑いを持ってる僕ですが。
「失礼致します」
「ああ、澪」
「み! みっ、みみみみみみ澪様!? ああああ、そんな私など客ですらありませんのでどうぞおお構いなくぅ! もうすぐに帰りますので、お茶など、もう、はぁぁぁぁぁぁぁ」
おい。
僕と澪で随分と態度が違わねえですかね、アーシェス。
……まあ澪は僕がここを離れてる間も冒険者ギルドに出入りもしてる。
認知度が高いのもわかる。
けど圧倒的過ぎるだろうに。
それも……なんだ?
恐怖というよりも興奮してテンパってる感じに見えるぞ?
「お茶をお持ちしました」
「ありがと」
「……何かのご相談ですか?」
「え、うん。こちらの、冒険者ギルドの受付をしてたアーシェスって娘さんなんだけどね。こないだの戦争で、外壁のとこで夜ごとにライブをしてたメンバーに選ばれちゃったらしくて」
「まあ、あの……確かツィーゲ5とかいう不憫な名前をつけられた」
「はわわわ……」
はわわってお前。
何故顔真っ赤なんだアーシェス。
まさか女が女を好きで何が悪いか的な事まで言い出すんじゃないだろうな。
今も既にかなり個性的に仕上がってるから、この先はリスクしかないと思うぞ。
さっき結婚がどうこうって言ってたんだから自重しとけよ。
「そ。でね、アイドルとして活動するにあたって個性の一つとして弓道を学びたいって話」
「へぇ、弓道ですか。若様が手ずから個人指導を?」
「いや、ウェイツ孤児院の子たちと一緒に教えようと思ってる。ルイザの時みたいな事はないよ」
「それならばついでになりますね。あら、でも」
お、流石は澪。
僕が頼もうとした事について察してくれたみたいだ。
嬉しいね、こういうの。
「頼めるかな」
「わかりました。段取りをつけておきます。二日後朝でしたら無理もないかと」
「問題ないよ。お願い」
「では失礼致します。アーシェス、折角用意したのですからきちんと味わっていくのも礼儀ですよ。ごゆっくり」
よし。
これでアーシェスの弓道着もばっちりと。
もう話す事もないし、お茶を飲みつつ世間話でもしてお帰り頂こうか。
「お、お、お話をしてしまった! 澪様と、直接!」
……あれは会話、なんだろうか。
ちょっと違ったような。
「そりゃうちの従業員ですから、ここに来てればそういう事だってありますよ」
「ライドウ様、澪様はですね!」
「え、あ……はい」
そして。
僕はこの街における深い深い闇の一端を懇切丁寧に教えられる事になった。
それはある意味で黄昏街よりも根が深く、僕が全く気付かぬまま日常を浸蝕していたのだった。
突然大人気になったツィーゲの芸人集団である。
僕から見ればよくいるアイドルグループといった感じなんだけど……。
それは日本にいた頃の僕であって、まさか剣と魔法の世界で見るとは思ってなかった。
「という訳で……その、お願いできませんか?」
まさかまさかだよな。
しかもその一人が今ウチの商会に来てて僕と会ってるというのは信じがたい光景でもある。
「父が失礼な事をしたと色々な方から伺っているので、娘までと思われる事は百も承知です! でも何故だかわからないんですけどこうなってしまったからには、きちんとやるのが筋だと思ってるんです私!」
で、まったく知らない子かと言われれば冒険者ギルドで何度か顔を合わせた事がある受付さんときたもんだ。
凄いな、属性もりもりだな。
フルネームを聞けば何と最近何度か顔を合わせたバトマ商会の娘さんだというし。
大商会の娘さんで冒険者ギルドの受付。
……コネだよね。
でも真面目に働いてる様子で、そこはかとなく親近感も覚える一生懸命な娘さん。
もしかしたら彼女なりの処世術かもしれない。
まんまとやられてるかもしれない。
話くらいは聞こうと部屋に通したところ、彼女アーシェス=バトマさんが切り出したのは意外なお願いだった。
