アラサー底辺女だけど聖女と呼ばれる異世界の王女に転生したから前世の分まで幸せになるために好き勝手に生きることにした

自己評価の高いアラサーの干物女、故に厄介。

それが彼女への周囲の評価だった。

自分の事は棚に上げて他人を見下し貶す。
自分を認めない世界の方がおかしい、と。
そんな彼女とは関わりたくないと……周囲に人はいなくなっていった。

…………。

『私』は生まれ変わった。
俗にいう異世界転生? ってやつだ。
意識が『私』になったのは肉体が十四歳の時だった……だから転生ではなく憑依? ってやつなのかもしれない。
まぁ、そんなことはどうでもいい。

今の私は――この世界でもっとも栄えている国の王女にして絶世の美少女。
さらに『聖女』なんて称号もあるのだ。
さらに……『魅了』なんていう私にぴったりのスキルまで持っている。

私はこの地位、権力、スキル……全てを使って好きなように生きてやる。

私が絶対。
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女は道具。
俗にいうイイ女は蹴落としてやる。
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そんなお話。


主人公はクズ、ゲス、最低です。
『ざまぁ』される側のお話です。



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