「あの、ライドウ様? お話聞いておられます?」
「あ、ええ。もちろん」
「……」
「……」
「私の新しいお仕事の所属グループって何て名前でしたっけ?」
「ツィーゲ5ですよね。何というか、正式名称は別のにした方がよろしいんじゃないかと思います」
「……本当に聞いて下さってたんですね。商人の方って、時々全然別の事を考えながら相槌を打つ事があるのでつい意地悪を……ごめんなさい」
父親がそうなんだろうか。
話については確かに所々覚えてない。
アイドルグループで、個人的に顔見知りで、更に商売仲間の娘さんなんて盛り沢山だったから少々インパクトがあり過ぎた。
レンブラント姉妹より若干強めの衝撃だった。
ユーノって名前やレンブラントさんってフレーズも何度か出たから妹の方と友達みたいなのも驚きだったけど。
「他のグループと違って皆さんは何のスキルも効果もない、純粋な歌と踊りだけでステージに上がってましたから今後について色々と悩むのも当然ですよ。あれだけ派手なステージとなると一生続けるような職業とは性格が違うのは既におわかりみたいですが」
まさしくアイドルだ。
この世界の結婚適齢期を考えれば短く鮮烈に咲いてぱっと散る花そのもののお仕事。
「はい……」
「個性の一つとして弓道を習いたいというのは……また随分と思い切りましたね」
そう、アーシェスは僕の所に弓道を教わりたいと言ってきた。
どこで知ったのかと聞けばアルパインの冒険者エルフ、ルイザが酒席で教えてくれたみたいで。
アーシェスもツィーゲっ子らしく、荒野に出る程の力はなくともそれなりに冒険者としてレベルを上げてはあるみたいで、その職というのが弓使いなんだそうだ。
で、興味を持った彼女が僕がルイザに贈った弓道着を見てこれだと感じた。
もちろん弓道の方も体を鈍らせない健康法的な位置づけで続けたいと思ったとも慌てて付け加えた。
何ともまあ、憎めない娘だ。
楽したがりだと自己評価をしているけど、本当の根っこはかなり真面目なタイプと見た。
「折角多少のスキルも覚えた弓ですし、今の私が活かせるとしたら弓道かなと。その、ルイザさんからライドウ様にとっての弓道は一種触れ難いものだから軽々に話を持ち込んだりはするなとも……注意はされてまして。でも決して軽い気持ちという訳でもなくて……」
「良いですよ」
「ですよね! ただでさえお忙しいのにユーノならともかくバトマの娘になんて――ん?」
「お教えしても構いませんよ。弓道が僕にとってある意味で神聖なものだというルイザの言葉も嘘ではありませんが、だからといって他人にまで押し付けようとは思いません。どんな動機であれ真面目に学びたいというのであれば歓迎します」
「ほ、本当ですか!?」
「はい。ただアーシェスさんが気遣ってくださったように、僕もあまり時間が取れる訳ではありません。なので一対一で教えるような事は出来ないという事と、ある程度まで教えたら後はルイザに引き継ぐ予定でいる事を了承してもらえれば……お教えしましょう弓道」
というかだ。
ルイザが返ってこないんだよね。
正確にはアルパインの面々が、だけど。
戻ってきてさえいればルイザに紹介するだけで事は済んだような気がする。
ま、いっか。
弓道についてはラジオ体操と同じくウェイツ孤児院でちょいちょい教えてるし。
そこにこの娘も混ぜれば良いだけだ。
孤児たちが大きくなって冒険者を目指す時に、馴染んだ武器が一つでも多い方が良い。
実際の獲物を用意して狩りの練習をするような弓術の訓練は頻繁に出来るものじゃないけど、弓道なら街の中でも十分に出来るから。
そのものずばりの弓道となるとこの世界では堅苦しいから、ルイザはともかく子どもに教えるものとして多少マイルドにしてる。
アーシェスでも十分対応できるだろう。
「うおっしゃああ!」
「うおっしゃあって」
「っ……」
「……ええと、ではこちらも準備がありますので明後日移行で都合の良い日を教えてもらえますか」
「明後日でお願いします、その今のは聞かなかった方向でお願いします。私、まだ結婚決まってない身で」
「アイドルとして活動するなら、きっとすぐに引く手あまたになりますよ。ええ、じゃあ明後日で。場所はウェイツ孤児院で行います」
「ウェイツ……! わかりました」
安心したのか素が出てき始めたかな。
彼女は荒野対応じゃない方の冒険者ギルド職員だ。
明るくて優しくてコミュ力も高い。
受付だけに見栄えも良い。
曲者も少なくない冒険者相手の仕事だからそういう能力を求められるし、当然素の自分とは違う部分もある。
真逆ではないまでも仕事では見せない部分というのもあるわな。
……なるほど、つまりアイドルに転身するだけの素地はあったって事なのかな。
どこまでが計算でどこからが閃きなのかレンブラントさんについては本当に分かり難いんだけど、人選という意味でアーシェスは適任な気もする。
そもそもアイドルがツィーゲで成立するのかという部分ではまだ疑いを持ってる僕ですが。
「失礼致します」
「ああ、澪」
「み! みっ、みみみみみみ澪様!? ああああ、そんな私など客ですらありませんのでどうぞおお構いなくぅ! もうすぐに帰りますので、お茶など、もう、はぁぁぁぁぁぁぁ」
おい。
僕と澪で随分と態度が違わねえですかね、アーシェス。
……まあ澪は僕がここを離れてる間も冒険者ギルドに出入りもしてる。
認知度が高いのもわかる。
けど圧倒的過ぎるだろうに。
それも……なんだ?
恐怖というよりも興奮してテンパってる感じに見えるぞ?
「お茶をお持ちしました」
「ありがと」
「……何かのご相談ですか?」
「え、うん。こちらの、冒険者ギルドの受付をしてたアーシェスって娘さんなんだけどね。こないだの戦争で、外壁のとこで夜ごとにライブをしてたメンバーに選ばれちゃったらしくて」
「まあ、あの……確かツィーゲ5とかいう不憫な名前をつけられた」
「はわわわ……」
はわわってお前。
何故顔真っ赤なんだアーシェス。
まさか女が女を好きで何が悪いか的な事まで言い出すんじゃないだろうな。
今も既にかなり個性的に仕上がってるから、この先はリスクしかないと思うぞ。
さっき結婚がどうこうって言ってたんだから自重しとけよ。
「そ。でね、アイドルとして活動するにあたって個性の一つとして弓道を学びたいって話」
「へぇ、弓道ですか。若様が手ずから個人指導を?」
「いや、ウェイツ孤児院の子たちと一緒に教えようと思ってる。ルイザの時みたいな事はないよ」
「それならばついでになりますね。あら、でも」
お、流石は澪。
僕が頼もうとした事について察してくれたみたいだ。
嬉しいね、こういうの。
「頼めるかな」
「わかりました。段取りをつけておきます。二日後朝でしたら無理もないかと」
「問題ないよ。お願い」
「では失礼致します。アーシェス、折角用意したのですからきちんと味わっていくのも礼儀ですよ。ごゆっくり」
よし。
これでアーシェスの弓道着もばっちりと。
もう話す事もないし、お茶を飲みつつ世間話でもしてお帰り頂こうか。
「お、お、お話をしてしまった! 澪様と、直接!」
……あれは会話、なんだろうか。
ちょっと違ったような。
「そりゃうちの従業員ですから、ここに来てればそういう事だってありますよ」
「ライドウ様、澪様はですね!」
「え、あ……はい」
そして。
僕はこの街における深い深い闇の一端を懇切丁寧に教えられる事になった。
それはある意味で黄昏街よりも根が深く、僕が全く気付かぬまま日常を浸蝕していたのだった。
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